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ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

南ア・北岳バットレス第4尾根

2009年09月24日 | クライミング
2009年9月22日(火)~23日(水)

天候:高曇りのちガス(両日)
メンバー:F師匠、SK登はん隊長

以前から何回か計画していたが、お流れになっていた。
今回、師匠方が計画したものに便乗させていただく。
前日、横浜でのライブで深夜に帰宅。
8時30分に集合し、一路芦安を目指す。
今日は、テン場までなのでゆっくりである。
乗り合いタクシーに乗った。バスと100円しか違わず快適に行けるのでよい。
連休も終盤とあって駐車場も少しは空いていたが、臨時駐車場までいっぱいである。
10時に広河原着。数年前に来た時よりすっかり様変わりしていた。
河原は工事しており、???である。


広河原

時間が時間だけに圧倒的に下山者が多い。吊り橋を渡ってゆっくり歩き出す。
すぐに、本日宿泊の御池への急登である。
いつもより重い荷物をみな背負いゆっくり行く。
これがまたご機嫌な急登であったが、約2時間で第2ベンチ。
小屋へのトラバースへ入り、2時間半で着いてしまった。
何張りかあり、今日登っている感じである。しかしここ雰囲気よい。


御池のほとりのテン場

テントを張り休憩。前に来た時はプレハブであった小屋も4年前完成したようだ。
きれい。ランチメニューは、カレーと豚丼とあり、豚丼いただきに食堂へ。


御池小屋と食堂

おなかも満腹になったら眠くなった。しばしお昼寝。
18時に起きて晩ご飯しようと思ったら、師匠もう寝るみたい。
水は小屋の蛇口から無料でもらえます。ラーメン作って喰って寝る。

第2日目
さて、ここからが本題ですな!
今日登るパーティー意外に少なそう。ラッキー!しかし油断禁物。
2時半起床・・・メシ喰って、3時半にはヘッデンつけて出陣!
15分くらいで二俣着。ここが、暗いとよくわからない。
そして、大樺沢の左岸を行きます。
最初に右から水流が出合、大岩があります。ここが入口。
沢の源頭部なので急登をやっとの思いで登ると壁にぶち当たります。
このあたりで明るくなってきました。
後ろを見ると、朝焼けと鳳凰三山が・・・きれいでした。


朝焼け

Bガリー大滝は、壁の奥まったルンゼ状のところの右にあります。
早速、登はん準備。大滝はⅢ級なので、Ⅲ級クライマーの私がリードします。
悪いところもなく快適に行けます。
ただし2P目の終了点付近は石がゴロゴロしており、ロープでけっこう落ちます。


Bガリー大滝2P目

ここから少し登るとバンドがあり、それを左へ。途中の上へ行く踏跡は違います。
師匠方は先に行きそちらへ行ってしまったので、ヤブ漕ぎしてCガリーに出て
きました。
Cガリー出たら上へ行くと「4」と書いた岩があります。
そこのスラブ状の岩を登ったところに4尾根の取り付きがあります。


富士山

振り返ると富士がきれいに見えました。
さて、早速一発目の核心です。


1P(Ⅳ+)

ものの本によるとV級らしいですが、クラック登りが出来れば何とかなるでしょう。
2P目は、リッジからフェースと快適に行きます。
そういえば、後続1パーティー来る気配で、あと上から声が聞こえますが、
ちょー空いています。
3P目は、フェースで快適にクライミングです。


3P(Ⅲ)

下に先ほど通ってきた二俣が見えます。すばらしい高度感です。
4P目は、簡単なリッジを行きます。
5P目。ここが本日の核心。正面の白いフェースですが、スラブです。
腐れハーケンがいっぱいあるので思い切っていきましょう。
その上のリッジは快適です。


5P(Ⅳ+)フェースとリッジ

本日は、紅葉が映えるように地味な服できました・・・
リッジを上がった先が、この頭です。
ここから、10mDガリー側へ懸垂します。
ここは上部フランケのスラブがきれいです。
6P目は、コーナーのクラックからフェースに出てリッジを行きピッチを切ります。


6P(Ⅳ)リッジ上

リッジ手前の一手が決め手かな?
7P目は、小垂壁をすぐで枯れ木テラス。そこの左フェースを行き亀裂を飛び越して、簡単なフェースを登ります。
8P目は、簡単なスラブですが、初心者がいる場合はロープが必要でしょう。
その上に大テラスがありますが、私達は7Pで終了し、靴を履き替え。
Bガリー大滝から5時間でした。
あとは紅葉がきれいな踏み跡を行きます。


