日中越境EC雑感

2008年に上海でたおばおに店を作るところから始めて、早もうすぐ10年。余りの変化に驚きの連続

南京大虐殺を描く映画がついに日本で配給決定!

2009-09-29 | 中国コンテンツ
日本人は鬼畜なのか?人の心を持つのか?南京大虐殺を描く映画がついに日本で配給決定!だそうです。

 今年中国では南京大虐殺に関する映画が2本放映されています。そのうちの『南京!南京!』が日本でも公開されるそうです。

 記事によると、同作品は日本でいまだタブー視されているいわゆる南京虐殺事件を、日本兵と中国兵の両方の視点から描いた2時間15分の大作だ。今年4月に公開された中国では、主人公の日本兵・角川(中泉英雄)が、繰り返される一般市民への虐殺、強姦などの蛮行にいたたまれなくなって最後に自殺を遂げることから、「日本寄りだ」の批判が相次ぎ、陸監督には殺害予告の脅迫状まで届く騒動に発展している。

 「どこまでが真実で、どこまでがフィクションなのか?」の問いに、陸監督は「この映画は企画の立ち上げから完成まで4年かかってます。その間、私は何度も日中を往復し、ある元日本兵にもインタビューしたり、彼らが残した日記や膨大な数のプライベート写真など、徹底的にリサーチしました。なので、あくまで真実がベース。唯一、フィクションがあるとすれば映画の後半、南京を政略した日本兵たちが儀式をするシーンのみ。あれは(天皇を崇める)メタファーとして取り入れました」と説明した。

 また、日中両方の視点から描いた理由については「あの戦争で何があったのか。両方の視点で描くことが真実を正確に伝えることが出来ると思ったのです。そのために私は、中国で裏切り者と言われていますが、私は多くの中国の戦争映画で見られるような、日本人を鬼畜として描きたくなかった。なぜなら、私は元日本兵の日記を読んだ時、人間の心を感じたからです。この映画は、決して日本人を批判するために作ったものではない。この映画をきっかけに、お互いの史実を見直す、日中の架け橋になることを願ってます」と語った。
 (取材・文:中山治美)http://news.livedoor.com/article/detail/4359481/

 上海のDVD屋さんでも販売していますが、数年前に同じ南京大虐殺を描いた中国映画を見たこともあり、実は私はこの映画はまだ見ていません。どうせ反日を描いた物だろうと思っていました。

 さて、南京大虐殺を含む日本軍の蛮行は果たして事実なのか?

 南京大虐殺なんて無かった。当時は南京の人口は30万人程度が最大で、30万人を殺せる筈がない。そういう反論を日本ではたくさん見ます。

 私個人の見解として。確かに30万人の虐殺は無かったと思う。でも、数万人単位での虐殺はあったと思う。数の問題はおいといて当時の日本軍なら、相当酷い事を中国でして来たはずだ。そう確信しています。

 別に妻が中国人だから中国よりの発言をしているわけではありません。昔中国に進駐していた日本軍元兵士からの発言を間接的に耳にしたこともあるのですが、色々本を見て、また、私自身の昔の中国に対する考えを踏まえ、そして今の中国人を見て思うこと。

 多くの今の老人の方は中国文明に対する憧れの気持ちを抱いた事があるのではないでしょうか?お茶や書道等を学ぶ人も多いでしょう。私は、子供の頃に三国志や水滸伝、史記などの小説を読んで中国に対して非常に興味を持っていました。今の日本の多くの文化伝統は、やはり中国の影響を多く受けています。学生の頃は山ばかり登っていましたけど、ネパールヒマラヤに行く機会ではなく、新疆自治区の登山を選びました。唯、そのときは観光に近いので深く考える事は有りませんでした。

 さて、2000年代に入り中国ビジネスに関わるようになり、実際に中国の幾つかの場所で働き、様々な交渉ごとや管理面での課題に直面し、旧日本軍の方の発言に思わず納得する時があります。

 「こいつら人間じゃない」関東軍の板垣征四郎の言葉だそうです。

 日清戦争に勝つまでは中国は日本にとって憧憬と脅威の国でした。日清戦争後もやはり憧れを抱く国であったと思います。それが根本的に崩れたのは、関東軍による満州の統治(日露戦争以降でしょうね)が始まってからと思います。

