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日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

春節はネット環境が最悪

2011-02-07 | 中国EC事情・淘宝
担ってしまうんですが、他の上海におすみの方は如何ですか?

通常の土日の午前中は比較的回線が良くて、土豆で子供の希望でゴセイジャーとかウルトラマンとかを見ているんですけど、今回の春節は全く駄目でした。

商売的にも、今年は宅急便会社の帰省が雪のおかげで早まっており、結構な影響を受けていますね。旧正月中のオーダーは激減しており、明日辺りから復活するのでしょうが、この安定性の無さはどうにかならないかな。

LAMIUが紹介されましたね

2011-01-26 | 中国EC事情・淘宝
創業者の一人は日本人!
東京発ブランド「LAMIU」が
中国の女性用下着EC市場で快進撃を続ける訳


と題して。ダイヤモンドに中国ECの成功企業ラミューが始めて紹介されましたね。

中国で成功している日系EC企業といえば、ユニクロとDHCなんですが、日本人が投資している中国人社長の企業ラミューんについては、中国ECに関わる人の中では隠れた有名企業でした。

記事にも記載されていますが、前振りはともかく
・SPA型で利益率の高いモデル
・女性向け下着を日本発を表に出している
・価格は100元以下と低価格
・大規模な広告投資
・リアル店舗の展開

何ですね。何度か僕が言っている中国ECでの成功の為の必須条件をその通りに実行しています。そして中国人社長だからこそできるのだろうという点は、

日本を表に出していること。もともと日本に店舗は無いのですが、本当に日本発と顧客に見せる為に、わざわざ日本にも店舗を作るという話をだいぶ前に聞きました。この辺は中国的ですね。

価格も鍵で、我が家や親戚の比較的経済的に豊かな女性たちはワコールの下着を愛用していますが、当地では価格は200-300元はします。一方、給与が月2-3千元のうちのスタッフたちが買う下着は一般に100元以下です。何度も言いますが、25歳以下の女性はまだまだ所得は少ないので、高価な物はそんなに買えません。

今後の展開として価格帯を分けたブランド戦略をとっていくと記事に掲載されていますね。これも資生堂の成功要因と一緒で、日本企業、特に日本との価格差を考えるべきアパレルでは必要な事なのですが、全くの正解でしょう。


このラミューは決して日本企業ではなく、中を見ていくとそのやり方に関して賛否両論の声が出るでしょうが、中国で成功する企業としての最低必要条件を備えた企業です。

タオバオモールより価格帯が高いから独自サイトというコメントは。。。独自サイトのブランド力しだいですが、これは今のラミューにははまらないのじゃないかな。安いですもの。


中国、宅急便やが休みだした

2011-01-20 | 中国EC事情・淘宝
毎年恒例ではあるものの、今年は例年より早く宅急便やサンが休み始めました。

一昨日からなんですが、上海から発送するのに地方の2級都市以下には僕らが使っているユンダ宅急便は送れないとの事。

四川省なら成都まで、湖北商なら武漢まで、などなど

そうすると非常に困るわけで、郵便かもう少ししっかりした宅急便やさんで送るんですが、両方とも荷物を持ち込まなきゃいけない。

旧正月前は次々に地方に遅れなくなるのですけど、今年は中国も全国的に雪が多く、皆交通を懸念してさっさと帰省しいるらしいですね。

今日も上海は大雪。

子供を幼稚園に送っていったら、さすが日本の子供。外で雪と遊びまわっていました。

一方、中国の幼稚園はこういう日は外には子供は出さない。





日曜夜11時半に無理な注文

2011-01-18 | 中国EC事情・淘宝

今日は朝から雪が降っています。今シーズン2回めなんですが、2004年以降上海で雪が2回も降ったのは初めてじゃないかな。ふらない年も多かったんですけど。。

昨日まで黄山周辺に行ってきたのですが、日曜の夜11時半頃に妻のところに電話が入り、あれこれとやり取りをしていました。

 

粉ミルクを受け取ったけど、9ヶ月以下のものと、3歳以下の物とを間違って送ってしまった。

 

今すぐ必要なので取りにいくから場所を教えてくれ。

 

という趣旨で、こちらに完全に非があることは確かなのですが、場所は上海からバスで5時間もかかるところにいますし、まさか社員を呼ぶ時間でもありません。かなり怒りを買って、なんとか翌朝手配するということで納得してもらいましたが。