草付きの踏跡の紅葉 

ここ、ゆっくり行ったら山頂まで30分もかかってしまった。
意外と長いのでそのつもりで。
山頂に着いたら、2名の登山者がいた。意外と空いている。
そしてガスの中で何も見えず。
そういえば、先行パーティはというと中央稜登ってました。
記念撮影をして下山にかかる。


山頂にて

肩の小屋経由で草滑りを行き、テン場へ。
昼は到着し、撤収して下山する。

また乗り合いタクシーに乗った。何故か100円余分に取られた???
帰りは、天笑閣で温泉。高アルカリ度日本第2位ののぼりが気になっていた。
確かにアルカリが強いのでお肌ツルツルする。
ちなみに第1位は、どこでしょう?うちの近くです。
空いていてのクライミングであった。

岩トレ3 長野・物見岩

2009年06月28日 | クライミング
2009年6月28日(日)

天候:曇り時々晴れ
メンバー:F師匠、SK隊長、SNさん

土曜の夜、泊まりの宴会で二日酔い?っぽい中、
昨年、腕が疲れて登れなかったリベンジも含め、岩トレに行ってきました。
お寺さんの駐車場は、500円かかります。
クライマーの方注意です。
既にクライマーっぽい人の車もチラホラ。
私達は一つ上の霊園の駐車場へ止めます。

祠エリアには、地元山岳会の方と思われるパーティーが登っておられました。
私達が準備をしていると、上のエリアへ行かれました。
とりあえず、「Aルート」で慣らし。
その後、私が昨年疲れてしまった「カニノハサミ」へ。
リードは当然!?隊長!
このルート最後のハサミ部分のムーブが面白い。
最近のボルトレのお陰で、疲れることなくいけた。


核心部を登るよう

その次は、「くのいち」と「400」へ。
私の持っているトポだと5.8だが、もうちょっと難しいように思う。
「くのいち」は、他の3人さくっと行ったが、私は下手さがでて・・・
休憩後、「400」
最初、岩角を取るのが核心。その後は、レイバックで。
ここは、テンションかけまくりながらも何とか登れた。


レイバックに移るF師匠

師匠は、リーチが長い分、隊長と私とのムーブが違う。
それでもサクッと行ってしまう。


同じく隊長

隊長は、いとも簡単にいってしまう。
私は、パワー使いすぎ・・・
だけどいいトレーニングになった。

来月は歩きがほとんどで、しばし岩はお休み。
暑いので沢に飛び込みたい!!

八ヶ岳・小同心クラック~大同心南稜 継続

2009年06月21日 | クライミング
2009年6月20日(土)

天候:晴れ
メンバー:F師匠、SK隊長、弓さん

山は3週間振りであったが、クライミングは毎週やっている。
先週も名古屋でライブの後、ビッグロック名古屋店でちょこっと登ってきた。
今回は本チャンである。ちょっと緊張。これが心地よい。
とりあえず昨年の今頃登った小同心クラック行って
時間あれば大同心をという計画である。

金曜に続きこの日も晴れ。
松本4時集合とちょっと早いが、興奮しているのですぐ起きる。
5時半、美濃戸発。7時には赤岳鉱泉に着いた。
大同心稜を登り小同心基部へ。
大同心沢の源頭部は昨年より雪残っておらず、そんなに悪くはなかったが、
ざれているので要注意!と思っていたら師匠が・・・
ふと足元を見ると、お亡くなりになってそんなに経っていないカモシカ君が。
とりあえずそのままにしておき、基部へ行く。
2人ずつロープを組み、私は弓さんと。
サクサク登って、小同心の頭へ出ると横岳にはたくさんの人が。
頭からはコンテで進み、1Pのみロープを出す。


横岳山頂直下を登る

山頂へ登ると富士山もきれいに見えた。


山頂にて

この日は、やたら団体さんが多く、山頂下の鎖場が混みそうだったので
早々に離脱する。
コルから大同心基部へ。
大同心南稜の取り付きにはリングピン&腐れシュリングがある。
どこでも登れそうだが、師匠組はとりあえず左へ。
私達は右へ行った。


1P

途中、弓さんが落石起こしていたが、テンションかからなかったので
大丈夫か?
と思いきやハンドホールドが落ちたようである。
恐かったようだ。動揺が見られる。
そうこうしていると師匠組はドームに取り付いていた。
しかも全てフリーで行っていた。


ドームをフリーで

私達と言えば、基部へ入ったが、実力のなさと時間切れでここまで。
弓さんも登れる状態でなかった。
私は歩きで大同心の頭へ。


大同心の頭

後は撤収して、往路を戻る。

今回は、時間も時間で温泉は入らず帰ったのでした。

他の写真等ご覧になりたい方は師匠のブログ
http://blog.goo.ne.jp/hitoshi515/d/20090621