里の家ファーム

無農薬・無化学肥料・不耕起の甘いミニトマトがメインです。
園地を開放しております。
自然の中に身を置いてみませんか?

トマト

2014年05月20日 | 健康・病気

 フルーツトマトとは、特定の品種を指すのではなく、糖度が8以上あるフルーツ感覚で食べられるトマトの総称です。  現在、8,000種類を超えるトマトの品種があり、大きさによって3種類に分類されます。
 
丸玉系
丸い形が特徴のトマトで、果皮の色によって桃色系、赤色系に大別されます。日本では桃太郎をはじめ、生食用の品種のほとんどが桃色系で占められています。赤色系は濃い赤やオレンジ色を呈する品種で、海外では、主に食べられていまが、日本では加工されることが多く、カロテノイドの一種リコピンを多く含む品種です。
 
ファースト系
先端が尖っている特徴的な形をしています。皮が薄く、種周辺のゼリー状部分が少なく甘みの強い果肉が多く詰まっています。ファーストトマトという名前で販売されていますが品種改良により、尖っていない形のものも出てきました。
 
ミニトマト系
1980
年以降に市場に多く出回り始め、種類が大変多く、形も色も様々で、
一見しただけではトマトであると判断できないものもあります。
 夏は57月頃、冬は123月頃に最も多く収獲されますが、ハウス栽培が盛んなため一年中収獲することが可能です。トマトには、カロテノイドの一種であるリコピンとβ-カロテンを豊富に含んでいます。トマトは抗酸化力の強いリコピンを生成することにより、自分の体を活性酸素から守っています。
 トマトのリコピンとβ-カロテンには、強い抗酸化力から生活習慣病の
予防効果があることが証明されています。
 トマトの酸味のもととなるクエン酸には食欲を増進させたり、疲労物質である乳酸の代謝を促進する働きが知られております。また、美肌のために必要なコラーゲンの生成を助けるビタミンCや、余分な塩分を排出し血圧を下げる作用を持つカリウムも豊富に含まれています。最近の研究によってトマトに含まれる13-oxo-ODAと呼ばれる成分には脂質代謝異常を改善する働きがあることが証明されました。
 
・動脈硬化の予防、改善効果
 トマトに含まれるリコピンは強い抗酸化力を持つため、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化を予防する働きがあります。リコピンや13-oxo-ODAにより動脈硬化が予防できることに加え、ケルセチンには血管を丈夫にする働きがあり、香り成分であるピラジンには血液をサラサラにして血栓を防ぐ効果があります。
 
・ダイエット効果
 トマトに含まれるリコピンには、脂肪を蓄積する脂肪細胞の成長を抑制する作用が明らかになっています。13-oxo-ODAが血液中のコレステロールや脂質の異常を抑える働きを持つことが判明し、肥満やメタボリックシンドロームに効果的であると期待されるようになりました。
 ・高血圧を予防する効果
 トマトにはカリウムが豊富に含まれているため、高血圧の予防に効果的です。
 

・美肌効果
 トマトのリコピンがシミに効くといわれるのは、皮膚の表皮部分で発生する活性酸素を抑えて、シミの元であるメラニンの生成を抑制してくれるからです。また、ケルセチンには体内のビタミンCの働きを高める作用があります。リコピン、ビタミンC、ケルセチンの3つの成分が含まれ、美肌効果が期待できます。トマトにはうまみ成分であるグルタミン酸が含まれ、トマトが煮込み料理や炒め物によく使われるのは、グルタミン酸の働きにより、肉や魚介のうま味がさらに引き出されるためです。ホールトマトやケチャップなどに加工される赤味の強い赤色系トマトの方が、生食用の桃色系トマトより多くのリコピンを含んでいます。
 油と一緒に摂取することで、リコピンやβ-カロテンが体内で吸収されやすくなります。

 平野 敬二 氏より

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。