(本頁は「「鬱金(うこん)と御衣黄(ぎょいこう)」」の続きです。)
秋田の桜の名所、国花苑には今年の春、既に三回も来ているが、5月13日にも寄ってみた。
今回来たのは黄桜の品種、鬱金(うこん)桜のその後の花色変化を見届けたいがため。
関西に住む花友のそのまた友人の話では、
鬱金(うこん)桜の花色は「黄 ⇒(白)⇒ 濃いピンク」と変化する。
「濃いピンク」への変化は初め花の中心部から始まり、やがて花弁全体に及ぶ。とのことだった。
前回(5月6日)見た時は花の中心部のみが濃いピンクのステージだった。
あれから一週間経った。今回は花弁全体が濃いピンクになっているだろうか。
結論は ×。
まずは (T_T) ほとんどの花が散っていた。残ったものを確認した限りでは、紅みは心持ち強くなっているものの、
全体が紅くなっているものは一個もなかった。紅いのは中心部だけだった。
これは鬱金(うこん)という品種の中での個体差なのか、はたまた今年の気象条件のせいなのか、
いずれにしろ此処(国花苑)の鬱金(うこん)桜は全体が紅にならずに終わることがわかった。
折角なので、過去にさかのぼって・・・
4月27日
5月1日
5月6日
そして5月13日
このことをface book上で報告したところ、前出の関西の花友からは、
「お友達のは、すごい濃いピンク色に変化していましたが、個体差もあるのかもしれません。
それか、小さな鉢植えという条件も関係したのかな?」とのコメント。
緑桜、御衣黄(ぎょいこう)はどうなったか。
こちらも前作、「鬱金(うこん)と御衣黄(ぎょいこう)」と比較の上、ご覧頂きたいところだが・・・
緑味はだいぶ薄れて来たが、紅くなったのは中心部ばかりだった。
こちらも過去にさかのぼって・・・
5月1日
5月6日
そして5月13日
他の品種でまだ花が残っていたのは、関山、普賢象、松月の三品種くらいだった。
関山(かんざん)
普賢象(ふげんぞう)
普賢象については前に見た時よりも紅みが強くなっているように感じた。
松月(しょうげつ)はほとんど変化が無いまま、花が古くなっていただけなので省略。
帰り際、真っ白な穂花をいっぱいつけた種類に出会った。
名札を見ると「ウワミズザクラ」。
秋田の山でもよく見かける野生の桜だが、花の印象は他の桜とはかなり違う。
最近買った図鑑で確かめたところ、サクラ属から分離してウワミズザクラ属になっていた。
「国花苑でお花見メレンゲ♪1(2021年4月27日)」以降、続けて来た国花苑の桜シリーズだが、
今回をもって中締めにしようと思う。
ここには黄桜や緑桜以外にもまだまだ多くの桜の品種が植わっている。
来シーズンは今年、十分に見ることが出来なかった品種を主体にやってみようかな。
それではまた。
以上。
折角いらして頂いたのに・・・花全体がピンクに染まった鬱金桜の姿が見られなくて本当に残念です。 やはり、個体差なのでしょうか・・・ それとも年月を経る毎に少しづつ赤味を増してくるのでしょうか・・
あらためて、鬱金桜と御衣黄の過去に遡っての変化の様子、そして関山、普賢像の美しいピンクの花姿を楽しませて頂きました~~
ウワズミザクラは初めて見ました。 変わっていますが美しいですね!!
今年の桜の見納めができた思いでおります~~ 有難うございました♡♡ そして、本当にお疲れさまでした。
コロナ禍で遠出は出来ない、観桜会中止の中、今年は比較的近場の国花苑で桜を堪能させて頂きました。
可能ならばまた来年も、そしてもっと多くの品種を見たいと思っております。
私も気になってましたが、行けずじまいでした(^^;
土地柄も多少は、あるのではないでしょうか。
でも見せて頂き、納得しました。ありがとうございます。
ウワズミザクラは、山で見かけましたが、桜と付くのに
ずいぶん違うな~と思ってました。勉強になりました。
ここ数日、どうしたのかなと気になっておりましたが、回復されたようで何よりです。
昔から人混みは苦手なので花見にはめったに行かないのですが、
今年は複数の友人から鬱金(うこん)桜の存在を教えてもらい、ついついハマってしまいました。
最も数多くの桜を見た春になりました。