先日約6万キロで交換したブレーキパッドを細かく検証することにした。
これは製造ライン、時期によって違うようだが、純正ブレーキパッドはNISSINというロゴが入っているので「日信工業」製が装着されていた。
で、パッド残量をノギスで測ってみると、同じ1枚のパッドでもブレーキピストンのパッドを押す力が均等でないのか、ブレーキダストが溜まる方、すなわち回転方向に相対する方(車に装着状態で上側)が微妙に減りが大きいし、パッドの内と外ではそれこそ全然違うのである。
LEFT・・・
内側 回転に相対する方(上側)4.50mm 回転方向(下側)5.45mm
外側 回転に相対する方(上側)2.45mm 回転方向(下側)2.95mm
RIGHT・・・
内側 回転に相対する方(上側)4.55mm 回転方向(下側)5.35mm
外側 回転に相対する方(上側)2.65mm 回転方向(下側)2.80mm
左側は同じ一枚のパッドでも端から端で0.5mm以上減り方にムラがあることがわかる。
内側パッドに至っては、0.95mmも差があるので、ブレーキピストンが均等に押されていない可能性がある。
その点右側パッドの方がより均一に減っているのがわかる。
磨耗限界を知らせるインジケーターは内側パッドについているが、約1.25mmまで減らないと引きずり音がしないことになっている。
要するに音が鳴り出した頃には、外側パッドは明らかに台座を削っていることになるので、その時にはもうすでにローターにダメージを与えていることが考えられ手遅れということになる。
日ごろの目視による点検が重要であることがよくわかった。