 元々憧れが強い国だけに、その国民達の行動を実際に見た時にどう思ったか。儒教の忠孝(日本では江戸時代に徹底的に忠を重視する教育が武士=後の軍人になされています)なら当然孝を選ぶ中国人。日本的感覚で言う礼節なんて皆無。嘘、裏切りは当たり前。

 中国文化を創り日本に影響を与えたのは、中国の中でもごく一部の士大夫というか、日本で言う貴族や武士階級に属する(若干違うでしょうが)の方たちが作り上げた物で、庶民は当時は、そして今でも農奴に近い存在だったのでしょう。

 日本人、そして特に強強レベルの高い日本人は、まじめに儒教の影響を受けています。一方中国人の圧倒的多数は、儒教みたいなもので縛らないとどうしようも無い人たち=儒教の教えとは正反対の人たちです。

 軽蔑しますよね。憧れが強かっただけに、その度合いは高いでしょう。そうしyたら、同じ人間としての扱いをしなくなるのは当然だと思います。まして、武器などは日本の方が優位だったのでしょうから。

 当時の話を聞く限り

・中国軍人は、庶民の仲に逃げ込んで発砲するなどのゲリラ戦を行った。これにより日本軍は中国側の軍人と一般の人間の見分けが付かなく、虐殺行為に走らざるを得なかった。

・南京虐殺の数ヶ月前(上海事変の前)に、通州で日本人100名以上がかなりむごい虐殺を受けていた(レイプオブ南京の本に掲載されている南京大虐殺の写真とされるものの一部はこのときの日本人被害者のものだそうです)

 相手を人間と思うかどうか。そこが戦争や侵略時の行動に大きく影響すると思います。

 白人が南米やアジア、オーストラリア、アメリカインディアンに対して行った行為を見てみれば、当時の日本の中国侵略時の行動は理解できる気がします。彼らはナチどころじゃなく、本当に民族浄化しちゃいましたよね。

 国家間になると、補償問題等難しい課題が増えますが。私個人の考えとして、数は置いといて日本軍の蛮行はあっただろうと確信しています。
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チャンツイイーが中国映画賞受賞

2009-09-04 | 中国コンテンツ

 北京で中国映画賞というものが行われ、チャンツイイーが受賞したそうです。ジャッキーチェン、ジェットリー、等も出席していたそうです。是だけの中華有名スターが列席したのも、中国市場が香港や台湾のスターや監督にとって魅力的になったからだとされています。

Zhang Ziyi, John Woo honored at China film awards]


Zhang Ziyi, John Woo honored at China film awards
台湾のFanny Shu


Zhang Ziyi, John Woo honored at China film awards
Fan Bingbing

監督賞はレッドクリフのチャンカイコーなんですが、彼は国籍がアメリカでも中国を捨てた事は無いと語ったそうですね。

Zhang Ziyi, John Woo honored at China film awards
  Fan Zhibot

http://www.chinadaily.com.cn/china/2009-08/30/content_8633538.htm

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ミスカナダに初めて中国系が

2009-08-29 | 中国コンテンツ
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Who is the most beautiful Miss World?

Da


大連出身のシェンさん(二十歳)が2009年中国観光クイーンになりました
Who is the most beautiful Miss World?

中国系で初めてミスカナダになった馬さん


 うーん。二人とも美人ですね。ミス香港を掲載しましたので、比較として中国大陸代表者を掲載させていただきました。


誰が世界で一番綺麗?っていう記事からの転用なんですけど、中国系が白人国家のカナダでミスになるなんて凄いですね。確かに上品な美人だな。結構昔のミス日本にタイプにて居るような気がしますけどどうですか??


http://www.chinadaily.com.cn/world/2009-08/12/content_8559937.htm


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ミス香港2009

2009-08-27 | 中国コンテンツ

Sandy Lau crowned Miss Hong Kong 2009
Sandy Lau (C) stands with first runner up Germaine Li (R) and second runner up Mizuni Hung during the Miss Hong Kong 2009 pageant in Hong Kong, south China, Aug. 22, 2009

