モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

焼石岳・2nd紅葉【前編】(2021年10月14日)

2021年11月02日 | 焼石岳/秋

焼石岳では、大まかに言えばふたつの紅葉が見られるようだ。
ひとつは9月下旬から10月上旬にかけての山頂部紅葉、こちらは赤が主体の紅葉。

もうひとつは10月中下旬の中腹の紅葉、こちらはブナ林の紅葉なので黄色がベースと聞く。
前者は三回ほど見ている(代表例は昨年のこちら)が、
後者はまだだった。厳密には・・・
昨年10月21日に行ったら、紅葉は終わっていた(記録はこちら)。

というわけなので、今回は後者のちゃんとした紅葉を見るべく、晴天になりそうな10月14日に決行した。

秋田県東成瀬村から国道397号線に入り、大森トンネルで県境を越える。
早朝なので色ははっきりしないが、標高約790mの胆沢橋から見る山々は紅葉が始まっていた。

胆沢橋から来し方(北側)を望む。



胆沢橋から東側を望む。奥の山は支峰の柴沢山(1241m)。           
胆沢橋から西側、県境稜線を望む。下は胆沢川。
 



その後は標高が下がるので、また緑に戻る。

途中、ちらと見えた焼石岳と横岳。



今回の非合法マップ



中沼コース登山口の標高は700m台。周囲の森は
まだ青々としていた。
歩き始めの登山道は中沼との標高差が200mくらいあり、短いわりにしんどい。
歩き出して約30分。いよいよ中沼が見えて来た。

 



中沼に到着。標高は約910m。予想通り、ここは紅葉していた。

中沼。バックは横岳。



みごとな鏡面風景だ。




ちょっと別角度を。




縦構図を二枚。

 



紅葉した樹林越しの中沼



中沼の次は上沼。こちらは湿原化が進み、限られた水面だが、紅葉を映し出していた。

上沼



上沼




上沼の先は登山道がいっとき渓流のようになる。
雪解け時期はもろ渓流だ。そのためか、焼石岳にはゴム長で登山する人が多い。

渓流のようになった登山道。
 


つぶ沼コースとの合流点が近づくと、小さな湿原が現れ、周囲のブナ林の紅葉もよく見えるようになる。

今回はこのあたり(標高は1000mくらい)が紅葉のピークだと思った。

ブナの紅葉






ブナの紅葉                                         
ブナの紅葉
 


ちらと横岳の一角が見えた。




 


銀明水が近づくと、樹林の切れ目から、屏風のような横岳が見えるようになる。

横岳そのものの真っ赤な紅葉はもう終わっていたが、黄や褐色の紅葉がまだ残っていた。

銀明水の手前から横岳方面を仰ぐ。






落ち葉が敷き詰められた登山道                              銀明水
 



銀明水が好い位置にあるおかげで、焼石に登る時は水の心配が要らない。
夏場はほんとに有難いと思う。

銀明水のナナカマド



銀明水の残紅葉                                 銀明水のシンボルツリー、ダケカンバの大木

 



銀明水の標高は約1150m。ここを境に高い樹木は無くなる。


【後編】へ続く。


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