亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

もうはまだなり!国内金最高値更新、NY金強力な押し目買い

2025年02月13日 20時40分34秒 | 金市場
2月12日のNY金は続落した。しかし、NY時間に大きく売られたものの終盤にかけ盛り返し小幅安で終了。 折しも米インフレ再燃懸念で米長期金利急伸を受け円は大きく売られ、国内金価格は大幅に最高値更新となった。10%の消費税込みで表記される店頭小売価格は、グラムあたり1万6000円が視野に入って来た。JPX大阪取引所の先物価格JPX金も本日は一時1万4500円台に乗せている。   12日 . . . 本文を読む
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NY2900ドル超、売り崩された中国勢の上値買い

2025年02月12日 22時59分48秒 | 金市場
2月11日のNY金は3営業日ぶりに小幅に反落した。NY時間外のアジア時間に買いが先行し3営業日連続となる最高値を更新した。ただし、買いが一巡すると売り優勢に転じ、その後は上げ幅を削りながら相場は進行し、小幅安で終了した。NYコメックスの通常取引は前日比1.80ドル安の2932.60ドルで終了した。   報じられたようにトランプ大統領は、鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対して3月12日 . . . 本文を読む
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中国、保険会社の資産の1%を上限に金買い許可

2025年02月10日 23時27分28秒 | 金市場
毎月7日に発表される中国人民銀行の外貨準備統計。先週末7日の夕刻に発表されたデータでは、1月中に人民銀行の保有金は約5トン増加していた。3カ月連続の公表となる。今回は外貨準備統計以外に 大手保険会社10社に資産の最大1%を金に投資することを認める試験的プログラムを発表。 投資対象が限られる中での試みとのことだが、人民銀行が過去15年余りにわたり金(ゴールド)を買い進めていることは、よく知られており . . . 本文を読む
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NY金2900ドル突破、中央銀行の買い止まず

2025年02月05日 21時48分47秒 | 金市場
トランプ米政権の関税を巡る先行き不透明感に加え、米中の貿易戦争(報復関税合戦)への懸念を背景に逃避需要が金価格を押し上げた。 4日のNY金は前日比18.70ドル高の2875.80ドルで終了した。一時2877.10ドルまで付け、取引時間中、終値ともに連日で過去最高値を更新した。本日5日も騰勢止まずここまでのところ新値街道を走っている。   トランプ米政権は4日、合成麻薬フェンタニル . . . 本文を読む
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ゴールドは危機対応の高値追い、中国が報復関税発令

2025年02月04日 22時38分55秒 | 金市場
週明け2月3日のNY金は反発した。トランプ米大統領が2月4日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名。メキシコ、カナダ両国ともに反発し報復措置を発表したことで、週明け3日のアジア時間から日本はじめ株式市場が連鎖的下げに転じ、為替市場ではドル高が進むなど荒れ模様の中で、時間外のアジア時間の午前にNY金は一時2802.20ドルまで売り込まれた。 これは中国への10%の追加関 . . . 本文を読む
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波乱の中で超然たるゴールド

2025年02月03日 20時33分27秒 | 金市場
トランプ政権の関税を巡る動きが市場を揺るがしている。 トランプ大統領はここまで、他国との貿易赤字の拡大(貿易不均衡)を抑えるために輸入品に関税を付加することで「米国製品の優位性を高め」とは言わず「相手側に支払わせる??」と言い、製造業の米国内への回帰を促すと公約していたが、いつ発動されるかは明らかにしていなかった。 先週1月31日トランプ米政権のレビット報道官はカナダとメキシコに2月1日から2 . . . 本文を読む
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先行きのゴールド押し上げ要因が育っている

2025年01月30日 20時24分58秒 | 金市場
1月29日のNY金は小幅に続伸した。この日の午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控え、方向感の出ないレンジ相場に始終した。通常取引は前日比2.30ドル高の2769.80ドルで終了した。   ちょうど29日は米連邦準備理事会(FOMC)が開かれたので、その話題を書けばいいのだが、はっきり言って予想通り過ぎ話題は少ないので軽く触れる程度にて。 政策金利(FFレート)は4.2 . . . 本文を読む
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NY金もハイテク株も一応自律反発に

2025年01月29日 20時04分20秒 | 金市場
1月28日のNY金は反発した。前日比29.10ドル高の2767.50ドルが引値に。前日の株式市場の急落に際し、利益確定の売りが膨らみNY金も急落したが、この日は株式市場とともに自律反発となった。金市場ではトランプ新政権による関税引き上げなどの政策の不透明感を背景とした買いも続いてる。 一方で、2日間の日程で開かれている米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を29日に控え、内容を見たいとの動き . . . 本文を読む
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益出し売りに沈むNY金

2025年01月28日 20時12分22秒 | 金市場
週明け1月27日のNY金は比較的大きく反落した。 昨日ここに、NYコメックスの買い残(ネットロング)が、最高値の更新を続けていた10月来の高水準として、内部要因からの過熱感を指摘したが、27日週初のアジア時間から売り優勢の流れに転じていた。 最高水準の買い残は、上昇基調(モメンタム)に陰りが出ると売り先行の流れに傾きやすい状況にあった。 27日は、そこにNY株式市場でハイテク株が大幅安とな . . . 本文を読む
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NY金過去最高値接近、一方で残高減少目立つ金ETF

2025年01月27日 16時23分16秒 | 金市場
先週末1月24日のNY金は反発。トランプ新政権が打ち出す政策の中で、関心の高い関税に関する方針が迷走する中で不確実性を手掛かりに押し上げられた。CTA(商品投資顧問)と呼ばれる短期筋のファンドの買いを背景に週初から徐々に水準を切り上げ、概ね2760~2770ドルを中心レンジに週末24日には一時2794.80ドルと24年10月31日以来の高値を付け2778.90ドルで週末の取引を終了。 前日23 . . . 本文を読む
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