Sandy Lau crowned Miss Hong Kong 2009
Competitors display swimsuits during the final of Miss Hong Kong 2009, in Hong Kong, south China, Aug. 22, 2009. Sandy Lau (4th L) took the crown

 サンディラウさんという方が、ミス香港が選ばれたそうでです。そんなに綺麗かな?ミス香港出身の香港の芸能人って多いんですけど、最近は大陸出身者に押されているといいます。

 それに対して香港の女性スターが、大陸市場を見据えているから香港の男優と大陸の女優の組み合わせが増えているって言う、不満の声を漏らしている記事を昔見たんですけど、どうでしょう?

 所詮人口800万人の香港と、その100倍以上の人口を誇る中国大陸では、素材の選択肢があまりにも違いますから。客観的に見て中国のミスの方が綺麗だとは思います。

 大体、香港というか、広東は美人少ないと思うんですけど。小さいし、色黒いし。。


http://www.chinadaily.com.cn/china/2009-08/23/content_8605179_11.htm

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世界スーパーモデルコンテスト 中国代表が優勝

2009-06-02 | 中国コンテンツ
 サーチナに、「世界スーパーモデルコンテスト」で優勝した、四川省出身の15歳の少女についての記事が載っていました。China Dailyにも写真が掲載されていましたのでご紹介を。

 サーチナの記事では、
 「世界スーパーモデル コンテスト」は、湖北省の大手ビールメーカー「金竜泉」のビール祭に合わせて行われたイベントで、19回目の今回は47カ国、51名のスーパーモデルが参 加したといわれている。5日間に渡るパフォーマンスを終え、見事グランプリの栄光に輝いたのは四川省の鄒林穎(すう・りんえい)さんだった。鄒さんはまもなく中学校を卒業する 15歳である。

  地元四川省のメディアのインタビューによると、「自分の名前が呼ばれた 瞬間、頭の中が真っ白になった。自分よりもグランプリにふさわしい人がいっぱいいるのに」と受賞時の心境を語った。飛行機の中で大会関係者から渡された ファッション雑誌を読みながら「こういう本ってよく分からないんですけど…でも『将来の仕事になるんだから読んでおかないと』と言われました」という鄒さ ん。真水で顔を洗い、夏場でも顔に何も塗らず、60元(約840円)のミッキーマウス腕時計を「高級品」という鄒さん。なんとも微笑ましい限りである。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0531&f=national_0531_010.shtml

 子のコンテストの結果は、世界スーパーモデルコンテストっていう名前でChina Dailyには掲載されていますので、今週の最も人気のある記事になっていました。
 
 エストニアとスウェーデンの代表がコンテストで2位だったようです。


 第二次予選に進んだラトビア、ルーマニア、ロシアのモデル達のようです。
そして優勝者をもう1回

 確かにこの鄒さんて、凄い美人ですね。中学3年生にしては大人びた表情に見えます。

 でもなぁ、世界スーパーモデルコンテストという名前はちょっといいすぎですね。後、入賞者の上位がスウェーデン代表を除いて旧共産圏諸国出身者ばかりなのもちょっと目に付きました。

 日本がこれから海外に行こうとする時、まずアジア、それから他地域の新興国になりますよね。自動車と家電の2業界がやはり日本の代表で、彼らはヨーロッパ市場の製造拠点としての位置づけを含め東欧にも進出しています。でも、日本と旧共産圏諸国のこういうイベントって、あったとしても目立たないですよね。

 現段階では日本製品と中国製品は、品質と価格の差が明確で海外市場でコンペになる機会はまだ多くはナイト思います。でも、韓国の三星、LGの電気関連製品、現代の自動車等は日本では全く売れないだけに日本に居るときずきませんが、知らないうちに中国だけでなく世界の市場では驚くほど成長しており、インドでは日本企業は完全に出遅れているとききます。

 中国企業も中国人の器用さ、一部の極めて優秀な人材層を考えれば、かってのソニーのようなユニークな企業は出なくても、韓国の3大企業か、それ以上の企業は何れ出てくる筈なんです。たった10年前、現代の自動車がアメリカに低価格車を販売して市場参入したとき、あまりの質の悪さにボロボロの成績でした。でも最近アメリカから帰った友人から聞くと相当品質レベルが上がったようですし、実際に生産量は既に本田をぬいているとか。サムソンに関しては、一歩日本を出れば直ぐ解りますよね、販売量という意味では日本の家電何れも上回っているでしょう。

