7月17日は約一週間ぶりの梅雨の中休み。ニッコウキスゲを尋ねて鳥海山に行ってみた。
こちらが今回の非合法ルート図。
鉾立から出発。長坂道分岐で御浜稜線に上がって、ニッコウキスゲを堪能した後は山頂には行かず、
御田ヶ原分岐から千畳ヶ原に下り、鳥の海を掠めて鉾立に戻る。
朝6時頃、登山口鉾立(展望台)から見た風景三枚。
定番の奈曽渓谷越しの鳥海山。ここから見る鳥海山の山頂は遠いな、よく登るもんだといつも思う。
珍しく秋田駒ヶ岳と岩手山(右)が並んで見えた(秋田駒の左に乳頭山も見えている)。
この日、両山が見えたのはこの時だけで後は雲に隠れてしまった。
日本海越しに遠く男鹿半島。左が男鹿三山、右の低いのが寒風山。
翌18日、男鹿に行くことになるとはこの時点では予想してなかった。
今回は6時に鉾立を出発、健脚な方の後を追って歩いたら、30分後には県境通過、
7時30分には冒頭写真の長坂道T字分岐に到着した。これはけっこう早い方だと思うが、
そこから先は花の撮影に嵌ってしまい、さっぱり先に進まない。目と鼻の先の御浜までは一時間以上もかかった。
今日の天気は高曇りだったが、隣の月山や朝日連峰もちゃんと見えた。
花の撮影にもベストだったことは言うまでも無い。
長坂道T字分岐付近から月山。
朝日連峰。左側の高いのは大朝日岳、右のどっしりしたのは以東岳か。
今年のニッコウキスゲはまあまあの作柄だった(一昨年よりは劣るが、昨年よりはマシ)。
鳥海山をバックに入れたお花畑。
長坂道T字分岐から御浜にかけての稜線お花畑は鳥海山の中では一番みごとなお花畑だと思う。
もしかしたら全国的に見ても屈指のレベルではないかと勝手に思っている。
なおここでは鳥海山をバックに入れて撮影する人が多いが、今回は他の山(月山や笙ヶ岳)や海も使ってみた。
月山をバックに二枚。
西の笙ヶ岳をバックに。
日本海と飛島をバックに使ってみた。
その場合でも手前の花はトビシマカンゾウではなく、ニッコウキスゲだった。
ニッコウキスゲ
よく見るとニッコウキスゲの廻りには花の終わったハクサンイチゲがびっしり有った。
これらが咲いていた時期の様子は「鳥海山・初夏のお花畑。前編。(2020年6月24日)」
を参考頂きたい。
また開花前のハクサンシャジンやトウゲブキも見えるが、
これらが咲くと、百花繚乱の様相になる(⇒ こちら)。
今頃の鳥海山、お花畑で咲くのはニッコウキスゲばかりではなかった。
ハマウツボ科の半寄生植物ヨツバシオガマも多く、場所によってはニッコウキスゲを凌駕していた。
ヨツバシオガマが濃いエリアを二枚。
ヨツバシオガマ
「ニッコウキスゲを尋ねて鳥海山へ。2」へ続く。
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