今年初めての鳥海山登山は6月24日に実行した。
この日は前夜から快晴続きで、早朝、途中の由利本荘からもその姿がよく見えた。
鉾立から御浜方面を望む。
今回の非合法マップ
鉾立にクルマを置き、6時に歩き出したら、約30分後に県境に到着した。今まで歩いた中では最速かもしれない。
今年はコロナの影響で、(`◇´)県境をまたぐなとさかんに言われていた。その禁令が19日に解かれた。
通常、県境と言うものは山の稜線や大きな川などの地形に沿ってあるものだが、
ここでは上の地図からもお分かりの通り、ほとんど直線になっている。アメリカの州境みたいな感じだ。
多くの皆さんはこんな処に秋田と山形の県境があるなんてご存知ないと思うが、今回はその存在を強く意識した。
不思議な県境 ハクサンシャクナゲ
県境の前後に咲いていた花たち。
ゴゼンタチバナ
ミツバオウレン
シラネアオイ 賽の河原のずっと手前から雪渓歩きがスタート
その後、すぐに雪渓が始まった。
賽の河原はまだずっと先だから、いつもよりも早い雪渓歩きとなった。
歩きにくそうだったので、ただちにアイゼンを履いたが、途中で脱いだり、また着けたりが面倒なので
そのままずっと雪渓を登った。
賽の河原から長坂道方面を望む。こちらもずっと雪渓が続いている。
河原宿の上から来し方を振り返る。
すると長坂道の稜線には一時間半もかからずに着いてしまった。こんなにペースが早いのも初めてかもしれない。
それから先は、ご覧の通りの景色。
今までの疲れなど何処かに吹っ飛んでしまうような景色だ。
22日に登ったばかりの月山が見えた。
今日はガスサンではないようだ(がこの後すぐ雲を被った)。
長坂道稜線のお花畑は素晴らしいものだった。
他の山のお花畑と違う点はその背景に立派なお山が見えることか。
おかげでこの先はさっぱり先へ進まなくなった。
お花畑と鳥海山二枚。
お花畑と鍋森。
お花畑と笙ヶ岳方面。
お花畑の主役はハクサンイチゲ。
ハクサンイチゲのアップ 他にミヤマキンバイやハクサンチドリなど。
長坂道稜線を歩いていると、ほどなく鳥の海(鳥海湖)が見えるようになる。
ここで鳥の海に下りる道が分かれるが、鳥の海を前面に置いた鳥海山が見えるのはこの付近だけだろう。
ハクサンイチゲお花畑越しに鳥の海
鳥海山本体に雲が湧いて来た。
「後編」へ続く。
鳥海山も月山も素晴らしい花たちです(^_^) この季節は東北の山、と思います。
普通山頂が県境なのに、鳥海山の頂上がほぼ山形県というのは、県境7不思議のひとつ?
ご存知かと思いますが、飯豊山頂を確保したい福島県の執念(笑)も有名でしょうか!?
飯豊山の福島県境、話だけは知ってますが (´π`;)確かにあちらも凄いですね。
あの執念が秋田県人にも有ればと思います。
ところでこの日、鳥海山に行った後の秋田県は毎日、梅雨空続きで、次に晴れたのは7月3日でした。
今年は北東北には珍しく梅雨の影響がハッキリしているように感じます。