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ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

中ア・中御所谷西横川

2011年09月25日 | 沢登り
2011年9月25日

天候:晴れのち曇り
メンバー:あーさん

だいぶ涼しくというか、山では寒くなってきました。
皆さん三連休山を満喫されたことでしょう。
私といえば、金土と仕事でやっとこの日、山へ行くことが出来ました。
あーさん、金土と白馬方面行かれて、この日やっと今年2度目の沢へ。
赤木沢がことごとく天候不順により中止となり、やっとという感じです。
ここ西横川は何度来てもいいですね~
今年は8月27日に東横川へ行き、やっとこ2つ制覇という感じです。

今日は、朝方冷え込むのでゆっくりめの出発です。
高速快調に行くと駒ヶ根インター渋滞。。。
これはゆっくり来すぎたツケが来たかと思いきや、
どうも、駒ヶ根マラソン大会があるようでその影響です。
お陰で、駐車場は各所満車。スキー場まで追い上げられてしまいましたが、
そんなに遠くなくよかった。
しらび平へのバスも臨時便が多く出ていて、9時過ぎには到着出来た。


しらび平

皆さんいつものようにロープウェイだが、我々は入渓準備。
ちょっと肌寒いが、歩いているうちに暑くなる。


東と西の出合の滝

堰堤を2つ越え大岩を過ぎると、東と西の出合の滝。
ここへ来ると来たなと感じる。


F2

ちょっと岩が多いか?もうちょっと無かったような感じだが。。。
その後もトイ状、ナメ滝と快適に越えていく。
明るく開けたいい沢だ。


トイ状


ナメ滝

快適に行くと、ドーンと30m大滝が登場。
ロープなしでも行けそうと言うことで、うまくサポートしながら行く。


30m大滝


あーさん登る

この頃から陽が射してきた。暑いくらいである。
その上の20mは、途中シャワーで行く。


ナメ滝20m


シャワークライム

その後ちょいとあーさん手こずる滝あるも何とかクリア。


ナメ滝15m

この辺からガス上がってきて少し寒くなる。
快適にナメ滝越えていくと、二俣手前の10mナメ滝だ。


ナメ滝10m

その後ゴーロを行くと両岸が岩に囲まれた30m滝だ。


30m滝

ここは少し滑っているが、当初は左を快適に行ける。
最後の5mがドップリシャワーである。。。
この時はすでに肌寒かったので、えらい冷たかった。。。
このあとは、5m位の小滝などを超えていくと源頭の様相である。


5m

後ろを振り返ると、駒ヶ根市街がきれいに見渡せた。
今回少し水量が多かったが、だいぶ上まで水があった。
二俣っぽくなるとトラロープと碑の写真が登場。
ここで遡行終了である。


奥の二俣

あとは昼食をとって、長谷部新道を千畳敷へ。
ちょっとガスっているが、たまに宝剣岳など顔を出す。
1時間くらいで千畳敷へ。そんなに混んではいなかった。


長谷部新道から千畳敷

寒いので暖かいものをとり、下山する。


今日の千畳敷

こぶしの湯へ寄り、私は初めて行った喫茶ガロへ。
ここのソースカツ丼ボリューム満点でうまかった。
お腹を満たし、帰路につく。

積雪が楽しみな気候になってきましたね。

那須・那珂川湯川井戸沢~流石山(1812m)~三斗小屋温泉+α

2011年09月21日 | 沢登り
2011年9月17日~19日

メンバー:Yuky

第1日目

天候:雨

信州を深夜発で栃木県は那須高原へ向かう。
当初、雨は降っていなかったが、次第に降り始める。
どうも回復は午後になりそうだ。
7時に峰の茶屋駐車場へ着くも風と雨。。。しばし待機。
同じような人達が結構いた。
結局、この日を観光に切り替えた。
まずは、「鹿の湯」で硫黄泉に浸かり、アジアンオールドバザールへ。
ここでほぼ1日過ごす。アウトレットやら遊園地やらここはいろいろあるが、
雨のためあまり動かずであった。というかYuky、ここぞとばかり買いまくり(笑)
その後、いつもと違う経路で入山してみたかったのと翌日が楽なので
深山ダムの入山口へ向かう。途中、板室温泉で湯に浸かる。
ここもよかった。
深山ダム奥の入山口は、意外と車停められる。6,7台はいけるか。
その手前でいいビバーク地みつけたので、そこで車中泊。
星がきれいだった。明日に期待。

第2日目

天候:曇り時々晴れ

起きた時は、ドンより曇っていたが、朝食をとったあたりから青空も。
林道終点のゲートに向かう。もうすでに5台あった。
1パーティーは沢の準備もしている。


入山口

ここから林道をお話ししながら行く。
混合樹林帯でこれから紅葉も綺麗そうだ。
入渓点手前の三斗小屋宿跡につくと急に開ける。


三斗小屋宿跡

ここは、その昔の会津中街道の一宿であった場所だ。
何か歴史を感じる。灯籠などそのまま残っている。
そこからすぐで、入渓点の堰堤に着く。


井戸沢の堰堤

ここ左から上がって堰堤上を反対側へ行き下りた方が楽。
上がってすぐにトラロープあるがこれがどうも?である。
堰堤上で沢装備に切り替え。
ゴーロを行くとすぐにこれまた堰堤かと思うような5m滝登場。


