イスラミック・ブルー

スペイン、エジプト、イラン、トルコ、チュニジアへ、イスラミックな旅へ。
スペイン/地中海レストランガイド

アンダルシアとバルセロナのバル

2007-12-25 22:36:30 | リブロ・マクタブ・本屋さん

 ただいま発売中のFIGARO、写真に惚れて衝動買い。
 「アンダルシアの陽光の下へ。」と書かれた、表紙の写真には、ブルーのタイル。
 バル特集で、美味しそうなタパス…はもちろんだが、やはり店の写真に釘付け。
 秋から冬の味覚と言えば、近頃注目しているのは、きのこ類。今年の冬、であったきのこたちのジューシーさにメロメロ。そんな訳できのこのソテー盛り合わせの写真にはよだれを垂らさんばかり。
 ユーロ高で、お安いオスタルが、ぜんぜん安く感じない昨今。小さなアンダルシアの村のオテルが安く感じる錯覚。小さな村には、オテルが一軒というところも少なくない。オスタルのような家庭的な雰囲気を併せ持つ、小さな村のオテルは、たまの贅沢にもってこい。
 バルセロナ特集もついているが、ここに出ているバルの一つは、友達と毎日通った、お気に入りの店。いつでも満員の店で、行くと名前を聞かれ順番待ちするが、3日目からは名前を覚えられた。カウンターに並ぶタパスを選んでいると、常連さんがオススメを教えてくれたりと、カマレロもお客もかなり上質。
ここで食べたオリーブが、今のところ生涯で食べたオリーブのベスト1。
 写真に見入った一冊。

 

 


人気ブログ検索 - ブログフリーク 人気blogランキングへ


おじやはスペインからやってきた

2007-12-19 22:36:56 | タベルナ・マタアム・食いもの屋

 いつもコメントしてくださるMarshさんのブログで、鼻がひくひく。
 
バル・デ・オジャリアBAR DE OLLARIAという、スペインのおじやの店がオープンしたというではないか。そもそも、おじやがスペインのものだというのは、地球散歩の「米」を企画したときに知った。いろいろ調べていたら、私の大好きな恵比寿のスペインバルのベネンシアドーラのお師匠さんの店。
 開店間もないお店で、運のいいことにカウンターで、オーナーのお話を聞きながらの贅沢なひと時を過ごすことができた。魚介の充実したお店で、ぷっくり太ったムール貝の美味しいこと。メニュー以外にも、今年の2月にバスクで食べたムール貝を彷彿とさせる、単純に素材重視の調理に舌鼓を打った。
 お酒に関しては、無知の私。「私にあったお酒をつくってください」とお願いすると、オレンジリキュールとレモンのお酒を出してくださった。まさに私のイメージする地中海に欠かせない、オレンジとレモンの組み合わせ。タパスはオリーブ。言うことなしである。さらに、肝心のおじやであるが、野菜のおじやには空豆が入っていた。空豆も地中海の食文化を語る上で外せない豆。病み付きになりそう。
 某料理本編集者が「タパスのうまいスペインバル知りませんか?」と言ってきたので、迷わず名前を挙げた。

 

 


人気ブログ検索 - ブログフリーク 人気blogランキングへ


食に感謝する巡礼の旅

2007-12-18 22:27:07 | 巡礼の道

 ただいま発売中の「エクラ」、スペイン「遊」紀行は、グリーンスペイン特集。
 グリーンスペインという呼び方はスペイン観光局発行の冊子などでしか、日本語では見たことがなかったが、いよいよ日本でも市民権を得てきたようである。
 ビルバオ在住の素敵なお兄様方に連れて行ってもらった、懐かしいバルも出ていた。取って置きの店、紹介された嬉しさと、食べつくされてしまうかも!のちょっとした悔しさがない交ぜになって、すぐにでも飛んで行きたい気持ちになった。
 アストゥリアスの苔むしたような山肌の写真を見て、スペイン王政発祥の地に、いつの日か瞑想の時間を求めたいことを思い出した。
 この山が阻んだ、イスラームの進入。この地に眠る、イスラームの人々の魂の嘆きはあるのか?それともないのか…
 極上通販という名のページでは、目に毒な生ハムやチーズ、ワインの写真が出ている。
 グリーンスペイン、巡礼の道ともかぶっている。巡礼に行ったつもりが、食い倒れツアーにいつの間にか替わっていても、誰も疑問に思わないと思うのは、修行が足りないからか。

 


人気ブログ検索 - ブログフリーク 人気blogランキングへ