 

思うこと

本来あってはならない配送ミスが原因なのでこちらが悪い、その原因は、ロケーションの悪い事務所に移転したことによる社員のモチベーション低下と退職にある。

 

もう一方でお客さんに関しては、こういうミスが原因ではないけれど、物がなくなったから今すぐ欲しいというニーズは非常に高い。これは、中国人がこぷつう事情を見ても解るとおり日本人異常に気が短いのが多いともいえるが、もっと考えるととにかく計画性というものが無いことも大きい。相手の感情を見る、将来を予測する、こういう点は著しく弱い人が多い。

 

土壇場の底力に驚かされる一方、物事一般にぎりぎりにならないと進まない。こういう局面は中国で仕事している人は社員に対して感じるでしょうが、消費者の消費行動にも表れている気がします。

 

であるなら、どう対処するか。

 

てとこですね

 

 


すっげ。タオバオ4百万店舗だって

2011-01-17 | 中国EC事情・淘宝
淘宝首页> 店铺街> 所有店铺(4033079)

 競合を調べようとしていたんですが、タオバオC2Cの店舗数がなんと4百万を越えていました。

 だいぶ前に2百万店舗だったので、それを資料にプレゼンしていたんですけど、どうもその数字を色々な人が転載しているのか、タオバオの店舗数と言えば200万とか250万とかってのを最近日本で出ている本でみたんですけど、すごいっすね。

 4百万かよ。。

 ちなみに、最近はタオバオC2Cは厳しいからタオバオモールに出店しましょうって勧誘する会社が増えたみたいですけど、このタオバオモールは6万店突破して、さらに毎日数百店も出店していると聞きました。
 
* 所有类目 (28579)

 でも、実際には2万8千店舗のようです。

 上記の4百万にはこの2万8千のタオバオモールも含まれますが、2万8千って今の日本の楽天と同じくらいじゃないでしょうか?

 したら、どっちも大変ですよね。簡単にはお店は認知されないから。タオバオモールに出ると、特定の商品カテゴリーでは上位表示されるのがメリットになるのですが、そのすぐ下にc2cサイトの同じ商品が並ぶので価格差がすぐにわかってします。

 そして、人気を計るのに販売数量でソートできちゃうので、同じ商品があるとモールで買うより、信用度の高いC2C店舗で買っちゃうユーザー結構多いんですよね。

 うーん。

ベビー分野を調べると出店数は4つのカテゴリーに分かれ以下のとおり
奶粉/辅食/营养品(22315)
尿片/洗护/喂哺等用品(48794)
益智玩具/早教/童车床/出行(49379)
童装/童鞋/孕妇装(157221)

27-28万店舗ですね。この中で上位50位以内とか5位とかってのは結構凄いですよね。

でも、知れているんです。。中々今のサイトでもそんなに新しいものは売れない。。やり方の問題なのかもしれません。色々中国向け物販におけるECやタオバオ(実質タオバオ=中国ECに近い実態が特にベビーではあるのですが)、色々限界や問題が見えて、完全に手を抜いていたのですが、もう少し利用価値を模索すべきかな。

  嫁のお遊びで始め。開始早々4百万円も詐欺に会ったおかげで、私もどっぷり使って何とか立ち上げて、この1年近くは在庫管理や広告などでかなり不満を妻にぶちまけていましたし、売上げも思ったほどは伸びたわけでは無い。嫌気さして昨年の夏からはほぼほっぽっているんですけど、結果は結果でほめてあげないとだめですね。

 でも。。

 ガッチリ、予定したことをやることができればモット伸ばせたはずで、そういう意味では非常にレベルの低い市場なんだろうな。

だいたい、とんでもない所に倉庫移したおかげで従業員もやる気を無くしており、私も完全に愛想つかして、そのおかげでイベント参加で売上げだけはまぁまぁだけど、信用評価では悪い評価えらく増えて停滞感があるんですが。。このままだと今年はちとやばいんですけど、売上げはある程度は歩っぽいても維持できそうなんですよね。

