モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初秋の湯森山と笹森山。(2021年9月1日)

2021-09-17 | 秋田駒ヶ岳

(本頁は「初秋の秋田駒ヶ岳」の続きです。)

秋田駒ヶ岳に登った後は北側にある湯森山と笹森山を経由し、八合目駐車場に下山することにした。
焼森と湯森山の鞍部は1360mなので、湯森山山頂(1472m)までは約110mの登りとなる。

焼森との鞍部から湯森山を仰ぐ



総じて傾斜は緩いので足取りも軽やかに・・・と思ったら、大違いだった。

次の写真からもお分かりのように、笹薮がひどく、道が全く見えないのだ。
藪を脱したかと思うと、今度は雨で登山道が掘れてトンネルのような道が続く。

鞍部からの登り、笹薮。                             鞍部からの登り、トンネル道。
 



こういうことを三、四回ほど繰り返して山頂に到着。


今回の非合法マップ



湯森山の山頂、三角点。                            熊見平方面への道は刈払いされたばかり。
 


湯森山山頂は笹や灌木で覆われ、眺めはあまりよくないが、
岩手側に少しだけ下った露岩地帯はとても眺めが好い。
今回はこの岩場で昼飯とした。

湯森山(東の露岩)から北東側、笊森山や岩手山を望む。千沼ヶ原は笊森山の陰になる。



湯森山(東の露岩)から北東側、熊見平を望む。




湯森山から笹森山に下る道。左奥にちょろっと田沢湖が見える。




湯森山は花は皆無だった(刈残しのリンドウがホンの少し咲いている程度)。
しかしクジャクチョウがいっぱい居た。

登山道を先導するかのように飛んでは止まりの繰り返し。
撮影しようと近づくと、すぐ飛び立ってしまうため、なかなか撮影出来なかったが、

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで何とか撮れたものを展示してみる。







 


蝶には花のように当たり年があるのだろうか。こんなに数多くのクジャクチョウに会えたのは今回が初めてだった。
この蝶が多い状況は笹森山を下りるまで続いた。

(後で蝶に詳しい友人に聞いたところ、タテハチョウ類は卵塊で生まれ、幼虫時代に集団化するので、豊凶の波が大きい。
それを左右するのは寄生虫とのこと。
また他の友人たちから八幡平や飯豊連峰でもクジャクチョウが大発生していると聞いた。)




湯森山と笹森山の鞍部は木道が敷かれており、やっと歩きやすい道になった。
花は終わっていたが、コバイケイソウの群生が現れる。花の時期はさぞかしみごとだったろう。

湯森山と笹森山の鞍部、コバイケイソウの群生地。背景は秋田駒ヶ岳。




反対側には乳頭山。いい形をしている。




ほどなくして乳頭温泉に下る道との分岐点に到着。
この道、いつか歩いてみたいのだが、クマさんの警告が印象的だった。

笹森山はいつもならば脇を通り過ぎるだが、今回は時間にゆとりがあるので山頂まで行ってみた。


乳頭温泉への分岐点                                   笹森山山頂
 


笹森山山頂から田沢湖を望む。



今、降りて来た湯森山。



笹森山はちっこいお山だが、意外にも、花の種類、量ともに豊富だった。
今はアザミ類やヤマハハコなどキク科、リンドウなどが盛りだったが、枯れ花を見ると、
夏場はニッコウキスゲやヨツバシオガマ、ハクサンチドリ、コバイケイソウ、モミジカラマツ、ヤマブキショウマ、
トウゲブキ、
チングルマ、アオノツガザクラ、イワイチョウ、キンコウカ、コバギボウシなど
数多くの花が咲き乱れる山だったと推測。いつか機会を見て夏場にも訪ねてみようと思った。


トウゲブキの残り花                                  ウゴアザミ
 


ミヤマアキノキリンソウとゴマナ




エゾオヤマリンドウ                                    ヤマハハコ

 


シロバナトウウチソウ




オオノアザミ(アオモリアザミ)                             
キンコウカの草紅葉
 


9月1日は秋田駒ヶ岳や笹森山を下山した後、近くに有る乳頭山の山麓にも立ち寄っている。
それはイワテシオガマという変わった植物を見たかったから。
この植物、奥羽山系のごく限られた場所、岩手秋田の県境稜線の標高1000m前後の笹原などに生育してると聞く(最近、宮城でも報告あり)が、
ろくに図鑑にも載っていない、ほとんど話題にもならない幻のような植物だ。
一昨年の秋に二箇所で初めて見つけました。そのひとつが乳頭山の山麓だった
(↓頁、下の方)。

https://blog.goo.ne.jp/mouura2/e/6793cf37edefd2c6bc989c8b1942b727

以前、此処で見たのは9月17日で終わる寸前だった。
今回は9月1日なので、咲き始めか盛りの頃かなと思い、行ったところ、ナント!多くの株で花は終わっていた。

今年は七月の猛暑の影響か、季節の進みが早い。それでも、遅く咲いた株をナントカひとつ見つける。




イワテシオガマの花はでかいだけで格別綺麗ではないが、草姿がとてもユニークだ。
羊歯を思わせるような葉の間から、横方向に50センチ以上も花茎を伸ばし、その先に上向きに穂花を咲かせる。

根生葉                                       上から見た姿
 



この株の茎は長さが1m近くあり、花の重さで釣り竿のように撓んでいる。こんな咲き方の花はとても珍しいと思う。

前に突き出して咲く様を写真にするのはけっこう難しいのだが、今回も一応、チャレンジしてみた。

前に突き出して咲く様



前に突き出して咲く様(裏側から)




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コメント (2)
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