イスラミック・ブルー

スペイン、エジプト、イラン、トルコ、チュニジアへ、イスラミックな旅へ。
スペイン/地中海レストランガイド

そしていつもマグノリアは見ている

2015-05-17 00:00:00 | イタリア編

生まれ育った家の、私の部屋からいつも見えていた、
大輪の大きな花は、
日本の寒い気候の中で、葉を丸めて固く縮こまっていた。

大きな花は、私の頭よりも大きくて、
いい匂いがした。

我が家の代名詞にもなっていた泰山木

ヴェネツィアでもまた
私を出迎えてくれた

見ているよ、見ているよ…
マグノリアの木の向うに、懐かしい人達の気配を感じる

葉は柔らかく
花はさらにかぐわしく、
そして、日本では見ることがなかった実り。

我が家の泰山木はもうなくて、
私も家にいない

でも、行く先々で出会う
マグノリアと私

マグノリアの木にきっと私と家族を結ぶ糸があるに違いない



 


人のおうちは楽しいな 秘密の匂いがする

2015-05-10 23:25:47 | イタリア編

友達の家はじろじろ見て歩けないけど、
「我が家へお帰り!」の宿屋では、少々探検も可能。
壁にくっついていない暖炉!

 

後ろが本だな!
面白い!面白すぎる!
暖炉の後ろの本は傷まないのかしら??
あったかくなった本を枕にして寝ちゃったらどうしよう!
それもいいよね。
うたた寝には、読みかけの本がとても良く似合う。

お面にして遊んじゃいそうなランプシェード!

木の床、木の椅子、あったかい

イタリア。スペインの宿屋の朝ごはんといえば、カフェラテとクッキー
初めて見た時はびっくりしたけども、今や懐かしい朝ごはんの定番。

 

ここは食べるもの沢山。イタリアに来たらアプリコットジャムを食べねば!


 

チーズやバターも色々あって面白い。

昔はスーパーで買ってきてチンして食べたこともあったけど…
いまや、バールを梯子で、すっかり縁が無くなったチン
日本でも使わないから、実は使い方が判らないというのは内緒!

さて、お約束の外門、玄関、部屋の鍵をもってお出かけ。
これさえあれば、門限の心配は何もない。
鍵っ子旅、次はいつできるかな… 


ヴェネティアで日本に抱かれる

2015-05-10 22:54:46 | イタリア編

「あなたの為のお部屋を用意して待っていたわ」

イタリアのマンマの見本みたいなおかみさんにそう言われて通された部屋は、
わたしの大好きな色合い。
小さな物置みたいな空間が大好きな私にぴったりの、小さな小さな部屋。

そして、盆栽…
ヨーロッパのスモーキングルームは日本趣味が多いけれど、
どんなイメージでこの部屋を作ったのかしら?
 

薔薇の扉、薔薇の壁、

入れ物、入れ物、鳥さんの不思議


 

貝殻の洗面台は水遊びを誘う

モザイク劇場

今日の舞台も始まり始まり~ 

そして、夜にはフワフワの泡に包まれて、幕引き…
狭い小さなバス付の部屋は、たいてい、無理やり据え付けた狭いシャワーロッカー(あれはルームとは言えない)で、
疲れが取れたのかどうか判らない水浴びしかできないけれど、
共有バスルームはたいてい広々していて快適。
このバスルームはもう住んじゃいたい!
お掃除が楽しそう。

劇場型バスルームで遊んだあとは、小さなベットで、小さくなって、寒い夜を、遠くの故郷をおしゃれに夢見て眠る。
オイルヒーターのぬくもりに包まれて、夢見る日本は、どこそこ美化されている。