 つまんない市場だけど、バブルで伸びている市場というのはこんなもんなんでしょうね。確かに日本のバブル時代なんて、あれだけなぁなぁの関係で売り買いしていたわけで、そりゃ稼ぐのは楽だったのだと思います。今はしんどそうですけど。

 中国でも高く評価されるのは嬉しいのですが、その評価基準とかをもっと明確にして欲しいものです。悩んじゃうよな、見切りつけたはずの市場で好評価うけると。

 
 ここで売れない??そっちが不思議だったりして。。


 売り方次第でしょうね。後予算か。もうひとつは頭かな。。まぁ、根本的に売るのが難しいものも多いですけど。やっぱ文化や歴史が異なる国ですから。

2010年度タオバオベビー分野のトップ5位だって

2011-01-16 | 中国EC事情・淘宝
 昨日から黄山という所にある温泉地に、儀父母を交えた家族旅行に来ています。中国の温泉についてブログに書くかなと思っていたのですが、ふと競合でも久々に見ようかとタオバオの中で店舗検索をしようとしたところ、

2010淘宝店铺评选母婴

なんて出てきたのでクリックしたら。。

おー、なんと5番目に表示されているジャン。

金クラウン4つに、タオバオ商城が2サイト掲載されている。クラウンじゃない店も表示されているなぁ。

基準は成長率と妻は言うのですが、1位みたら歴史は僕らより長いし、売上げなら金クラウンのほうがVCから金が入って急速に伸びているだろうし、基準は良くわかりません。

まぁ、中国のタオバオのベビー分野でタオバオモールをあわせて第5位か。この前は週間売上げで5位だったし、そういう意味ではまぁ良いですよね。

しかし、今までベンチマークしていた競合6店舗中2店舗しかこの中に入っていない。そして僕らより順位は下。何なんだろう。彼らはクラウン4つか5つで、僕らにとって信用数では上位であり、価格下げられたりかなり目障りな存在だったのですが。

タオバオに関しては販売数量とかが出てくるのですが、ごまかせるのかな。

彼らこの前の週間売上げのトップ100にも入っていなくて、一方でサイトに表示される商品の販売量を単価にかけると僕らより売上げは多いはずなんですが。。

どなたかご存知ですか?



中国への輸出も“土産”も禁止 粉ミルクメーカーが被る大打撃

2010-12-22 | 中国EC事情・淘宝
ダイヤモンドより

中国への輸出も“土産”も禁止 粉ミルクメーカーが被る大打撃
日中の通商摩擦の行方が不透明な現状に、各メーカーの歯がゆさは募るばかりだ
 レアアース(希土類)だけではない。粉ミルクでも中国との通商摩擦が顕在化している。

 2010年4月、日本で発生した口蹄疫の伝播を防ぐため、中国政府は日本産粉ミルクの輸入を中止した。9月中旬にいったんその解除を宣言したものの、関係者によると、いまだ税関で差し止められているという。中国では08年のメラミン事件以来、粉ミルク市場の約70%を外資が占め、外資主導で価格をつり上げていることなどが、政府の懸念材料となっていた。

 明治乳業、森永乳業、和光堂など日本の粉ミルクメーカーは、中国市場で売り上げを伸ばしてきた。売り上げ全体に占める海外の比率はまだ10%程度だが、たとえば明治乳業は中国向け製品の生産ラインを新設するなどして急激に拡大する需要に対応した。

 農林水産省の調べでは、09年の日本から中国への粉ミルクの輸出実績は2044トン、金額にして17億4400万円だ。07年と比較すると、約5倍にも増えている。

 事実上の禁輸を受けて、明治乳業は中国向けの生産を停止した。輸出用製品の在庫は余っており、このままでは11年度の生産計画も見直さざるをえない。

 被害は輸出品だけではない。日本を訪れた中国人観光客が購入し持ち帰る“土産”も、中国税関に押収されているというのだ。その額は莫大で、「輸出分に匹敵するほどだ」(業界関係者)という。

 たとえば、和光堂にとって粉ミルクは、全売り上げの約4割を支える重要な収益源だが、「10年の粉ミルクの売り上げは09年実績を10%ほど下回る見込みだ。土産需要の減少が効いている」と、ある幹部は明かす。

 中国との通商リスクは、ここにも存在していた。
http://diamond.jp/articles/-/10545

 へえー。。まだ入ってきていないんだ。

 さて、中国向けの輸出額が書いていますけど、なぜ香港向けは記載しないのでしょう。5倍?そんなものじゃないですよ。

 森永って中国向けに輸出していたのかな?聞いたこと無いけど

 和光堂?全体の営業に影響するほど売れているのか?