最初の5m

これを右からサクッと越えるといよいよ核心の15m


15m

ここは右のリッジ状を行く。前回は初心者連れて行ったのでロープ出したが、
今回は出さずに行った。残置あるところが一手難しいが、残置使えば簡単に行ける。


リッジ上場部を登る

ここやたら上に行ってる踏み跡あるが、これにつられては行けない。
すぐにトラバースして滝上にでる。
その後も5m前後が続き、快適に登れる。
ガスがしたから上がってきており曇りのような状態。


15m

この滝は右から簡単に行ける。
ここから10~15m滝が現れるが難しいことはない。
楽しいところである。



赤茶けた滝になってきて3~5m越えていくと10m滝がある。


10m

これを越えるとナメ状になりしばしで二俣である。


二俣手前

稜線たまに見えるもガスが上がってきてこんな感じの空模様。
しかし、明るい沢なのでいい。
二俣までで1時間くらい出来てしまった。
ロープ出さずにサクッと来るとこんなものである。
ここで一本入れ、右俣へ。
小滝を越していくと10m位の滝が現れる。


10m

これ越えると水も涸れてきて、いよいよ源頭の様相。
この後も涸棚を快適に越えていきツメにはいる。


ツメ

ご覧のように天気もパッと晴れてきた。
快適にツメ上がる。藪漕ぎなしで登山道に出る。


登山道

反対側の南会津がきれいに見える。遠く会津盆地も見えた。
那須側は相変わらずのガスが上がってきており視界はいまいちであった。


南会津方面

流石山に着くと2パーティーと行き会う。
あまりの気持ちよさにゆっくりしてしまった。


流石山山頂


稜線上の大倉山

この稜線も歩けば気持ちいいだろう。
縦走の人に何人か会った。
山頂まで入渓から2時間強であった。昼食とり、三斗小屋温泉へ。


大峠への下り

気持ちよい道を行き大峠へ。
ここは先の会津中街道の峠である。昔に思いをはせる。


大峠

ここには新しいお地蔵さんもあるが古いであろうお地蔵さんも鎮座されている。
お参りして三斗小屋へ。
アップダウンのある道だが、温泉は入れると思うと歩の進みもよい。
この辺も広葉樹林多く、これから紅葉が楽しみなところだ。
三斗小屋宿跡からの道を合わせるとすぐに三斗小屋温泉だ。
いつもの煙草屋さんへ。


煙草屋と大黒屋の別館

早速、受付済ませ露天風呂に飛び込む。


露天風呂

煙草屋にはあるが大黒屋にはないものである。
残念ながら山は見えなかったが、気持ちよかった。
少し休憩してちょいと早い晩ご飯。
がっつりいただく。お客さんは今まで私が来た中で一番多かった。。。
食後は煙草屋の上にある温泉神社へお参り。


温泉神社の鳥居

そして、内湯に浸かり消灯近くで露天へ。って昨日から温泉何回入っているだ~(爆)
湯あたりしそうなのでおとなしく寝る。


第3日目

天候:晴れ時々曇り

あれ!?予報だと雨だったような。。。昨晩変わったか?
いい方へ変わったのでよしとしよう。
朝食をとり皆さん早々に出発していくが、我々は入山口まで1時間半くらいで
行ってしまうので、ゆっくり露天に浸かる。



今朝は山もきれいに見える。
あまり入りすぎると疲れるので、早めに上がり出発する。
途中、煙草屋のオーナーの大金さんに行き会う。
何回か来て初めてだ。お人柄のいいおばちゃんであった。
また来たいと思う。
宿場跡から林道を下り、車へ。
その後は、一昨日行った板室温泉の別の温泉へ。
混んでいていまいちだったが、汗を流し昼前には渋滞回避のため高速へ。
佐野ラーメン食べてなおかつ太田で焼きそば食べた。
佐野ラーメンは、新しく出来たお店へ。まあまあだった。
焼きそばは、結構テレビなんかでも紹介されている武藤さんのところへ。
いいおじちゃんとおばちゃんであった。焼きそばもうまかった。
あとは買い物して帰路につく。

今回は山というより温泉と買い物の割合が非常に多かった山旅であった。
たまにはこんなんもいいだろう。


谷川・湯檜曽川白樺沢ケサ丸沢~本谷~朝日岳(1945m)

2011年09月12日 | 沢登り
2011年9月10日~11日

メンバー:F師匠、Yuky

第1日目

天候:晴れのち曇り夕方一時雨
ルート:土合~湯檜曽川白樺沢ケサ丸沢~鉄塔巡視道~本谷~二俣

今回は、3年前に本谷遡行したが、雨で峠ノ沢付近で中止した。
その続きをリベンジというわけである。
もう1回同じ所も芸がないので、ケサ丸沢を行き本谷は続きからはじめる。
前夜出発し、土合の白毛門登山口でテン泊。
夜中も随分と車が来た。朝は片側満車である。


