亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

二兎を追う者

2007年06月21日 14時42分00秒 | 徒然(つれづれ)
本日は夕刻、日経CNBCの市況番組(5時から~の番組中5分程度の生出演)に登場予定です。ベテラン番組ディレクターからの求めは「金利の上昇と金価格」。その後に、大手町の日経ビルから丸ビルにあるBloombergTVに移り明日の朝の7時16分からの枠の収録。こちらは「生」は少しきついので、事前収録でお願いしました。テーマは、最近の金市場の話題に沿って当面の市況を当方がどうみているのかという点。いずれも . . . 本文を読む
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商品指数連動ETFの国内販売

2007年06月20日 22時53分16秒 | 金融市場の話題
本日の日経本紙金融面(4ページ)で取り上げられているが、米バークレーズ・グローバル・インベスターズ(略してBGI)が日本国内で商品指数に連動するETFの発売を開始するという。本来であれば同様のETFを東証に上場したいというのが本音だろうが、如何せん法制の壁が立ちふさがる。そこで海外証取上場のものを日本に持ち込むという苦肉の策に出たということだろう。本来的な特徴である「上場投信」という利便性に目をつ . . . 本文を読む
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住宅着工は小幅マイナス、波乱なし

2007年06月19日 23時25分39秒 | 金融市場の話題
さきほど発表された米5月の住宅着工は前月比2.1%のマイナスで年率147万4千戸。これは市場予想の範囲内。市場の材料となる数値ではなかった。悪化の方向を市場は織り込んでいるので、予想外にいい数値や、悪化の速度の速まりに市場は反応することになる。前月比が中心にこの手のデータだが、住宅着工も前年同月比にすると24.2%もの減少となる。こうした環境だからこそガソリン高のなか先週の小売売上高が堅調な結果に . . . 本文を読む
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物価はまだ安定

2007年06月18日 15時31分48秒 | 金市場
先週末の米5月の消費者物価はガソリン価格の上昇もあり前月比+0.7%と高めの数字がでたものの、コア指数(食品とエネルギー価格を除いた数値)が0.1%と落ち着いていたことから、一連の金利急騰騒ぎも鎮静化に向かっている。NYダウ中心に株価も上昇、金価格も静かに反騰。先週はベージュブック(地区連銀経済報告)で物価の安定が示されてから債券市場も落ち着いた。落ち着くと全体に引っ張られる形で金価格も上昇という . . . 本文を読む
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引き分け

2007年06月17日 23時10分04秒 | 徒然(つれづれ)
今日は初めて千葉マリンスタジアムに行ってきた。一昨年、日本シリーズで行こうとして行けなかったところ。球場の近隣は海で、まさに海浜公園という名にふさわしい風景だった。そこでの本日の試合結果は0対0の引き分け。どちらかというと試合開始直後からロッテ優勢で進んだが、途中で明らかに流れは変わり虎サイドに傾き始める。それでも結局、双方ともに決め手を欠いた試合となり12回で引き分けに。ロッテ先発の成瀬というピ . . . 本文を読む
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逆転劇

2007年06月16日 23時26分17秒 | 徒然(つれづれ)
20時20分伊丹発のJAL機で大阪から帰ってきた。夕刻、携帯で確認した虎チームは、千葉マリンでロッテ戦だったが驚いた・・・・とここで改めて書くまでもないのでしょうが、最終回の「よもや!」の逆転劇。ハデなのだ・・・・。これが魅力でもあるのだけれど。明日、千葉マリンに観戦の予定につき、オイオイオイ取っておいてくれよ~、という感じ。じつは本日は朝、アレについて書こう、コレも書こうと、それなりの構想もあり . . . 本文を読む
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スイスの売却

2007年06月15日 17時13分27秒 | 金市場
このところスペインの合計108トンなど欧州の中銀の売却が目立ち、さすがに市場の話題となっているが昨日はスイスが250トンの売却計画を明らかにした。だからといって市場に動揺が走ったわけではないが、多少の意外感はある。市場の反応が薄いのは、もちろんワシントン協定に沿ったものとの認識があるため。それでも第1次協定と2次協定に渡って合計1300トンもの売却を実施したスイスだけに市場に影響を与えない売り方を . . . 本文を読む
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「良い金利上昇」

2007年06月14日 16時45分38秒 | 金融市場の話題
米地区連銀経済報告書(表紙の色からベージュブック)は、4月半ばから5月末にかけて米国景気は拡大基調との判断。これはFRBバーナンキ議長などが1-3月期を底に米国経済は回復基調との判断を示していたが、結果的にそれを実証するデータということになる。NY株式が急反発したのは、このところの金利上昇が景気減速のなかインフレ警戒を解けないがための「悪い金利上昇」ではなく、景気の戻り(再拡大)にともなう「良い金 . . . 本文を読む
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米金利5.25%へ

2007年06月13日 09時40分59秒 | 金融市場の話題
昨夜のNY10年金利は5.25%。セミナーでもFFレートと10年金利のチャートは使うことが多いので日々のデータは取っているが、それを見ると昨年6月26日に5.24%で、それ以前となると02年5月15日に5.25%が出てくる。データを眺めて景気拡大の中、かくも長く低金利が続いたものよと改めて思ってしまった。グリーンスパン前議長が、「謎(conundrum)」と表現した際には、景気拡大と低金利の併存の . . . 本文を読む
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再度650ドル割れ

2007年06月12日 23時17分50秒 | 金市場
さてさて現在時間は11日の22時30分。スポット価格は昨日のNYの反発、そして昼間のアジアの時間帯での戻り売り、足元のロンドンからNYの午前は再び急落状態で今647ドルどころ。昨日、大阪に出る前にスポット価格の200日移動平均を書き込んだが、昨日のNYを見てそろそろと思って安心すると、さらに下を試されるという展開。したがって買うにしても「分けて」というのが鉄則。売る方は売る方(売り方)で、テクニカ . . . 本文を読む
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