これはある日の昼食。バルにて。1品目に出てきた。
トルティージャのガスパチョ添え。
思いつきそうでつかない料理では?
何にもしたくない、けだるい夏の日のブランチ。
さらっと食べられて、満腹になる。
昨夜の残り物という感じがしない料理。
ヴィノを傾けつつ、そのままシエスタに突入したい、そんな日のレシピ。
これはある日の昼食。バルにて。1品目に出てきた。
トルティージャのガスパチョ添え。
思いつきそうでつかない料理では?
何にもしたくない、けだるい夏の日のブランチ。
さらっと食べられて、満腹になる。
昨夜の残り物という感じがしない料理。
ヴィノを傾けつつ、そのままシエスタに突入したい、そんな日のレシピ。
ホテルでコンチネンタルの朝食?
もったいない。
朝起きたら、バルへ行かなくちゃ。
スペインの朝は、バルで始まるのだ。
ホテルでご飯を食べてもいいけれど、朝のバルも体験してみて。
私の好きなデサユノ(朝食)は、トーストした白パンにオリーブオイルをつけて食べるもの。そして、カフェ・コン・レチェ。
甘いペーストリーやクロワッサン、食パンのトースト、ドーナツなど、どれにしようか迷ってしまう。そんな時はチュロスがオススメ。アツアツのチョコラーテに、チュロスを浸して食べる。チョコラーテは、どろっとしていて、甘い。ダイエットのことは忘れて、スペインを食べよう。これぞスペインのデサユノ。
朝のバルには、出勤前にカウンターで一杯やっている人。そう、迎え酒、ノープロブレマ!もちろん、ほとんどの人はカフェ・コン・レチェだけれども。そして、ガソリンを入れた人たちは、靴音を響かせ職場へと向かっていく。
テーブル席には、出勤前にちょっとお仕事している人。新聞を読んでいる人。もしかしたら、オンセ(11時のおやつ)は当然のこと、お昼ご飯(2時ごろ)まで、話し込んでいそうな、おじいちゃんたちが、額を寄せている。
そんな、スペインの朝の光景を見ながら、シエスタの意味を知る。
前の晩、午前2時や3時まで大騒ぎ。それなのに二日酔いや、けだるい顔なぞ知らないかのような、スペインの人たち。
「オラ!ディアース!」と、「オラ」と「ブレノス・ディアス」がつまって聞こえる、陽気な挨拶が飛び交っている。この元気の秘密は、シエスタに違いない。
近頃シエスタは廃止の一途であるが、これはどうかと思う。世界基準も大事。しかし、シエスタの文化がある国から、シエスタを取り上げるのはいかがなものか。
日中の暑い時間は休み、涼しくなってからまた働く。シェスタがなくなっても、人々の時間の使い方は変わらない。それならば、シエスタがあったほうが、健康にもいいではないか。
そして、疲れた脳を回復させるための、すばらしきデサユノ。それが、チュロスとチョコラーテ。