白毛門登山口駐車場

沢ヤさんも随分いる。ここから新道を武能沢出合まで。
やはり5パーティーくらい来た。。。
しかし天気は久々にいい。


谷川岳

武能沢から下降して本谷へ下りる。
前回は、魚止め滝へは水量多くてたどり着けず巻いたが、今回は平水で余裕で取り付ける。
左の壁を残置シュリンゲ使いながら上がる。


魚止め滝

滝の先のゴルジュは巻く。適当なところで本谷へ。しばし河原である。


河原

河原が右に曲がると白樺沢出合である。
入ってすぐにゴルジュがある。ここは突っ張りで突破。
結構面白い。


突っ張りで突破

その先は沢も開けていい雰囲気である。


白樺沢下流部

3~4mのナメ滝をいくつか越えると正面にドーンと大滝が現れる。
ここが、ケサ丸沢との分岐である。


ケサ丸沢(右)

白樺沢は、3段30m大滝だ。左壁が行けそうである。
この時後続1パーティー4名登場。先に行ってもらうが、これが大失敗。
次の2段25mでロープ出しておりしかも遅い遅い。
山岳会名は、いかにも登はんやる山岳会のようであるが。。。


2段25m

ここは左壁を中段まで行きバンドを左トラバースして右上するルンゼ上を行く。
上部に灌木ありこれを利用して下降する。
随分時間かかった。待ち時間ね。
その上は、大ナメ50mである。右壁をいく。


大ナメ50m

この上でもう1パーティー2名行く。左俣へ行った。
左俣の上に逆くの字などあるがそれらはスイスイ行ける。
その後にあったトイ状8mが悪そうだったのでロープを出した。
意外とホールドありあっさり登れたが。。。
その後幅広8mナメ滝


幅広8mナメ滝

この滝上が、1:1位で二俣となっておりこれは左へ。
ここからナメ滝の連瀑帯だ。


2段大ナメ滝30m

右から簡単に行ける。その後も4段15mなどのナメ滝を行き、2段10mで連瀑は終了。


2段10mナメ滝

遡行図はこの上の分岐は左であるが、我々は右を行く。
すぐに3段30m位の滝。これは簡単に上れる。


3段30m

その後はゴーロの渓相になり、登山道を探しながら上がる。
稜線間近くらいまで上がってようやく登山道横切るがわかりにくいから注意。


登山道から谷川岳方面


湯檜曽川本谷を振り返る

清水峠へ登山道を向かう。
巡視路の看板があるので、A46で下降する。
峠ノ沢の右岸尾根だ。ところで峠ノ沢は登山体系など古い資料には本谷の40m大滝の下にあるが、
正解は、大滝の上である。


巡視路標識

急な草斜面を行くと本谷へ下りる。3年前に遡行終了した地点である。


本谷リスタート

早速5mナメ滝越えると10mナメ滝が2つ現れる。


10mナメ滝


最終の5mナメ滝


ナメ

最終の5mを越えると少しナメになり、すぐに池ノ窪に出合、その先が二俣である。


二俣

右岸に3張くらい張れる台地あり、1パーティーがいた。
我々は、右俣のゴボウ沢に入りビバーク。ここは1張しか張れず快適である。


本日の寝床

随分早く着いたので食事したり昼寝をしたりした。
人の声がするので下を見ると随分とパーティーが上がってきたようだった。
焚き火をしていると雨がポツポツ来たので待避。
タープの中でご飯食べて早めに就寝する。

第2日目

天候:曇り

昨日雨も大したこと無かったが、曇り空で稜線は厚い雲に覆われていた。
暗いうちにお気素早く出発準備。
先行で1パーティー3名の若者達が上がっていった。
他はまだまだのようである。
いくつかのナメの小滝を越すと、快適そうなビバーク地があり
そこから高度を急に上げるように沢は稜線へ突き上げていく。


上部の渓相

奥の二俣をわけるとしばしで、水量も減り、笹に覆われたところへ。
笹をかき分けながら上がっていくと、草紅葉した草原へ飛び出した。


草原

そこからすぐに登山道に行き会う。そして朝日岳山頂へ。
単独の登山者の方達がいた。
稜線は、雨は降っていないものの風強く少し寒い。


朝日岳山頂

ここで沢装備を解き縦走にはいる。
笠ヶ岳、白毛門と越えて行く。先の若者達は奥の二俣を左へ行ったようで後から来た。
白毛門へ行くと日帰りの登山者で賑やかであったが、展望は得られず。。。
一気に下降していくと厚い雲を抜け、土合駅方面が見えた。


下山途中土合駅方面

昼過ぎには暑い、白毛門駐車場に着いた。
あとは、温泉に浸かり舞茸買って、帰路につく。
やはり谷川の谷は、いい谷が多いね。









中ア・中御所谷東横川~伊那前岳(2883m)

2011年08月27日 | 沢登り
2011年8月27日

天候:曇り(ガス)超時々晴れ
メンバー:F師匠

このところ停滞前線の影響で天気よろしくないが、
この週末は、この日しか休み無く、
午前は比較的良さそうだったので、いつも行っている
西横川のお隣の東横川へ行ってみた。

朝一のバスは、トレッキングする人やらで結構な賑わいであったが、
ピークは過ぎているので、臨時便一本出ただけであった。
しらび平へ着くと皆さんロープウェイに向かい静かなものであった。


