スペイン語でコカと聞くと、南米のお茶、コカ茶を思い出す。
ペルーでは、明けても暮れても、コカ茶を飲んでいた記憶がある。
非常にタイムリーなネタかもしれないが、あの空気の薄いクスコでは、神経をなだめるコカが必要であった。
一緒に行ったマダムと、インカ時代からあるという館のベットでごろごろし、なんとも言えないけだるい体調の中、名付けて「初恋気分!」と力なく笑っていた。
軽い高山病にかかっていたのか、寸前だったのか、とにかく吐き気や頭痛はないものの、ぼんやりとしていた数日。
そのコカではなく、スペインのピザ、コカ。
イタリア的なチーズの気配なく、どちらかと言えば、トルコのピデや、エジプトのピザに近い、アラブちっくなピザがコカ。
今日は、サーデンのコカに、ピザと言えばやはり、イタリアンなピザが食べたいという母の希望で、オーソドックスなものも焼いた。
ああ、おいしいマッシュルームが食べたい!