モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

初めての早坂高原・牧歌編(2010年8月23日)

2021-08-31 | 早坂高原

「本ページは「初めての早坂高原・盆花編」の続きです。」

お花畑の近くには牧草地が広がっていた。




こういうなだらかな地形は老年期の終わり、いや準平原だったかな。

北上山地はそのいずれかだろう。




あっ(^^♪モウさんだ。ここは牧場だった。




近くにはホルスタイン。




「盆花編」で紹介しきれなかった花たちを少し。

地味な花ばかりだが、私は無視したくない。




イブキボウフウ                                        オオヨモギ

 


ヒヨドリバナ。そして左隣に枯れかかったクガイソウがあった。




ズミの実                                        クサレダマの実
 



ナワシロイチゴの実








白樺林を散歩。





シラカバ                                         ツリガネニンジン

 



白樺と言えば、「高原」の代名詞。

私のような年寄りは「高原のお嬢さん」(舟木和夫)や「避暑地の出来事」((^o^;)映画ではなくて荒井由実の方)
などのメロディを思い浮かべ、
ロマンチックな気分になるのだが、
この樹が自然に生えるような場所は、そんな生易しいものではない。

夏は涼しいが、冬の気候は・・・・。

ちなみにこの高原の近くにある藪川は本州で最も{{{゚◇゚;}}} ガクガク寒い場所として知られている(詳しくは、こちらを参照されたし)
同じ緯度でも、秋田の同程度標高の山林ならスギやブナ、ミズナラ、カエデ類などに覆われている。
本来こういった樹林に覆われるべき場所が、
岩手のこの場所ではシラカバになっている。
いや、なっていると言うよりも、シラカバくらいしか生育できないほどの厳しい場所なのだ。

シラカバ林で見つけた草花を少し続ける。

ハンゴンソウ



ススキ                                            サラシナショウマ
 



これは花の終わったキキョウ。




秋田では絶滅に近い花だがここにはまだ残っていた。

うっ( ̄π ̄;この花は何だ?

 



もしかしてホザキシモツケだろうか。

もしそうだとしたら、
国内、自然状態では、北海道と日光戦場ヶ原、霧ケ峰高原にしかないと言われていたので、
今回の早坂高原は新たな生育地の発見と言うことになる。

こんなに簡単に、しかも行き当たりばったりで新生育地なんて見つかるものなのかな。
と思っていたら、
植物に詳しい友人から、
ホザキシモツケは、北海道・長野県・栃木県の他に、岩手県でも生育が確認されているとの情報を頂く。

ならば( ̄π ̄;この実は何だ?




正解は「ハマナスの実」。

海岸植物のハマナスがこんな内陸で、しかも標高1000m近い高原に生えているのは何故だろう。

最後に。




本来なら海岸にしか生育しないハマナスがこのような高原に分布しているのは、かつてここを往来した牛のしわざと推測した。

この高原は面白い。また時期をずらして何回か来てみよう。 


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初めての早坂高原・盆花編(2010年8月23日)

2021-08-30 | 早坂高原

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

今年(2010年)の夏は異常な暑さ続きだった。
こういう時は、高い山の上や北海道にでも行き、花を眺めたいところだが、諸事情あって出来ないでいた。

ところが8月下旬の平日、ひょっこり休みが入った。
隣県岩手ならそう遠くは無いし、鍾乳洞なら涼しかろうと、日帰りで龍泉洞に行くことにした。

途中、岩手県内のとある高原を通りかかったら・・・
意外や意外!そこには素晴らしいお花畑が広がっていた。その景色や花風景は信州の名だたる高原を髣髴とさせるものがあった。
こんな近場にこんな素晴らしい場所があったとは!!