しらび平駅

ここで沢支度を整える。
車道を少し戻って入渓。堰堤2つ越える。


大岩

この大岩を越えると東と西の出合だ。
ナメ滝が一つかかっている。
いつもは西横川へ行くので、左へ入るが今日は右へ。
いつも見ていた20mナメ滝へ向かう。


20mナメ滝

左壁を登る。一手迷うところがあるので初心者にはロープ必要であろう。
登山体系を参考にしたが、遡行図にはない滝が結構ある。
その後も4~6mの滝を直登。
この辺は西横川とあまり変わらない。


4mナメ滝





その後、1:1で支流が入ってくる。左へ行く。
10mなどの滝現れるが、直登可能。しかし水流中を行くものもあり盛夏がいいようだ。


水流中を行った滝


10mナメ滝

ゴルジュっぽくなってからのそこそこの滝は、大岩や倒木多く結構埋まっている感じであった。


オニシモツケ

天気は曇り基調で、下界の気温が上がってきたのか朝かかっていた
低層雲が上がってきてガス模様。雨は降っていない。


終盤の滝

最後の滝の時、右岸の高巻きで使ったのか、30mロープが忘れられていた。
お心当たりの方はメールください。
なぜ忘れてしまったのかが不思議だ。
その後源頭の様相を呈してきた。ある程度の標高へ行ったら長谷部新道を探したが見つからず。
今思えば、お猿さんがいた2:1の二俣の付近かと思う。
結局そのまま詰めてしまった。
水は随分上まで行っています。ここが西横川と違う。
水が無くなってからは、溝状の所を藪漕ぎです。
結構人が行っているのか比較的歩きやすいです。
ある程度まで標高稼いだら、稜線が見えるあたりで右のハイマツトラバース。
8合目手前に飛び出しました。ここまで人おらず静かな沢旅。
登山道で一人若者にあったが、いきなり水分けて欲しいとのこと。
私と師匠で少しずつ。


登山道から伊那前岳

馬の背の方もガスで見えたり見えなかったりです。


8合目


チングルマ

歩きやすい道をしばしで伊那前岳。


伊那前岳山頂にて

この辺りいい斜面ありますねー
来シーズンの滑りが楽しみです。
そして、乗越浄土につくともう観光地。人がわさわさ。。。


乗越浄土

あとは一気に千畳敷まで。


千畳敷


宝剣岳

千畳敷ホテルでソースローメンいただき、ロープウェイ少し並んで下山。
バスの中では爆睡であった。
温泉浸かって帰路につく。

東横川は総じて登れる滝が多く、水結構かぶるので真夏がいいかと。
沢は明るく、西には少し退けとるかもしれない。
あと、久々の藪漕ぎで技術が劣っていた。
たまには藪漕ぎもしなければいけないなーと。
最近抜けがいい沢ばかりだったかも。。。





北ア北部・針ノ木谷~湯俣川(その1)

2011年08月17日 | 沢登り
2011年8月13日~16日

メンバー:F師匠、Yuky

7月のこの辺の山の状況からすると、このお盆もどこもゲロ混みの感じだ。
そこで、ほとんど人に会わないルートをとこのルートを考えた。
数年前から行きたいなーと考えていたものである。

第1日目

ルート:扇沢~黒四~平ノ渡~針ノ木谷
天候:晴れ時々曇り

早朝5時に七倉集合。5時前には着いたが、ほぼ満車。
かろうじて停められた。
こんなに混んでいる七倉も初めて見た。
車及び2日目以降の荷物をデポして扇沢へ向かう。
今回、4日分の荷物を背負わなくていい分、楽だ。
さて、扇沢もご多分に漏れず、すでに満車状態。。。


扇沢駐車場

早朝から登山者、観光客と凄い人である。


切符待ち

メンバー二人に改札並んでもらい、切符買う。
トロリーバス6台+荷物トラック2台。
朝一の0630のバスはこんな状態であった。
黒四に着いて、ケーブルカー駅方向へ。
ここがまず第一分岐点。ここで我々ともう二人ダム湖の登山道へ。
他に誰もいない。ケーブルは、大行列あったが。
そして、平ノ渡で10時の船に乗るべく先を急ぐ。



整備されたきれいな道である。
途中、5人パーティーなど数人と抜きつ抜かれつ。
装備からすると、上ノ廊下のようだ。
さて時間も何とか間に合いそうな後半に、結構くる木の長いハシゴがある。


木製長いハシゴ(ちょっと見えないか。。。)

これ過ぎてから中ノ谷越えると平ノ渡も近い。


船着き場

階段を下りると船がある。平ノ小屋はこの先もう少し行ったところだ。


樹林の中の平ノ小屋

時間になると、小屋から平ノ小屋ご主人が来て15、6人くらい船に乗る。
乗船すると行き先などを名簿に記入して皆さんへ回す。
のんびり観光がてらの船旅である。
渡った先に3人の方が待っていた。ここまで15分くらいか。


反対側の船着き場

ここからまたハシゴを登ると登山道の分岐である。


登山道分岐

ここが第二の分岐点だ。皆さん奥黒部ヒュッテ方面へ。
いよいよ我々だけになった。あの駐車場の喧噪からすると極楽である。
分岐から少し行くと避難小屋があった。


登山道上にある避難小屋

比較的きれいで快適そうである。しかし入口のドアはない(笑)
そして、南沢出合までアプローチシューズで行く。


針ノ木谷登山道

南沢出合で沢装備に切り替えて行く。
登山道は、ここ数年整備され比較的歩きやすくなっているが、
沢沿いはわかりにくい部分もある。
よって沢靴で行くと比較的楽である。
南沢出合手前で下ってきた人と行き会う。
特に難しいこともなく行くが、ちょいとのんびりしたので小屋まで行くのは厳しい。
よって、快適そうなところでビバークする。
船窪との登山道の少し先にした。


