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イスラミック・ブルー

スペイン、エジプト、イラン、トルコ、チュニジアへ、イスラミックな旅へ。
スペイン/地中海レストランガイド

マダムとクロのクスクスリー

2009-07-22 23:44:35 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 本当に、本当に、取り付かれたようにクスクスを食べ歩いています。
 何を隠そう、明日もまたクスクスです。明日のクスクスは、完全にチュニジアのお店。その名もカルタゴ。(カルタゴで先日食べたクスクスについては
こちら
 さて、久しぶりにクスクス部に新たな地中海人たちも加わり、出向いたのは、
couscousserie Roiseau (クスクスリー ロワゾー)。
 小さな商店街の、小さなお店。
 マダムが一人で切り盛りし、クロちゃんが出迎えてくれる、地中海ブルーのタイル張りのテーブルのお店。
 雰囲気がもう、パリからやってきたようなマダムは、
フランス仕込みのお料理を、小さなキッチンから、次々に運んでくる。
 まずはオリーブに、ピスタチオ、イチジク、あんずの盛り合わせで、冷たい飲み物を一杯。

                 

  お豆のサラダ、ほどよい湯で加減に満足。アラブでは良く豆を食べるのに、マメに見えないのはなぜだと思ったりして…

                 

  野菜のタジン、色の鮮やかさと、小ぶりのポットの年季が、うまみをさらに引き出す。

                 

 メルゲーズ(チュニジアのソーセージ)のクスクス。羊の匂いが食欲増進…
 たっぷりのスープに、思わずスムールをお替り!

                 

 ブリワット。パリパリの皮に、スパイスたっぷりのお肉、そして粉砂糖という、日本人感覚ではちょっと思いつかないテイスト。
 〆はアニス入りアーモンドミルク。地中海に欠かせない味の一つ。アニスの香りが鼻孔を刺激する。

 そう、還りなさい、青い地中海へ…

 ロワゾーへいったら、クロちゃんによろしくね。


チュニジアン・クスクス

2009-07-03 17:23:06 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 チュニジア帰り、クスクスづいています。
 その名もクスクスを看板に掲げた、 南地中海料理&チュニジアン ダイニング COUSCOUS
に行ってきました。
 日暮里と言えば、エスニックフードがちらほら。インターナショナルの匂いのする町。イラン料理のザクロ(紹介はこちら)などとともに、昭和の味もたっぷりの地域です。
 モロッコのクスクスは、スムール(粒状パスタ)が細かく、素材重視。それに対して、チュニジアのクスクスは、スムールも大きめで、味付けがしっかりしています。お好みはそれぞれ。どちらかと言えばチュニジア風クスクスを、家でも作っている私は、クスクス部のあこちゃんと楽しみに出かけました。
 在日10年をゆうに超し、流暢な日本語を操るチュニジア人オーナーの、アットホームな店。ちょっと変わった作りですが、ベリーダンスショーなど見やすくなっています。
 中でも、アラブ風の座敷には、アラブではおなじみの皮のクッションが置いてあり、くつろげるスペースに釘付け。
 今回は、ラムのクスクスを注文。家庭ではどうしても野菜やチキンのクスクスが、メインになってしまいますが、やっぱり、羊が食べたい!
 マトンのクスクスは風味がよく、ハリッサ(トウガラシペースト)のことも忘れて舌鼓を打った。 
 チュニジアではうっかりして、注文しなかったのがタジン。タジンと言えば煮込みと思いこんでいたので、一人旅でタジンを注文してしまうと、他のものが食べられないと敬遠していたのだ。ところが、「地球散歩」のチーズの記事(近日公開予定)を書くにあたり調べていたところ、ellyさんのブログで、チュニジアのタジンはキッシュのようなものということがわかった。                              
                                               

                    

 メニューにあったので早速注文。
 なるほど、これは、タジンじゃないけどタジン…どちらかと言えばトルティーヤ。
 モロッコはもとより、反対側のエジプトでもタジンと言えば煮込み。真ん中のチュニジアだけ突然変異! 美味しい突然変異ではあるけれど。
 
 おしまいに、フラワーウォーターの香り高いトルココーヒーを飲んで、チュニジア気分一杯になりました。

 

 

 

 

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禁断のクスクス

2009-06-15 11:08:13 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 ダンジョウからしがらきへ河岸をかえたベネンシアドーラを追っかけって、陽気に一杯やっています。
 しがらきは、木のぬくもりと、いろんなランプシェードを楽しみ、ワイングラスの棚に籠る光が、シェリーのような小さなお店。
 お呼びがかかったので、靴をはくのももどかしく、行ってきました。