 お土産?今は正常化しているはずだけど。

 明治が中国向け生産ライン拡大?生産ラインを拡大したのは事実だけど、それは中国向けのものか?まぁ、実質中国に流れるということは認識した上での拡大だったはずではあるけれど。

 外資主導で価格を吊り上げているって言う中国側に関する報道も、関税や食品検査などが結構その原因でしょう。どこの外資も少なくともミルクそのものは外国製で、製罐だけ中国だから。

 問題は粉ミルク市場シェア上位は軒並み欧米系企業な事。トップ企業の中国での売上げは、日本の粉ミルク市場全体より多いもの。

 ちなみに、各メーカーの輸出向けは売上げの10%と書いているけど、香港その他向けを入れれば25%近いはず。

 統計くらい調べてから記事かけよ。

タオバオで成功するには

2010-12-17 | 中国EC事情・淘宝
 ダイヤモンドに斉藤さんの記事が掲載されていますが、今回は 「心藍T透」というサイトが紹介されています。売り上げは3位ということですが、トラフィックでは既に檸檬緑茶という従来トップと追われていたサイトを抜きNo1になっている店です。檸檬緑茶も卸売りの売り上げが多いのでこのサイトも同じかもしれませんが、中国のEC、特にタオバオで成功する店の要素が一部書かれています。

日本企業も顔負けの顧客第一主義と従業員重視 タオバオ最大級の化粧品専門ショップ「心藍T透」の創業者夫婦が語る中国EC成功秘話

 中国ECの売れ筋商品として、「アパレル」「日用雑貨」「携帯電話」「書籍・DVD」等と並んで、市場を牽引しているのが「化粧品」カテゴリーと言われる。

 この化粧品カテゴリー、タオバオの2010年4~6月期の売上実績に拠ると、約39億元(約500億円)の取引実績がある。実績データを詳しく見ると、購入者の75%は女性で、平均単価は210元、購入商品の75%はスキンケア関連が占めている。

 年齢分布では、全体の40%を25歳~29歳、次いで20%を30歳~34歳が占める。一般的に若年層・低購買単価と言われる中国ECユーザーと比較して、化粧品の購買層は購買単価も年齢分布も少し高い傾向がある。

 一方、化粧品を扱う店舗は、海外ブランドの新規参入も増加傾向で、並行輸入品、偽物商品を扱う店舗も多いので、玉石混交で競争の激しいカテゴリーと言える。

 このような化粧品カテゴリーの中で、タオバオのCtoCショップとして、第3位の売上規模を誇るのが、「心藍T透」だ。経営者は26歳の夫婦。2人は大学在学中からタオバオでの店舗運営を始め、2006年に大学を卒業、2009年に結婚。二人三脚で店舗を運営してきた。 

・「心藍T透」は、月商1500万元(約1.8億円)、取り扱いアイテム数6000件、スタッフ100名を率いるタオバオ上でも有名なECサイト。直近1年で売上が3倍 驚異の成長力とのこと!

・2004年にIDを取得、06年に大学を卒業したのを機に、本格的にお店の運営を始めました。

・当初は、主に化粧品。その後、化粧品店以外に「インテリア用品」と「アパレル」を扱う2つの専門ショップ(CtoC店舗)も立ち上げた。

・各店舗間で相互に店舗紹介をしており、系列店舗で買い物をしても、ユーザーには、まとめて商品発送しています。

・4クラウンまでは、実際私達2人で運営していた。2007年11月に5クラウンになった頃、外部との取引や人材採用等を考慮して、会社を設立した。当時の売上は、100万元くらい。08年10月に1ゴールドクラウン、09年3月に2ゴールドクラウン、2010年4月に3ゴールドクラウンと信用実績を伸ばし、2009年初頭に月商500万元を超えた。

・現在は、新規ユーザーが急激に増えており、化粧品店のみで月商1500万元に達しています。運営スタッフは、85人程度です。チャットでの顧客対応に約25名、デザイナーおよび店舗運営に約20人、商品配送等に約40人という構成です。店舗で使用する画像は、全て自社で撮影、加工しています。