結局、この日はこの高原を探索するだけで終わった。龍泉洞はまたいつかの機会としよう。

この高原にはオミナエシがやたらと多かった。




 





そして意外だったのは
ミソハギもやたらと多かったこと。










オミナエシとミソハギ。
ともに秋田では盆花として墓参りなどでよく使われているが、
両者が一緒に自生しているところを見るのは初めてかもしれない。

通常、オミナエシは乾いた草原に、
ミソハギは休耕田や沼地など湿ったところと別々に生えているものだが、ここでは一緒なのである。

ミソハギ                                          ヤナギラン
 



ミソハギが優勢すぎるせいか、高原の女王様、ヤナギランはここでは精彩を欠いていた。




他にもいろんな花が咲いてた。




タムラソウ                                        タムラソウにモンキチョウ
 






キク科・他の面々

ヤナギタンポポ                                       カセンソウ
 


ヤナギタンポポは男鹿の寒風山で見ている。   

ユウガギク



ヤマハハコ(キク科はここまで)                             ハナイカリ(リンドウ科)
 



ハナイカリは
30数年前、十勝の海岸で群生を見た以外は、数年前、美ヶ原でちらっと会ったきり。
秋田県では絶滅危惧種ⅠA類。

ウメバチソウ。奥の白花はゲンノショウコ。                       シモツケ(バラ科)
 


尊敬する植物学者、故・中尾佐助氏の著作、「花と木の文化史」(岩波新書)の中に、
氏が選んだ世界の「自然十景」というコーナーがある。

そのうちの一景が、今回、私の見た花風景に共通するように思ったので、いささか長文だが、該当箇所を抜粋引用してみる。 

『メドウ・ステッペ~追憶の花園』
中国東北部大平野の北辺、黒竜江の南側に小興安嶺と言うさざなみのように重なった丘陵性の山脈がある。
そこにメドウ・ステッペの花園がひろがる。

私は昭和15年の夏にそこを南から北へ一直線、黒竜江の岸まで旅行し、その美しさに一目惚れしてしまった。
丘陵の間の低地は湿地となり、流れや沼が連なり、

スゲの野地坊主(やちぼうず)が茂り、通過困難になっているが、丘陵の中腹は花園になる。
オミナエシ、キキョウ、ワレモコウ、ナデシコ、リンドウ、ヤツシロソウ、フウロソウ、シオン、トウヒレン、
カラマツソウ、ヤナギタンポポ、ツリガネニンジンなどのような、
日本の秋の七草そのもの、またはそのごく近縁種が一面に咲き出してくる。
オミナエシの多い所は黄色の原に、キキョウは紫色の原に、
カラマツソウは白い花園になったりしている。
花の間を歩き回るのは容易で、よく見ると下生えの小型の草の花も多い。

そして丘陵の上にはシラカバの疎林があり、その尾根の上にはウスユキソウの花が咲いている。
日本人の目から見て、奇異でもなんでもないありふれた花だが、みごとに集団美となっている。
これがメドウ・ステッペの花の群落である。

・・・ 日本国内では、いわゆる高原と言われる場所で、
これに似た花風景が少しだけ見られる(例えば、信州の高原、他には九州の阿蘇や九重山周辺、伊吹山、北海道の一部など)。

このような花風景、残念ながら秋田には無いが、直ぐ隣の岩手県には有った。







ススキ




牧歌編」に続く。

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久しぶりに鳥の海探訪。(2014年8月24日)

2021-08-29 | 鳥海山/鉾立・盛夏

(本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである。)

鳥海山に登る人は多いが、鳥の海(鳥海湖)まで降りる人は少ない。
居たとしたら、たぶん・・・ (´π`; ちょっと変わり者?

8月24日、 (´π`; ワタシはそれを実践してみた。
かつて鳥の海に行ったのは30年くらい前だから随分と久しぶりの探訪だ。

2014/08/24午後。御浜から見下ろした鳥の海と鍋森。



御浜から鳥海湖を俯瞰。手前の白い花はヤマハハコ。                                                          御田ヶ原から見た鳥海山
 


鳥海湖(鳥の海)に行くには上左写真の斜面をまっすぐ転げ落ちればいい
(ただしロープで規制されており、ここを降りる人を私はまだ見たことが無い)が、

通常は長坂道稜線から派生するちゃんとした散策路をほぼ水平移動して湖畔に達する。
ところが今回は花や景色を愉しむためにあえて遠回りの別ルートを辿ってみた。




実はこの日、鉾立から入山し、最初に御浜に来た時はガスで鳥の海も他の景色もほとんど見えなかった。

それでも必ず晴れるとの確信のもと、御浜から山頂方向に向かい、御田ヶ原まで進む。
この付近は高山植物の種類が特に多いところ。
花の多くはもう終わっていたが、薄紫の見慣れない花がまだ咲いてる。