 なにしろ、禁断のクスクスを食べさせてくれるというのです…

 オーナーがフランスへ行っている間、仏風モロッコ料理のシェフ、Amiさんが腕をふるうというのです。これは行かねばなりません。

                 

                          ズッキーニのミント風味。

                 

                         茄子のピュレ。

                 

                         子羊と若鳥のヴロシェット。

 禁断のタジンとクスクス、どちらをメインにしようか悩んだ挙句、やはりここは、クスクスに決定。地中海部は、別名クスクス部。やはり、クスクスしかないでしょう。
 スムールは、砂粒のように細かいもので、びっくり!
 パスタの太さがいろいろあるように、スムールの粒の大きさも色々。
 しかし、ここまで細かいのは初めて。
 モロッコのクスクスは、素材重視。素材から出る味だけで勝負のため、濃い味が好きな人には物足りないかもしれない。
 モロッコで初めて食べたとき、「味がない」と思ったのを思い出す。
 Amiさんのクスクスは、忠実なモロッコテイスト。
 きめ細かいスムールがピッタリ!
 さて、何が禁断かというと、もうお分かりでしょうか?
 イスラーム圏、そして、イスラーム教徒のシェフのもとでは絶対に味会うことができない素材を使っているのです。
 そう、それは豚肉です。
 シェリーに酔い、豚のうまみを堪能…
 まさしく禁断の時間。

 

 ご報告がすっかり遅くなってしまいました。
 新たなドルセ(デザート)も加わって、笑顔が待っていることでしょう…
 
お店は桜新町。思い切って行かれる方は、早めに出て、長谷川町子美術館で名画に酔ってから、お店へ。
 この記事は、サザエさんのテーマソングをBGMにお読みください。
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チュニジアン・ナイト

2008-12-15 21:25:51 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 ピンク、ピンクの桃色攻撃に疲れてしまったかしら?
 どちらかと言えば、このピンクに染まって、すっかり魅せられてしまった方がたくさんいるよう。
 「再来年一緒に行きましょう!」という具体的(?)なお誘いから、長期休暇をこの湖のほとりで過ごす、夢のような話にいたるまで、今私の周りは、薔薇の街と薔薇屋さんの話で持ちきり。
 当の私はどうかといえば、今年はあまりにも大きな国、ペルシャとトルコを旅したので、来年はもっとこじんまりとしたところへ行って見たいと思っている。
 そもそも、アンダルシアで、海と砂漠の向こうの美しいイスラームの青い世界にあこがれていた前世の記憶。
 旅をするうちに、呼び覚まされる、楽しいばかりではない、悲しい過去。
 思い出したくない、つらく、痛い、心の叫びと涙。
 悲しみの箱、きっちりと封印した箱も、時の流れとともに風化が進み、こぼれだした真珠が音を立てる。
 心の傷が、何千年のときを超えて、核になり、真珠になった。
 真珠…
 真珠と私のお話はまた追い追いに。
 アンダルシアにいた私の、憧れの地はエジプト。そして、ペルシャ。
 エジプトに続いて、ペルシャにも足跡を見出せなかった私。
 たまたま行ったモロッコでの、押し寄せる悲しみ。
 トルコでの想像の具現化。
 私は行かなければならない土地をまた見出した。
 それはチュニジア。
 まさしく、碧い国。
 ところがどうにもこうにも、目途が立たない。
 心はもう、青い空と、碧い海と、青いドアの国へ飛んでいると言うのに。

 ハーブのたくさん入ったホットワイン。

                        


 そして、クスクスを作ってはやる気持ちを抑える。

                       


 フランスの香り高い地。
 イスラームの国ではあるが、ワインは日の高いうちから飲める。
 チュニジアの伝統食、クスクスはフランスにも渡った。
 公用語はアラビア語とフランス語。
 カイロ方言丸出しの私が上陸してたら、どんな印象を与えるのか?
 