 この世界スーパーモデルコンテストって、単なる中国の一地元企業のイベントで、予算の関係で低価格で呼べる旧共産圏の子達を招待したのが実態かなと思いますけど、日本企業も日本での一時的なイベントの成功だけでなく、こういうのをいろいろな国でやるのは如何でしょう?
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香港映画賞候補

2009-04-23 | 中国コンテンツ
 香港映画といえば、ブルースリーのカンフー物か労働者を描いた物が以前は多かったのですが、今年の香港映画賞の受賞候補者を見るとアジアの映画の中心から、中国本土に向けた歴史ものやカンフーものが多くなってきた事が見えるようですね。 

 一番目の写真は、赤壁に出ていたリンチーリンです。元々台湾のモデルさんですが、年齢は30代半ばだそうなんですね。豊乳手術をしたとかしていないとか噂がありますがどうなんでしょう。

中国大陸の女優さんでLynn Xiongという方です。知らない。。。。
 

 香港映画は中国志向を強める一方、元イギリス植民地として西洋的な要素も含むようになってきているそうです。「The Way We Are」という映画はシングルマザーの生活を描いたものだとか。

 もう一つの有力候補はCJ7というコメディ系の映画と、Painted Skinというスリラーもののようです。

同じく中国大陸のSun Liさん

Xu Jiaoさんという中国大陸出身の新人賞受賞者です。CJ7という映画の子役さんみたいですね。可愛いけど。


 最後は日本の田中千絵さんです。記事の扱いでは、最初の林チーリンの次に写真は紹介されていました。この方名前を聞いたくらいでしたけど、こうやって中国の女優と比べてみると美人ですね。

 何でも香港の有名な女優が、香港映画賞受賞者は特に女優の場合大陸出身者ばかりとるようになっている。演技力も乏しいのに何故だ?との疑問の声を上げてひと悶着したそうですけど、まぁそれは於いといて大陸系美人のご紹介に留めます。
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女子高生が自殺前に小便を

2009-03-31 | 中国コンテンツ
 たまたま中国のネットを見ていたらこんな記事というか一連の写真が載っていました。
 ビルの上から横に飛びでているアンテナ上の突端に女性が座ったり立ったりしていたようです。

 1枚目の写真でクレーンで救助しようとしている事はわかります。


 
「来たらさすわよ!」


あれれ???突然パンツを脱ぎ始めて。。。


オーーー、我慢できなかったのでしょうね。空中おしっこを。。。



悩みも全部流されたのかな?最後は助けられたそうです。

飞流直下三千丈。。。原是尿液落九天
ていうコメントがついていました。

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歌姫ジョリンの新曲発表は“アジア最大級”

2009-03-12 | 中国コンテンツ
 中国で人気の有る歌手で、蔡依林(ジョリン・ツァイ、国内ではツアイ・イリン)の新曲発表が北京で行われたという記事です。日本で中華系の芸能人を知っている人はまだあまりいないでしょうが、中国国内ですと台湾、香港、マレーシア華僑、シンガポール華僑の歌手などが一体となって活動しています。

 記事は、
・ジョリン・ツァイが8日、北京の高級ショッピングセンター・世貿天階の屋外にある巨大スクリーンで新曲「大丈夫」のプロモーションビデオを披露した。

・このスクリーンは250×30メートルの「アジア最大」サイズ。2008年末にジョリンが移籍したワーナーミュージックは、今回の新曲発表にスクリーンのレンタル料や場所代、警備員の人件費など、20分間で約17万元(約245万円)をかけたという。

・ 彼女の移籍発表会見は北京五輪の水泳競技会場となった国家水泳センターで行われた。契約金は3.3億円と伝えられている。

⇒中華芸能自体を紹介するのが目的ではないのですが、以前中国の芸能人を広告に使ったときの費用を聞かれたことがあります。私自身の得意分野ではないのですが、その時提示された価格があまりにも低くて、日本であまり中国国内の広告事情を知らない人はそんな意識なのかなと思った事があります。