ビバーク地


オヤジ二人花火楽しむ

私は、暗くなってすぐに爆睡したが、満月がきれいな夜であったとのことである。


第2日目

ルート:針ノ木谷~船窪小屋~七倉~高瀬ダム~湯俣
天候:晴れ時々曇り

今日もピーカンである。


北葛岳からの朝日

この日はひたすら歩く。まずは船窪乗越への登山道。
樹林の中の急登である。ここで一人おじさんに会う。
登山道の途中振り返ると針ノ木、蓮華がきれいに見えた。


針ノ木岳(左)蓮華岳(右)

1時間ちょっとで船窪乗越。槍穂まで大展望であった。
しかし、不動沢の花崗岩の崩落はすさまじい。
乗越から小1時間で船窪小屋である。


船窪のテン場

テン場からガレを行くと水場がある。


船窪小屋

小屋が見えると鐘を鳴らして迎えてもらった。
お茶を一杯いただく。
松沢のおかあさんはじめ親切な方々である。またのんびり泊まりに来よう。
さて、ここからの展望は素晴らしかった。
剱立山はじめ薬師、赤牛、水晶、槍穂、燕など大展望であった。


登山道途中から槍穂

大展望を楽しんだら、本日の核心の下りである。


燕、大天井方面


チングルマとコイワカガミのお花畑

天狗の庭まで展望とお花を楽しみながらの道である。


天狗の庭から高瀬ダムと槍穂

天狗の庭の少し下から樹林帯に入ると同時にハシゴが連続する急な下りである。
結構登りの人が来る。すれ違いで少し時間は取られる。
まだ、今日の先は長いので筋肉に負担かけないよう下る。
お昼に七倉着。デポ荷物を入れタクシーで高瀬ダムへ。
ここからトンネルを歩く。


トンネル入口

トンネルはさすがに涼しい。結構観光客もいる。
時間も時間なので高瀬方面への人も多い。
車道をしばし行くと広場があり、そこから昔の軌道あとに整備された登山道を行く。
ブナなどの樹林で結構雰囲気がいい。


名無避難小屋

意外ときれいそうな小屋である。
ここから1Pで湯俣である。
途中知り合いに会う。そういえば昨日も別の知り合いにあった。


湯俣

吊り橋を渡り、湯俣晴嵐荘に着。今回はきっちりテン場にタープ張って幕営。
テン場のすぐ横に無料の露天風呂があった。


晴嵐荘の露天風呂

早速汗を流す。ちなみに内湯は500円とのこと。
タープ張った下が地熱が高くいつものように爆睡は出来ずだった。
その2に続く












北ア北部・針ノ木谷~湯俣川(その2)

2011年08月17日 | 沢登り
今回長いので、その1からの続き

第3日目

ルート:湯俣川本谷(硫黄沢出合上まで)
天候:晴れ時々曇り

今回は非常に天候に恵まれている。
上廊下もよかったことだろう。
あまり眠れずに朝を迎える。。。虫にも結構やられたなー
今回飯担当のYukyに頑張ってもらったので、1日目から豪勢な食事。
昨夜は、パスタで朝はリゾットである。
オッチャン二人だったらこうはいかないだろう。


吊り橋

吊り橋渡って、噴湯丘方面へ。


看板

少し行くと水俣川の吊り橋。北鎌行くにはこの川に入る。
渡った先にお社があった。


水俣川出合付近

その先に河原の湯があり、テントが2張りあった。
そこから少し行った対岸に噴湯丘がある。


噴湯丘

これは不思議な物体である。
この辺も温泉湧きまくり。野湯マニアには垂涎である。
源泉湯温は非常に高くやけどしそう。
川に流れ込んでいるところに、一湯入魂である。
先ほどのテントがあったところが一番良さそうであった。
そして、いよいよ本谷を行く。
すぐ先に切り立った岩壁が両脇に迫る。
徒渉は、当初膝くらいであったが、場所によってはへそまで浸かる。


徒渉

ガレもひどく、一部だいぶしょっぱいところもある。
右岸の衝立岩の屈曲を過ぎたところが一ノ沢出合。
ここで一本。
以前あった伊藤新道は、左岸の岩壁の途中をヘツっている様であった。
一ノ沢を過ぎると次には右岸から二ノ沢が合わさる。
そしてそこからすぐで唐谷である。この辺り少し開ける。
相変わらず徒渉などを繰り返し行くと、ここでは大きな支流のワリモ沢。
この辺りから赤茶けた岩に変わってくる。



ワリモ沢から少し行ったところで、女性4人パーティーに出会う。
びっくり。三俣から伊藤新道を来て赤沢を下降したようであった。
少しお話ししていくと、カメラが落ちていた。
先ほどのパーティーのものであろう。何らかの手段でお届けする方策を考える。
Yukyよろしく。
さて、赤沢が左岸で合わせるとその先が私の待望の硫黄東沢である。
この辺り硫黄臭プンプンでテンション上がる。
とりあえず、湯温がよろしいブラック温泉に一湯入魂!