 そして、私は?
 グラナダ陥落後、アンダルシアから逃げ延びた人々の町が、今まだ残るチュニジア。そこに、私は何を感じるのか?感じないのか?
 それを確かめたくて、胸の真珠を握り締める。
 
 

 

 

 

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おじやはスペインからやってきた

2007-12-19 22:36:56 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 いつもコメントしてくださるMarshさんのブログで、鼻がひくひく。
 
バル・デ・オジャリアBAR DE OLLARIAという、スペインのおじやの店がオープンしたというではないか。そもそも、おじやがスペインのものだというのは、地球散歩の「米」を企画したときに知った。いろいろ調べていたら、私の大好きな恵比寿のスペインバルのベネンシアドーラのお師匠さんの店。
 開店間もないお店で、運のいいことにカウンターで、オーナーのお話を聞きながらの贅沢なひと時を過ごすことができた。魚介の充実したお店で、ぷっくり太ったムール貝の美味しいこと。メニュー以外にも、今年の2月にバスクで食べたムール貝を彷彿とさせる、単純に素材重視の調理に舌鼓を打った。
 お酒に関しては、無知の私。「私にあったお酒をつくってください」とお願いすると、オレンジリキュールとレモンのお酒を出してくださった。まさに私のイメージする地中海に欠かせない、オレンジとレモンの組み合わせ。タパスはオリーブ。言うことなしである。さらに、肝心のおじやであるが、野菜のおじやには空豆が入っていた。空豆も地中海の食文化を語る上で外せない豆。病み付きになりそう。
 某料理本編集者が「タパスのうまいスペインバル知りませんか?」と言ってきたので、迷わず名前を挙げた。

 

 


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魔女の店

2007-11-01 00:09:57 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 ハロウィンの夜に思い出した店。

 還りたくても還れない、私の心を慰めるのはやはり美味しいお料理でしょう。
 地中海世界が大好きな、還りたいを合唱しているすてきな妹たちが、恍惚とした表情を見せる店の名前を、何度聞いたことか。
 スペインバルで、バスク人とフランス語で語り合ってしまうMちゃんと、「神のお導きがあれば会える」と、約束もしないでモッロコまで、ハッサン(一体モロッコにハッサンがどれだけいると思っているのかしら?)を訪ね、ちゃんとお話してきた@ちゃんオススメの店が、「魔女の店」
 
 「行ったら絶対に魔法にかけられる」

 六本木の路地にある、小さなお店。確かに、自称「パワフルな怖いものなしシェフ」のオーラが店の奥から灯火のように見える。
 木のカウンターに並べられた、大皿料理の説明を受け、そこからオーダーするのだが、とにかく全部おいしそう。「はじからはじまで全部」と言わないで選ぶのには、大変な苦労を要す。

 スペイン、フランス、イタリア、トルコ…地中海域の家庭とシェフ直伝の料理が、本場の味付けそのままで出てくる。
 コリアンダー、カルダモン、松の実、クスクス!
 これら、地中海のなくてはならない食材が、どんと迎えてくれる店。
 
KITCHEN 5
 魔女の作り出すお料理は毎日40種類とか。
 こんなに美味しい、具のないクスクスを、私はモロッコでも食べたことがない。
 ピンチョスも、うっかりバスクのバルかと錯覚しそうな品揃え。
 
 すっかり魔法にかけられて、帰途についたことは言うまでもない。

 


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情熱に焦がれる

2007-10-14 22:33:08 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 一仕事終えて、たどり着いたのは、私の愛すべきスペインのかおり高い店。
 私が「恵比寿で」と言ったら、スペインバルのカウンターと決まっている。
 そのバルの2階には予約でいっぱいのレストランがある。(1階のバルとオーナーは同じ)ふらりと訪れる私は、2階に上がってみるものの、いつも満席。
 このたび、満を持してやっと2階へ足を踏み入れた。
 お料理はもちろんのこと、何よりも楽しみだったのが、ベネンシアドールである西村さんにお会いすること。
彼女のブログを見るまでもなく名前だけでも、いつもパブロフの犬になっている私。そう、彼女のブログには、画面から匂いたちそうな、この店の美味しいまかない写真が盛りだくさんである。
 さて、
ベネンシアドールとは樽から、小さな柄杓のようなベネンシアで、シェリーをくみ出し、グラスに注ぐソムリエのような人のこと。
 目の前で注いでいただいたシェリーの馥郁たる香りに酔いしれる。
 ワインも好きだけれど、シェリーの余韻ある香りがたまらない。
 旅先で出遭ったワインでは、アンダルシアのモンティージャのワインにメロメロ。このたびべネンシアドールを調べなおしていたら、モンティージャ・モリーレスはシェリーに似たワインであると出ていた。納得。
 そんな私に、ワインのボトルを料理に合わせてお願いしたところ、選んでくださったものは、マジョルカのワイン、AN/2(ボディガはアニマ・ネグラ)。衝撃的なボトルに負けない、パンチのある個性的な味。まさしく情熱の味。木の実や、シナモン、バルサミコの複雑な絡み合いは、どう表現したものか…
 スパイシーなワインと、赤いラベル、そしてマジョルカ…
 
