通常の土日の午前中は比較的回線が良くて、土豆で子供の希望でゴセイジャーとかウルトラマンとかを見ているんですけど、今回の春節は全く駄目でした。
商売的にも、今年は宅急便会社の帰省が雪のおかげで早まっており、結構な影響を受けていますね。旧正月中のオーダーは激減しており、明日辺りから復活するのでしょうが、この安定性の無さはどうにかならないかな。
今日は朝から雪が降っています。今シーズン2回めなんですが、2004年以降上海で雪が2回も降ったのは初めてじゃないかな。ふらない年も多かったんですけど。。
昨日まで黄山周辺に行ってきたのですが、日曜の夜11時半頃に妻のところに電話が入り、あれこれとやり取りをしていました。
粉ミルクを受け取ったけど、9ヶ月以下のものと、3歳以下の物とを間違って送ってしまった。
今すぐ必要なので取りにいくから場所を教えてくれ。
という趣旨で、こちらに完全に非があることは確かなのですが、場所は上海からバスで5時間もかかるところにいますし、まさか社員を呼ぶ時間でもありません。かなり怒りを買って、なんとか翌朝手配するということで納得してもらいましたが。
思うこと
本来あってはならない配送ミスが原因なのでこちらが悪い、その原因は、ロケーションの悪い事務所に移転したことによる社員のモチベーション低下と退職にある。
もう一方でお客さんに関しては、こういうミスが原因ではないけれど、物がなくなったから今すぐ欲しいというニーズは非常に高い。これは、中国人がこぷつう事情を見ても解るとおり日本人異常に気が短いのが多いともいえるが、もっと考えるととにかく計画性というものが無いことも大きい。相手の感情を見る、将来を予測する、こういう点は著しく弱い人が多い。
土壇場の底力に驚かされる一方、物事一般にぎりぎりにならないと進まない。こういう局面は中国で仕事している人は社員に対して感じるでしょうが、消費者の消費行動にも表れている気がします。
であるなら、どう対処するか。
てとこですね
タオバオのC2Cの中では、ベビー用品分野で中国第五位をゲットしたと、偉そうに記事を書きました。
ところで、1位や2位のサイトは年商が10億円あるのですが、我々がそこを目指せるか??
実は容易じゃないんです。
ていうのも、この国では一般的には仕入れは現金。もちろん日本でも現金取引になっています。今の
月1500-2000万円の売上を上げるには、結構在庫をコントロールしてもやはり1.5月から2ヶ月
分は在庫を持つ必要があります。ってことは、それだけの現金がないと売上は作れないんですね。
で、そろそろ僕らは限界点かなと。
で、なんで上位の店舗は中国人なのにそんなにお金があるのだろう。どう考えたって利益率は僕らより
低いはず。
だって、彼らも僕らと同じ商品扱っているけど、かなり中国調達の商品も多い。それに、価格は安い。
一方社員数が100名もおり、売上が5分の1の僕らは今はたったの五人。アイテム数が僕らの4倍
あるけど、倉庫スペースは僕らの8倍の3000m2.
全然コストが違うので本当に儲かっているのかな?
って思っていました。
でも、No2のオーナーはしっかりBMVに乗っている。。。
歴史がともに僕らより4年くらい早いので、競争の緩いその間に稼いでいたのか?
なんて思っていたのですが、日本人で中国のEC関連に投資をしている方が、その1位の会社に投資案件で伺ったとのこと。
なんでもアメリカのVCから2ndラウンドの尾かなが入ったとか。バリュエーションが偉く高く手を出せなかった。それに売上
10億円だし、在庫はなぜか山のようにあったそうな。。
率直に言って、中国企業は上場企業でも不良在庫を償却しないで抱えていたり、わけのわからないものをたくさん持っていて
(カラオケ店等)、まぁ自分のところも嫁が在庫抱えるのが好きで、見切りをしろといっても回りは誰もそんなことをしないと抵抗
することから、タオバオショップの経営レベルなんてはっきり言ってかなり低いはずなんです。
でも、そんなとこにもVCが、しかも米系が投資をする。。
バブルだよな。
香港人の投資銀行にいる友人殻は、僕らのこの業績が独立ECだったらよいのだが、モール出店しているだけじゃとは言われて
いたんです。モールに依存していること自体が大きなリスクになると。お説ごもっともで独立サイトも考えたことあるんですが、広告
投資を相当しないと駄目なんですね。
タオバオだと確かに上のほうに来ると広告の重要性が見えてきて今色々やっていますけど、そんな巨額なコストかけないのでも
色々手はあるんですよね。タオバオモールで旨くいっていない日本企業はその辺あまりにも渋いのか、知らないのか。もしかした
らC2Cだから安いのかな。
まぁ、タオバオでの中国販売に嫌気さしたのは、資金的に今後は利益を在庫に回す程度の成長しか望めない。妻の能力的な
限界がかなり見えてきて(能力というかまだ若いのでしょうがない部分が多いのですが)ちょっとこれ以上は家庭崩壊になっちゃ
うなってこと。IPO目指す形態にするのはちょっと無理かなって事。
だったんですけど、最後は決してそんな事ないのかもしれません。
その日本人の方ががヒントくれました。
まぁ、とんでもないところに倉庫移転してくれたおかげで、様々な課題が噴出しており、その辺はあせらず考えて行きますが。
でも、たぶん中国ECバブルは終わっているだろうな。2年遅かったかな。しょうがないけど。