ブラック温泉

成分から黒い。他は硫黄で白いがここだけブラック。
沢も白くてきれいだった。
そして、これにのんびり使っていたら雲行きが怪しいので先を急ぐ。
途中、ちょー快適そうな湯船を見つけた。
幕営地探してから来よう。
硫黄東沢からすぐで硫黄沢出合。ここも上部にしっかり地獄が形成されており
湯も出ているようである。今回は行かなかったが、また来たいと思う。
出合上でビバーク。今回はツェルト訓練と称して一人一張り張る。


ビバーク

ちょっとポツポツ来たが、すぐに止み温泉へ向かう。
F師匠は、上流探索。


これですわ~

ここも湯温最適で長っ風呂してしまった。
ちなみにYukyの水着セクシー写真は出禁とのことでYukyファンの方々残念(笑)
師匠もなかなかのお宝をいただいてきて、私も満足であった。


第4日目

ルート:湯俣川~湯俣~高瀬ダム~七倉
天候:曇り時々晴れ

先日までより少しのんびりしてから下降する。
途中、1パーティーに会う。モミ沢まで行くとのこと。
1カ所あったしょっぱいところは懸垂かける。
時間はそれなりにかかっていたが、あっという間に湯俣着。
あとはダラダラと高瀬まで。


高瀬ダムと針ノ木岳など

高瀬ダム到着の頃には空が泣き出した。
タクシーで七倉へ。葛温泉に入ってデポ車回収に行き解散。

今回のようなストイックな山旅も一般ルートが混んでいる時にはいい。
Yukyにはおいしいお食事背負って、作ってくれて感謝。
よくこのストイックな山旅ににお付き合いいただいた。
高瀬と黒部のお宝にお目にかかったのもよかった。
大変充実した山旅であった。
次はどこ行こうかなー










北ア南部・一ノ俣谷~常念乗越

2011年08月07日 | 沢登り
2011年8月6日~7日

メンバー:F師匠

※このルートは、20数年前に登山道がありましたが、現在は整備されておりません。
 よって、通常の登山靴などでは大変危険です。
 沢登りの装備に技術、特にルートファインディング能力が必要です。
 安易な入渓はご遠慮下さい。経験者と行かれて下さい。
 細部は、こちらへメールしていただくか、常念小屋へお問い合わせ下さい。 

第1日目

天候:曇り時々のち晴れのち昼から雨で夕方から晴れ

最近数ヶ月ここの検索でヒットする確率が非常に高い。
しかし私は細部をあげていない。
この情報溢れる中、自分の実力で行くのもいいのではないかと思う。

さて、4時に一の沢で集合。車をデポして沢渡へ向かう。
土曜の朝にしては多い方だ。
早速、タクシーに乗り上高地へ。4人乗ればバスの片道より安い。
大体タクシーのオッチャンがナンパしてきてくれる(笑)
5時過ぎには上高地着。結構人がいる。最盛期だね。


早朝の上高地

河童橋からは、朝靄の中、吊尾根が見えた。


朝靄の河童橋

少し歩くと、明神も顔を出す。


明神岳

いつもながらここの道はかったるい。。。


梓川本流と中山

目指す中山が見える。この山が、一ノ俣と二ノ俣を分けている。


徳沢キャンプ場

結構な賑わいであった。ガンガン行って横尾で一休み。
やっと、人から逃れられる。
それでも槍沢から下山の人が結構来る。
1Pで一ノ俣出合。


一ノ俣出合

ここに横尾山荘の前身の一ノ俣小屋があったそうだ。
のんびり行くと、なんと後続登場!?
びっくりである。先頭の方はどこかで見たことある。
のちにわかったことだが、いつもHP見させていただいていて
BCでもお会いしたことあり、山の趣向が私と師匠に似ているTさんであった。
納得である。
先に行ってもらい、のんびり上がる。


二段の滝


七段の滝

行けそうだが、えらいしょっぱいよ~


一ノ俣の滝

いつの間にか、先の5名パーティーを抜かさせていただく。


山田の滝

屈曲点から少しでこの滝が登場する。
そこからしばしでナメ滝がいくつかある。


ナメ滝

こんなんを越していくと、常念の滝である。


常念の滝

見所はここまでか。あとはゴーロを行くと二俣である。
ここでまたびっくり!!!
二俣に人がいた。どうも先のパーティを乗越から来て待っているようだ。
1~2時間はお待ちをと伝え、ビバーク準備。
さっぱり来ないところ見ると、どこぞでビバークしているという判断とした。
余ったビアなどいただく。ありがとうございました。

第2日目

天候:晴れのち曇り

5時起きして、撤収。
飯喰って、6時半には出たか。


南岳

ルーファイうまくいき、順調に小屋に着く。
ご挨拶して、コーヒーいただいて下山。


常念乗越にて

槍見えなかったが、天気比較的いいので良しとしよう。
あっという間に一の沢登山口。
温泉浸かって、おいしいそば屋行って、沢渡の車回収し
帰る頃にはゴロゴロ来ていた。

南ア北部・野呂川シレイ沢

2011年07月20日 | 沢登り
2011年7月18日(日)