 禁断の世界
 開けてはいけない扉の鍵が、出揃ってしまった。
 情熱の国へ、私の心に火をつける。

 今日また、新たなベネンシアドールが誕生した。(第6回ベネンシアドール公式称号資格認定試験の最終公開実技試験日)

 


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ご当地饅頭ならぬチョコレート

2007-08-07 23:54:04 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 ハカの町で見つけたチョコレート。
 巡礼の印、帆立貝の形をしてチョコレート。これぞ、ご当地名物土産!
 そんな、安っぽい感じはもちろんなく、上品に並んでいる。
 この日はカーニバル。お菓子屋さんのメインはカーニバルのケーキや、お菓子。ウインドウの片隅に置かれた、シルバーのコンポートに並べられた、金のチョコレート。その存在感は、巡礼の街の歴史を練りこんであるようだ。
 その神々しいような美しさに、見とれていた。なにか、食べるものだと言うことを忘れてしまう何かがそこにはあった。

 


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フラン、それは美しきプリン

2007-06-28 22:44:59 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 フラン、おお愛しのフラン。
 スペインを思い浮かべる時、いつも傍らにあるのは、フラン。
 寝てもさめても、お前の美しき姿、かぐわしい香りを思い出す。
 おお、フラン、愛しのフラン。
 今日も午後4時に逢おう。

 決して、フランチェスカ(スペイン女性の名前)のことではない。
 フランとはプリンのこと。
 ランチのデザートメニューを一応聞く。でも答えはいつも決まっている。
 「フラン」
 それも必ず生クリームを忘れないで!
 スペインのデザートを出す店には、ほぼ必ず自家製フランがある。
 マドリードのスペイン広場近くにある、とあるバルの「フラン・デ・ケソ」(チーズ味のプリン)は濃厚で絶品。私の秘密のバル。
 プリンは疲労回復が早い。だから旅先のデザートには持って来い。そして、スペインのフランにハズレなし。
 そんな訳で、スペイン旅の間、私のデザートタイム、大抵は4時ごろ、今日はどんな愛しのフランに出会うかと、胸を躍らせているのである。

 嗚呼!フラン、お前の元に再び還るのはいつの日か…

 


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魚介にはチャコリ

2007-06-24 23:48:13 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 バスクのバルで「何を飲みますか?チャコリでいいですね」と、どんどん注文するK君。全部お任せである。
 バスクのバルのカウンターには大皿に盛られたピンチョスや、料理がいっぱい。
 メヒヨネス(ムール貝)とガンバス(エビ)が運ばれてきた。
 魚介を食べる時に日本酒以外のお酒を飲むと、どうも口の中が落ち着かない。生臭い感じが残るのだ。ところが、このチャコリという、バスクの微発泡性の白ワインにはその生臭い感じがない。魚介にぴったりのお酒である。さすが、港町!食の街!
 話上手のTさんと3人でバルのハシゴ。どこのバルも、カウンターの上には、おいしそうなお皿がいっぱい。チャコリはお肉との相性もいい。
 のん兵衛で無くとも、バスクにきたらバルのハシゴは絶対にオススメ。
 でも飲めるのであれば、チャコリで一杯。赤ワインのリオハももちろん美味しいけれど、それはちゃんとしたお食事の時にとっておいて…
 日本にチャコリの飲めるオイスター・バーがあったら、牡蠣を食べつくしてしまうかも!?と思ったほど。
 日本で懐かしく、パブロフの犬になっていたところ、
SPANISH BAR SoL VASCO のプレオープンでめでたく再開することができた。定番メニューには無いけれど、オーナーは、また何かの機会にきっと飲ませてくれることと信じている。


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スパニッシュ・金太郎

2006-11-29 00:58:26 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 11月26日に放映されたウルルンに出てきたのが、パパブブレこれはもしや、中野のキャンディ屋さんの本店ではないか!
 