・中国ECにおけるチャットは、販売促進、カスタマーサポート上、非常に重要。「心藍T透」では、約25名の社員がチャットでの顧客対応を午前8時から深夜2時まで行っている。チャットを介さない直接注文率は全体の30%程度。

現在の売上は、海外ブランドの高級品が 30%、ミドルクラス商品(国内で正規流通していない海外ブランドも含む)が60%、そしてその他の国産等の低価格帯商品が10%という構成です。そのため、海外ブランドの品揃えは重要な競争力となります。各国での市場動向は常にチェックして、仕入れに役立てています。

・日本の化粧品雑誌を定期購読したり、@コスメなどのWEBサイトを閲覧したりして、ランキング情報等を参考にして仕入れを決めている。以前は各国で代理購入したものを、個人名義で通関して輸入していましたが、現在はメーカーから直接仕入れるケースも増えています。韓国ブランドについては、韓国の化粧品協会と話して、効率よく仕入れる体制を準備しています。

・物流機能の内製も強みです。自社倉庫にて商品の保管、ピッキング、梱包、発送を行っており、他店より早く発送できるように努力しています。送付先が上海であれば1日~2日、他地域でも2日~3日で到着する体制が構築できています。現在の出荷数は1日約2500件です。

・今後は、タオバオ以外にも易趣(イーベイ)、拍拍(パイパイ)等でもショップを運営することで、「BtoCの総合EC運営企業」として他社ブランドの商品販売というビジネスは、引き続き強化していきます。

 また、化粧品を中心に自社ブランドの開発、育成にも力を入れていきます。自社ブランドに関しては、ネット販売だけでなく、リアルな流通チャネルにも販路を広げていく予定です。

http://diamond.jp/articles/-/10487?page=3

 有名なサイトですし、売り上げはこんなものだろうと思います。でも、売れているのはやはり輸入化粧品。この店のアドレスはここですが、ちょっと見てみてください。特に価格を。輸入化粧品でこの価格。関税や営業税で日本化粧品の正規輸出価格は日本の倍近くになってもおかしくないのですが。。
http://shop1450644.taobao.com/

 売上げが僕らの10倍のサイトと比べるのはおこがましいですが、内容的には分野が違うとはいえ同じですね。今後の方向性も同じような考え方です。

 学ぶべきかなというのは
・韓国製品に関しては、韓国側が積極的に販売している(おそらくこういう輸出形態ということを承知した上で)。
・物流配送員を自分たちで抱えている(おそらく上海近辺だけでしょうが)。
・自社ブランド開発。
・直近1年で売上3倍ということは、相応の資金調達をした。もしくはできる。売上構成を考えればグレーゾーンをわたっているがこの国ではネックにならない。

 面白いのは私は知らないブランドですが、Thatgirlという日本のノーブランド品をプロモしていますね。というか、検索してもでてこないし、日本語変だし、これって日本製品に見せかけた自社ブランド化粧品を販売しているのでしょう。こういうやり方が中国的ですね。

http://xltt.taobao.com/view_page-14678852.htm

 水貨(密輸入品)と偽者。

これが中国のタオバオで成功する秘訣であることに変わりはないという典型例です。



中小支える“次のアリババ” 敦煌網

2010-12-16 | 中国EC事情・淘宝
中小企業向けのBtoB仲介サービスで頭角を現す。仲介から決済、配送までのワンストップサービスを提供。成功報酬モデルを武器に、巨人アリババを追う。

 中国のネットビジネスの巨人と言えば、阿里巴巴(アリババ)グループだ。世界最大のBtoB(企業間取引)仲介サービスとなったアリババ・ドット・コムを中核に、中国のネットビジネスブームの火つけ役となった。ただ中国には既に「第2のアリババ」を狙うベンチャー企業も生まれている。北京に本社を構える敦煌網(トゥンファンワン)(DHgate.com)だ。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101214/217536/?P=1

ということで日経ビジネスに紹介されているB2B企業があります。会社については記事をご覧ください。

 さて、英語で検索するとこういう事で。。まぁ、ここだけに留まらない話ですから非難しているわけじゃありません。

 dhgate
I joined with dropshipper company, one of their sites directed me to dhgate.
I was thrilled with the cheap prices on this site. However and here it comes,
The callaway clubs that were advertised on this site were cheap, (should have been the first red flag). However I bought them, and started selling them on ebay which I did, until I got a phone call from one of the buyers, who said they are not real. Well, I returned his money, and stopped all of my sales on Ebay. I wrote to the vender on dhgate and he said he will only give me back little money, but I must pay shipping to send them back. This and the other clubs went into dispute. Now my question is why dosen't the dropshipper step in, and why dosen't paypal and dhgate themselves, get involved, they have to know what crap is being done on this site.
PS Never got my money back. Stay away from Dhgate.