天候:曇り時々晴れ
メンバー:F師匠

F師匠2ヶ月ぶりのお山である。
私も歩きが中心だったので、今回がやっと沢第2弾。
前日夕方、夜叉神峠へ向かい前進。
心配された駐車場も連休2日目夜ということで結構空いていた。
テント張って、寝るも車来たりで目覚めること数回。
これがのちの山行に影響を及ぼす。。。
4時に車いっぱい来たと思ったら、ゲートの警備のおじさんやら
タクシーの運ちゃん。早速勧誘に来て即決。
ご飯食べて、出発準備。だいぶ時間あったのでフル装備でタクシーへ。


夜叉神峠駐車場

5時半前にフライングで出発。
シレイ橋で下ろしてもらう。この連休相当混んだようだ。


シレイ橋

ご覧の通り工事用の階段ありこれを利用する。
今までは師匠のいるところから下降。
作業道が左右に分かれて右行ってしまったが、左行くと吊り橋の所に行ける。


沢に入ってすぐの滝


吊り橋

倒木が多いところ過ぎるとゴルジュっぽくなる。
ちょいと暗い感じ。あと基本ヌメヌメ。スリップ注意である。
今日は日帰りということで最初から巻く。


逆くの字

踏み跡は明瞭である。
左に踏み跡あるが右にもいいやつあるので、その時の判断で。


10m(?)

最近記憶力悪いので、ちょっと経つと忘れる。。。
確か10m滝?
最初の20m滝の巻きは、初心者がいたら高度感ありロープあった方がいいかも。




中間部の渓相

中間部来るとだいぶ明るくなり気持ちいい。
振り返ると北岳が見える。


シャクナゲ

上の20m滝の巻きで可憐に咲くシャクナゲがあった。
そして、この沢の白眉である白い花崗岩に囲まれた25m滝である。
写真より実物は素晴らしいです。


左に見える滝



これを左から巻きます。


大滝上のナメ

やっと花崗岩の沢来た感じがします。



この後も10m級がいくつか出てきますが、まきまき
そして、その先で二俣。水流は1:1


二俣

二俣すぐと次の滝は、二俣中央から巻きます。


二俣すぐの10m滝

上流部は結構快適に登れる滝が多い。
ビバーク地も何カ所かあるがゴミがあるのはいただけない。
そうこうしているうちに水流も細くなってくる。



水汲んでから行くとザレザレになってくる+涸れ棚も登れそうにないのもある。
右か左を巻ける。藪もなくよいが傾斜が強いので結構疲れる。
適当なところで沢に出て行くと沢も終盤の様相。


終盤

これを地道に登っていくとハイマツ帯に出る。
少しのハイマツ漕ぎで登山道に出た。


薬師岳


観音岳

沢装備を解き、歩きの準備&昼ご飯。
12時ちょっと前に着いた。
ご飯後、薬師岳へと向かう。ここからが長いので気合い入れるが、
どうも調子が上がらない。


薬師岳山頂

風があって涼しい。


さて下山しますか

ザレているが、しっかり踏まれているので歩きやすい。


薬師岳小屋

このあとの登山道も随分いい道で歩きやすくて助かる。


南御室小屋

最初の目的地に着いたが、ヘロヘロ。。。
スペシャルドラックいただき再出発。
途中やっと元気出てきた。


韮崎の街

白峰三山は雲の中だが下界は見えた。
長い道のりやっと夜叉神峠小屋着。


夜叉神峠小屋

先が見えたぞーとより元気になる。


駐車場看板

17時少し前やっとこさ到着。
大勢の登山客載せてバスが到着してきた。
下山どこ下りるのも5時間近くかかるので、体力自信ない人は1泊で。

あとはいつもの温泉に浸かり、某まずいラーメン喰って交代で運転しながら
帰路につく。といっても夜叉神から2時間もあれば着くのだが。。。

今週は、21日から昨年行けなかったボラでお山入ります。





飛騨・高原川沢上谷

2011年07月10日 | 沢登り
2011年7月10日

天候:晴れ時々曇り
メンバー:あーさん

今回はお初のマイミクあーさんとの山旅である。
今シーズンは、やっと沢登りをはじめる。
例の震災で、スキーを随分頑張ったのと歩きもやっておこうと
今になってしまったのである。
なぜかいつも沢初めは、ここになる。
昨年は降雨後で増水しており結構やばい事もあったが、
今回は梅雨明け直後のピーカンである。

平湯待ち合わせで、入渓点へ。
車を終了点へデポし、チャリで入渓点へ戻るといういつものパターン。。。
早速準備し、入渓。暑いので積極的に水流コース。
すぐに右岸からナメ12m滝。


最初の右岸ナメ12m滝

ここで、リードの確保などクライミングの基本を確認。
帰りに懸垂を練習する予定。
この滝登るときれいなナメが出てくる。至福の時。
10m滝を越えるといよいよ五郎七滝だ。


五郎七滝

きれいなナメ滝である。二俣の滝がここで合わさる。
マイナスイオンたっぷりである。
しばし景観を満喫し、慎重に斜度のあるナメを下降。
先ほどの12m滝で懸垂をする。
※ここ懸垂しなくてもクライムダウンは可能です。