オクキタアザミだ。

  



オクキタアザミは一見アザミに似るが、痛いトゲはなく、トウヒレン属に含められる。

鳥海山と焼石岳、羽後朝日岳だけに産する珍しい花だ。

オクキタアザミ                                 ミヤマアキノキリンソウ
 



エゾオヤマリンドウ



御田ヶ原分岐で鳥海湖に向かう道に入る。
天気はよく晴れて来た。
まだ木道は真新しい。




途中から振り返った鳥海山                              ニッコウキスゲの咲き残り
 



シロバナクモマニガナ                                  ミヤマリンドウ

 



御田ヶ原分岐から20分も歩いただろうか。

千畳ヶ原への分岐を過ぎると、鳥の海が突然目の前に現れる。




湖と呼ぶには小さく、池や水溜りにしてはでかすぎる。
表現が難しいので、昔の人は思い切って「海」と呼んだのだろうか。


向こうの稜線の丸い残雪が何故か気になる。




その真下まで行ってみたら、小さな流れになって鳥の海に注いでいることが分かった。
 
 


だから何だと言われればそれまでだが、この小さな川にとって鳥の海は海みたいなもの。

流れの中に咲くのはハクサンオオバコ                        蝶々も居た。ヒオドシチョウか。
 


この小さな川の命はあと何日くらいなんだろう。涸れたとしても雨が降ればまた復活するだろうが・・・。

鳥海湖から鳥海山を眺める。今回はこの場所で昼餉をしたたむる。




ここから見た鳥海山は凄く高く見えるが、2236mマイナス約1600mなので実際の標高差は600m程度。

湖岸の一部に花影を見たり。降りてみると・・・

                                            モミジカラマツ
 


ミヤマキンポウゲ                                      ヨツバシオガマ

 



この場所は雪消えが遅かったんだろう。晩夏の今頃になって他の場所では初夏に咲く花たちが咲いていた。


鳥の海から御浜や扇子森を望む。




実はこの後、急斜面を駆け上り、御浜に到着した
(もしかしたら禁止されてる行為かもしれないので真似しないように)。

本頁冒頭と二枚目の写真はこの時撮影したものだ。

その後、長坂道を下り、鳥海山と鳥海湖を一緒に眺める。
両方一緒の風景は当時はあまり紹介されることはなかった。





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真夏に十勝千年の森 (2012年8月20日)

2021-08-28 | ガーデン紀行・北海道

(本頁は「真夏に風のガーデン・後編」の続きである。)

8月20日は清水町の十勝千年の森に行ってみた。
今日の天気は北海道のほぼ全域が雨なのに、十勝地方だけは薄日がさしている。

清水町は十勝でも西側なので、天気の崩れが早そうだ。よって帯広の宿を早めに発つ。
千年の森には9時頃、到着したが、開園は10時とのこと。

しかたなく時間つぶしに周辺を廻ってみる。日高山脈脊梁は雲に覆われて何も見えなかったが、ベコ達が待っていた。

芽室岳登山口付近の放牧地にて。






丸山展望台から十勝平野を望む。



あいにく舫っていて遠くの方は望めなかったが、雄大な広がりは十分感じられた。

十勝千年の森は10時開園。ここでも少し行列が出来た。
いよいよ千年の森に踏み込んでみる。







Forest Gardenの解説より勝手に抜粋引用

 草花の生命力を生かした森
 長い間、人の手が掛けられず放置されていた森には、ササが生い茂っていました。
 従来の庭づくりは新たな植物を植える"足し算" のデザインが生かされていますが、
 この庭では、雑木林の間伐とササ刈りを中心にした"引き算" のデザインを試みました。
 地中に眠っている種子に太陽の光をあて、間伐材を森の中に積み上げました。
 今では沢沿いに、数多くの美しい草花がその姿を見せています。
 自然が持っている本来の力を引き出したのです。 (以下、略)


今の季節は巨大草花を多く見かける。

北海道のエゾニュウはでかい。                            こちらはミソガワソウ(シソ科)
 