 日本の芸能人の出演料をしりませんので、イメージもわかないのですが、20分で245万円のプロモと、契約金3.3億円というのは日本の芸能人のどのレベルに該当するのでしょうか?もしご存知の方がいらっしゃればお教え願えればと存じます。

 ちなみにジョリンは、日本だと浜崎あゆみと同じレベルかもしれません。かなりの人気歌手です。

 今中国国内のテレビに韓国の歌手が良く出ています。ギャラや知的所有権関連で日本の歌手が中国の番組に出る事は無い=まぁ、音楽市場という意味で日本はアジアの90%を占めていると5年前に聞きました(知財にお金を払うから)。だから単純比較は難しいのですが、中国でも広告を打つには中華芸能人を使う必要が出てきますので、ご紹介しました。


http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0311&f=entertainment_0311_013.shtml
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赤壁 レッドクリフ

2009-02-04 | 中国コンテンツ
 三国志のハイライトシーンの一つ赤壁の戦いを映画化したものですね。既に前編は日本でも放映され、後編は4月からとか。。両方ともDVDを買っていたのですが、正月中に見てみました。

 うーん。映像は綺麗ですね。日本人が二人も出ているのはちょっと感激です。実際の赤壁の近所なのかどうかわかりませんが、大陸的な風景が美しい。100億円もかけたそうで、曹操軍の艦船の多さにはびっくりです。というかCGだと思っていたのですが、制作費を聞いてあれまともに作ったのかな?って思ったんですけど実際どうなんでしょう??

 兵士の数もやたら居て、日本の映画や大河ドラマの戦闘シーンが玩具に見えちゃいますね。大体、日本の場合戦国時代の馬に乗っての戦い自体がかなり疑わしいようですし(日本の馬はポニー並みだったそうです)。

 唯、ストーリーとしては好みが分かれるのではないでしょうか。中国国内では、この映画のヒーロー周愉は、赤壁の戦いの後間もなく死ぬのですが、諸葛孔明に常にしてやられた悔しさがその原因だったと言われていますよね。だから、ああいう友情関係というのは、互いに能力を認め合ったにしても違和感を感じるところでした。

 周愉と妻との恋愛系や曹操の横恋慕はストーリーの中でどういう位置づけだったのかな。正直意義が良く解らなかったです。多分、自国の平安を守るために戦う男の姿を示すという事なんでしょうけど、ちょっと浅くないかなぁ。。

 戦闘場面も赤壁の前哨戦で陸上戦があるのですが、見た目面白くはあるのですが、あまりにも現実離れして、ちょっと興ざめでした。

 唯、この映画はアクションとかも結構しっかりしているのでDVDで家で見るより、映画館で見るべきでしたね。そうしたら印象も異なったと思います。嫁さんぜんぜんこういう歴史系には興味無いので行けそうもないですけど。

 変に三国志とか演戯とか予備知識無しに見たほうが良いかもしれませんね。小説読んでるとどうしてもキャラのイメージが頭にありますので、赤壁の戦いで最も大きな役割を果たした黄蓋が目立たない。。何故か女性が曹操の軍隊に忍び込む。。
後半のストーリーは詳しくは書きませんが、うーん評価は難しいところです。


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OLにっぽん

2009-01-23 | 中国コンテンツ
 福岡にいる友人から、「OLにっぽん」というドラマが放映されており、日中の違いが見えて面白いと聞きました。ということで例のごとく海賊版を買いにいき。。

 結局朝の4時頃までかかって全部見終わりました。おかげで寝坊しちゃいました。。嫁も結構楽しんでいました。日本のドラマって香港のに比べて面白くないとよくこぼしているんですけど。。

 上海タイフーンより実際にありそうな話ですし、コメディタッチですので、中国人にも受けるだろうと思います。

 以前いた会社で、ソフトウェア開発やデータエントリーのアウトソーシング業務を中国で立ち上げる関係の仕事をしていましたので、このドラマのテーマになっている、日本企業の管理部門の業務を中国に移管するという基本はかなり共感できます。