2m滝

本流に戻ってすぐに釜のでかい2m滝。
ここを登ると赤ナメである。


赤ナメ

赤ナメは黒より少し滑りやすい。
これを過ぎてしばしゴーロを行くと右岸より1:1で支沢が合わさる。
ここを左へ行き、岩洞滝へ行く。


岩洞滝

ここハングした50mの所から落ちるので、落ちた水しぶきと風の勢いが凄い。
ということはマイナスイオンたっぷりですな!
滝裏に回る。


滝の裏

ちょっとガレガレ、グズグズなので注意。


コケっち

マイナスイオンたっぷり浴びたコケはなぜかきれい。
あとはゴーロ状の沢を下り、本流へ戻る。
積極的に水浴びしながら行くと大きなスラブの蓑谷大滝である。


蓑谷大滝30m

今日は少し水量多いみたいだ。いつ来てもきれいですな。
あーさん岳ポーズきめる\(^O^)
ここでお昼とって、巻きにはいる。
まあ暑い暑い。。。早く沢へ下りたかった。
下りる時は懸垂にしようかと思ったが、フィックスの通過要領を練習する。
下りてから、水流に足を取られないように注意。
滑ったら、大滝一直線です。
さてこの上から本日のメインディッシュのナメナメ。


ナメナメ

ヒタヒタと行くと、二俣。右と左からきれいなナメ滝が落ちています。


右のナメ滝

右を慎重に登り、確保して登る。
その上は少しゴーロだがすぐにナメナメ登場。



途中大きめのが走った~(←わかる人のみ)尺前後
あとはヒタヒタと行くと道に出て終了。
車まで行き、自転車回収しいつもの温泉でひとっぷろ浴びて
飛騨牛いただき帰路につく。うまかった!!




谷川・赤谷川笹穴沢

2010年10月17日 | 沢登り
2010年10月16日

天候:晴れのち曇り
メンバー:F師匠

以前から行きたかった笹穴沢。
とにかくアプローチが長かったりする。
ということで、15日仕事終わってから師匠と飯山で待ち合わせ。
少しでも時間短縮のため2台で行くこととする。
当初、平標山の元橋登山口に1台デポ。
その後、入山口である川古温泉に。ここでビバーク。
16日は、よく晴れていて気持ちいい。
ご飯食べて早速出発。ちょいと寝坊したので6時10分となった。


林道入口

この林道が、長い。1Pで赤谷川橋。そこから30分くらいで林道終点。
ここが入渓点である。


手前赤谷川本流と金山沢出合

金山沢に入りすぐにゴルジュがある。右から巻く。
紅葉目当てでもあったが、この辺りはまだ少し早い。
しかし、上を見るときれいだ。
平凡な河原とその後の巨岩帯を行き、そろそろ飽きてきた頃
やっと、笹穴沢の二俣に着く。
左の笹穴沢に入り、やっと滝らしい滝に出合う。


F1


縁起が良さそうな末広がりの滝

滝を快適に越えていくと、左にクロガネ岩峰が見える。
この辺り紅葉も綺麗。


クロカネ岩峰(200m)

6~7mの滝を越えていくと2段20m滝登場。
技術的には難しくないが、ヌメっており滑ったらやばいのでロープ出す。


2段20m

その後の12mは、右を行く。


5m滝

これは水流の左を行く。濡れても水温が高いため冷たくなく気持ちいい。
けっこう釜をヘツったり水に浸かるもすぐに乾く。
その後の15m滝は左を行ったが、岩の上に草と泥がのっており、いやらしい。(←俺も。。。)


紅葉

さていよいよ核心の30m滝。


30m滝遠望

ガイド本によっては左とあったが、見たところ上でのトラバースがいやらしそうで
別のガイド本にあった右壁を選択した。


右壁を登る

ここも先ほどと同様岩の上に泥と草ありだが、快適に登っていける。
上の灌木でビレイし、そこのヤブを抜けて落ち口に出た。
そこからすぐに40mナメ。よく写真を見るところだ。
傾斜はなく難しくもないがスリップ注意。


40mナメ

上から見たところ

その後もナメが続く。
この辺りから、ガスってきた。


ナメと紅葉

8mハング滝を越えると滝らしい滝は終わり、1650m付近で左沢に入る。
ツメの小滝が連続する。三俣は真ん中を行ったがあとは左へ行った。
1900m近くでトラバース道があるはずだと見ていくと、笹ヤブで覆われた
トラバース道と思われるもの発見。
ヤブを漕いでトラバースしていくと道のようなところに出てそこからすぐに
平標山からの登山道に合流した。
沢が終わり竹藪に入ったらよーく注意してみた方がいい。
本流から分かれてから意外と長い。
登山道に出てちょうどベンチがあったので装備変換。
木道階段の登山道を下っていくと、平標山の家に10分くらいで到着。


平標山の家

そこから元橋へ登山道を下った。


下山

暗くなる寸前で駐車場着。結局11時間行動となった。
この沢、慣れたもの同士の少人数パーティーで行動しないと日帰りは難しい。
ビバーク適地も至る所にあった。

車を回収し、猿ヶ京温泉のまんてん星空温泉に浸かり、帰路につく。
帰りは全線高速利用。途中でくたばって仮眠しながら帰ったら夜中になってしまった。