今この森では『北海道ガーデンショー』が開催されている。
プロ、セミプロのガーデンデザイナー、造園家、ランドスケープデザイナー達が作成した庭が森のあちこちに展示(?)されている。

ダン・ピアソン氏・作、「クロッシング」。何を表現したいのか、 (´π`;)ワタシにはわからん。







白井温紀(しらいはるき)氏・作、

「あなたに会いたくて ー楡の木陰の庭で」の一部分。




横手実家の屋敷畑と何ら変わらん。
2000年開催の第一回東京ガーデニングショー「洗濯物の似合う庭」以来、
白井氏の密かなファンなのだが、 (´π`;)敢えてコメントはしない。

それ以外の作品、前衛的な作品が多く、 (´π`;)コメントしようがないので全て省略させて頂く。







千年の森には花咲く庭もあった。
ただしそれは途方もなく広かった。
ダン・ピアソン氏がプロデュースした「メドウ・ガーデン」。

クガイソウ



ここもペルシカリア・アンプレクシカウリスがいっぱいだった。



ペルシカリア・アンプレクシカウリスとタリクトルム・デラバイ
 
                                           でかいヒヨドリバナ。
                                    ユーパトリウム・マキュラーツム `アトロプルプレウム'



巨大な豆の鞘を発見!たぶんムラサキセンダイハギだろう。




ここではマツムシソウも巨大化している。

セファラリア・ギガンティア Cephalaria gigantea



丈は2mを超えていた。こう言う場所はともかくとして、狭い庭で飼うのは困難。

ペルシカリア・アンプレクシカウリスをバックに濃いピンクのアスチルベが咲き残っていた。







カライトソウも参戦。




撮影中、ついに雨が降り出した。
最後に見過ごしていたぴぴっとガーデン(子供の庭)を。




このかまくら様の小屋は生きているヤナギの木を編んで作ったもの。




久しぶりに見たヒモゲイトウ                               葉の縞がとても綺麗なトウモロコシ
 




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夏草の猛威(2021年8月16日)

2021-08-27 | 雑感・雑事

(夏場は実家メンテに関し、月に一二回程度の愚痴ぼやきをお許し頂きたい。)

出来たらお盆前に一度、横手実家に行って屋敷の草退治と思っていたが、
連日の猛暑で草よりもこちらの方が先にくたばってしまいそう。なので延期。
そうこうしているうちに、10日、台風崩れの低気圧が来てからというもの、今度は雨続きで草刈りは事実上困難。
15日は少し晴れ間が見えたので、まずは秋田市自宅、ジャングル庭の草むしりを実施。
この晴れ間がもう一日続くとの予報だったので、16日に急遽、横手実家の草刈りに行くことにした。
行ってみたら、呆然とした。7月20日に刈ったばかりだと言うなのに、こっ( ̄π ̄;この茂りようはいったい何だ。

before1



after1



before2



after2



before3



after3



今回は電動草刈り機のバッテリーを三個も充電したのだが、あっという間に使い切ってしまった。

おまけにバッテリーに関係なく、モーターも回らなくなり、万事休す。
こちらは30分くらいしたら、また動き出したが、
不安になって途中で草刈り機をもう一台買いに行く。

バッテリー充電には90分かかった。そのくせ20分もすれば空になる。
バッテリー充電と草たちとの根競べの一日になった。

なお真夏の雑草密度は6,7月とは比較にならないくらい濃く、
特にイネ科は根元が匍匐していて非常に刈りにくい。刈った茎葉も草刈り機の刃に絡まり、すぐにモーター停止、
それをいちいち取り除いて再チャレを繰り返すのでさっぱり捗らなかった。
結局、屋敷全体を今日一日で掃討することは諦めた。
残りは近いうちにまた来て、刈ることにし、お盆の墓参りを済ませて自宅に帰った。


【雑草図鑑】

イネ科、エノコログサ(ネコジャラシ)。                      
最強のイネ科、メヒシバ。
 


メヒシバの根元はこのように匍匐していて草刈り機で除去しにくい。




ブタクサやアメリカセンダングサ                          オオアレチノギク
 


このヤマゴボウは居間の縁の下から生えてきたもので、今年は匍匐している。




昨年は立ち上がって丈が3mくらいになっていた。
夏草との格闘はまだまだ続く。


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