タオバオC2CにもVCが来るそうな

2010-12-10 | 中国EC事情・淘宝

タオバオのC2Cの中では、ベビー用品分野で中国第五位をゲットしたと、偉そうに記事を書きました。

ところで、1位や2位のサイトは年商が10億円あるのですが、我々がそこを目指せるか??

 

実は容易じゃないんです。

 

ていうのも、この国では一般的には仕入れは現金。もちろん日本でも現金取引になっています。今の

月1500-2000万円の売上を上げるには、結構在庫をコントロールしてもやはり1.5月から2ヶ月

分は在庫を持つ必要があります。ってことは、それだけの現金がないと売上は作れないんですね。

 

で、そろそろ僕らは限界点かなと。

 

で、なんで上位の店舗は中国人なのにそんなにお金があるのだろう。どう考えたって利益率は僕らより

低いはず。

 

だって、彼らも僕らと同じ商品扱っているけど、かなり中国調達の商品も多い。それに、価格は安い。

一方社員数が100名もおり、売上が5分の1の僕らは今はたったの五人。アイテム数が僕らの4倍

あるけど、倉庫スペースは僕らの8倍の3000m2.


全然コストが違うので本当に儲かっているのかな?

 

って思っていました。

 

でも、No2のオーナーはしっかりBMVに乗っている。。。

 

歴史がともに僕らより4年くらい早いので、競争の緩いその間に稼いでいたのか?

 

 

なんて思っていたのですが、日本人で中国のEC関連に投資をしている方が、その1位の会社に投資案件で伺ったとのこと。

なんでもアメリカのVCから2ndラウンドの尾かなが入ったとか。バリュエーションが偉く高く手を出せなかった。それに売上

10億円だし、在庫はなぜか山のようにあったそうな。。

 

率直に言って、中国企業は上場企業でも不良在庫を償却しないで抱えていたり、わけのわからないものをたくさん持っていて

(カラオケ店等)、まぁ自分のところも嫁が在庫抱えるのが好きで、見切りをしろといっても回りは誰もそんなことをしないと抵抗

することから、タオバオショップの経営レベルなんてはっきり言ってかなり低いはずなんです。

 

でも、そんなとこにもVCが、しかも米系が投資をする。。

 

バブルだよな。

 

香港人の投資銀行にいる友人殻は、僕らのこの業績が独立ECだったらよいのだが、モール出店しているだけじゃとは言われて

いたんです。モールに依存していること自体が大きなリスクになると。お説ごもっともで独立サイトも考えたことあるんですが、広告

投資を相当しないと駄目なんですね。

 

タオバオだと確かに上のほうに来ると広告の重要性が見えてきて今色々やっていますけど、そんな巨額なコストかけないのでも

色々手はあるんですよね。タオバオモールで旨くいっていない日本企業はその辺あまりにも渋いのか、知らないのか。もしかした

らC2Cだから安いのかな。

 

まぁ、タオバオでの中国販売に嫌気さしたのは、資金的に今後は利益を在庫に回す程度の成長しか望めない。妻の能力的な

限界がかなり見えてきて(能力というかまだ若いのでしょうがない部分が多いのですが)ちょっとこれ以上は家庭崩壊になっちゃ

うなってこと。IPO目指す形態にするのはちょっと無理かなって事。

 

だったんですけど、最後は決してそんな事ないのかもしれません。

 

その日本人の方ががヒントくれました。

 

まぁ、とんでもないところに倉庫移転してくれたおかげで、様々な課題が噴出しており、その辺はあせらず考えて行きますが。

でも、たぶん中国ECバブルは終わっているだろうな。2年遅かったかな。しょうがないけど。