 総務は、経理や人事に比べると総務は非定型業務が多いのですけど、オフショアにできる業務もまだあるんでしょうね。でも総務課解体っていうほど業務を減らせるかな?管財系は簡単でしょうけど。

 ところで、部隊は大手商社のようですが、今でも日本の大企業にはOLっているんですか?一応男女平等になっていますよね。主人公がタイプアップの競争を中国人としていて、ちょっと違和感を感じました。本来派遣さんかな。

 企業風土とか、私が20台をすごした、20年前まで在籍した大企業と似ていてて、へー今でもこんな企業あるんだって思ってしまいました。その会社もそうでしたけど、日本の企業においては管理部門系の業務はビジネス全体の非効率さに足を引っ張られ、また風土として関連部門に気を使いながら情報を得る必要があるなど、IT化は難しい面が多々あります。

 でもそれが、会社全体の非効率をもたらしているのも事実で、外に出せる業務はオフショアに出してしまえというのが私自身の考えでもあります。本来なら付加価値の低い業務をどんどんコストの安い国に移管し、日本では付加価値の高い業務に集中するべきだというのが私論なんです。でもまぁ、それって言うは安く行うのは難しいのが実態ではありますね。組織は 20:60:20の原則が変わらないといいますが、いきなり仕事の内容を変えろといわれて対応できる人は数少ないでしょう。

 会計事務所とか社会保険、医療保険事務なんて典型的ですよね。大手会計事務所系のコンサル会社は大連に拠点をもっているのですが、日本の中小の会計事務所や税理士事務所は、未だに毎月お客さんの資料を打ち込んだり膨大な単純作業をこなしています。昔いた上海の会計事務所系コンサルでは、社長さんが機密保持を考えるとオフショアはできない、とのお考えでしたが、今はメタサーバー使ってやればできないことは無いですよね。唯、上海だとコストや少なくて日本の地方都市のほうが良いかもしれません。

 地方の高齢者使った国内オフショア業務なんて分野によっていけませんかね?高齢者がプライドさえ捨てることができれば、管理系の会社経験でも使えると思いますけど。エンジニアと違って中国や韓国で働く機会は無いですしね。官庁の手続き書類とかまだまだ極めて非効率でしょう。。

ドラマとしては、
 最初に私の好きな杭州がでてきて、その会社から日本に派遣される中国人の女の子が随分田舎くさいので違和感あったのですけど、湖南省の出身なんですね。確かに田舎の子はハングリーだと思います。

 でも、上海で上海人の若い子を見ていると、日本人やOLがのんびりして自助努力をしないという面は一面あたっていますが、上海人は既に日本人と同じか、年齢が若ければ若いほど日本以上に甘ったれじゃないかと思います。まぁ、ああいう形で出てくるOLって確かに会社内にはいない様に思いますが。

 後、中国の若い女性が会社の中であんなにずけずけものを言うとは思えない(二人の研修生の1名がそういうキャラですね)。給与とか待遇面での自己主張はありますけど、女性の場合はもっと相手を見て発言していますよね。男もどちらかというと陰口の方が多いような気がします。中国人社会って結構陰湿だというのが個人的な見方なんですがいかがでしょうか?

 まぁ、彼女たちの発言はかなり一般的中国人の日本人に対する見方を示しているので楽しんでいましたけど。

 小旗さん?の発言は良く中国を捉えているなぁと思いました。一般向きドラマの内容としては中国ビジネス基本変として参考になりますね。そうなんです、中国通っている訳ないんです。求人広告見てますと、多くの企業が日本人の採用に当り中国語力を求めますけど、はて、上海や広東、四川で本当に対応できますか???

 私はそこまで北京語自体も大してできないですが、広東語と上海語には苦しめられます。ヨーロッパ全体を英語で見ろって、EUに進出するときに人雇いますかね?でもそれすら解っていない人が多いんですよね。。。

 一方、たったあれだけの経験で公演開いてお金稼げるとは。。まぁ、大企業バックグランドだと会社の名前でお客さんくるでしょうね。一部のコンサルに対する皮肉をこめているのかな?と思わずうがった見方しちゃいました。

 なんにしても面白かったしお勧めです。中国嫌いでなければですが。
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