『cafesweets』 で見つけて、中野になぜバルセロナのキャンディ屋?と、いぶかりながら偵察に行ったことがある。新井薬師の古い商店街に、なじんでいるバルセロナの店。なぜなじんでいるのかが、ウルルンで解明された。
 オーナーは、日本で金太郎飴を修行してバルセロナで店を開いたそうだ。逆輸入である。
 かつて、所属しているところでオリジナル金太郎飴を作って販売した事もある。
 何より、家の裏には、金太郎飴の工場もある。そんなことを思い出したら、私も作ってみたくなってきた。
 バルセロナの金太郎飴、スペイン禁断症状がある方にはオススメです。ガウディのモザイクを思い出しながらなめて見ては?
 え?余計体に悪い?
 バルセロナの初夏の味がしましてよ。
 写真は、パパブブレのキャンディの香料が入った壜。

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思い出にひたる店

2006-10-24 22:34:50 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 目下、私の所属する地中海倶楽部イチオシの店は、恵比寿にあるTIO DANJO BAR。ワインの温度管理もバッチリ。立ち飲みなのに、3時間ぐらいあっという間に過ぎてしまうのは、タパスと店の雰囲気がご馳走だから。
 いつもお客がいっぱいで、回転の悪い立ち飲み屋である。居心地が良すぎ。2階にはテーブル席もあるが、こちらは予約でいっぱいとのこと。
 一人で行ったことはまだないが、オリーブをつまみながら仕事帰りにカウンターで一杯できたらかっこいいなぁ。しかし、それは殿方だからでしょう。女が一人、立ち飲みは絵になりません。特に私のようなペケーニョ(ちび)は。
 スペインらしく、陽気に楽しく話しの弾む憩いのバル。

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魔法の酢

2006-08-26 00:22:40 | タベルナ・マタアム・食いもの屋
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 アンダルシアの味覚はオリーブオイルだけではありません。対でそろえなければならないのはもちろんヴィネグレ。酢であります。それも贅沢に、シェリーのお酢。
 いまや世界一の酢と言われるシェリー酢が最初にヒットしたのは、なんとフランス。フランス人シェフたちの御用達は、あっという間に世界のグルメに広まり、とりこにした。
 酸度が高く、熱しても酸味が飛ばないので、いろんな料理に酸味を利かせたい人にはオススメ。
 しかし、この味を最大限楽しめるのは、やはりサラダ。どんな野菜も、アンダルシアのオリーブオイルとシェリー酢があれば、魔法がかかったようにおいしさ倍増。
 スペイン土産でははずせない一品。
 元々酢は、約5000年前古代メソポタミアにおいて、ぶどう酒に酢酸が混入して出来たもの。白ワイン由来のシェリー酢は、元祖酢に近いといえる。
 豊かな香りにもうっとりします。ヘレスの樽で約20余年も熟成させるのだとか。
 こんなにおいしい酢なら、クレオパトラでなくとも真珠を落として、美容のために飲んでしまうかも…
 


スペイン語シャワー

2006-07-06 23:26:01 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

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 スペインに還りたいけど、なかなか還れない。禁断症状でどうにかなりそう!
 そんな時、あなたならどうする?
 高くて、妙に日本人風にアレンジしたスペイン料理屋では、熱が上がるばかり…
 近年はスペイン・バルブームで、お値段もリーズナブルな店が続々出現してきた。
 CASA DEL GUAPOもそのひとつ。(写真はお店のを拝借)
 「いけてる男の家」という名前にふさわしく、グアッポなスペイン直輸入のお兄様方が、オーダーを伝えるスペイン語にメロメロ。スペイン語に餓えたらオススメ。
 サングリアもおいしい。ここにも最近よく見かける「白サングリア」がある。これは日本だけにしかないと思う。スペインにあるとしたら、どこの地方にあるのだろう?聞いてみればよかった。
 フッボル観戦も出来るので、カフェ・コン・レチェを飲みにフラッと立ち寄るのもイイ。何しろ池袋の駅前。

 スペインからのお客様にも故郷を懐かしむのにはいいかも。何しろ池袋。もっとも乙女ロードは駅をはさんで反対側(東口)なのでご注意を。しかし、国外の日本アニメに対する高い関心には脱帽。マドリードのアニメショップには、私の知らないキャラクター商品が満載。「日本人なのに知らないの?」と言われても…
 乙女ロードで執事カフェは縁がなさそう。
 だって、やっぱりグアッポなセネニョールがいいもの!
 そういえば、スペイン料理文化アカデミーも西口。池袋西口方面はスペインに近いのか?


思いつきそうでつかない料理

2006-06-26 22:35:44 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

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 これはある日の昼食。バルにて。1品目に出てきた。
 トルティージャのガスパチョ添え。
 思いつきそうでつかない料理では?
 何にもしたくない、けだるい夏の日のブランチ。
 さらっと食べられて、満腹になる。
 昨夜の残り物という感じがしない料理。
 ヴィノを傾けつつ、そのままシエスタに突入したい、そんな日のレシピ。