内閣支持41%、12ポイント下落
道新電子版 06/01 05:00
北海道新聞社が実施した全道世論調査で安倍内閣の支持率は41%となり、4月の前回調査から12ポイント減と大幅下落した。「支持しない」は同12ポイント増の57%だった。 組織犯罪処罰法 改正案の衆院採決を強行したことや、学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡る問題が影響したとみられる。
安倍内閣を「支持する」としたのは、男性が前回比22ポイント減の40%に下落。年代別では30代以下で24ポイント減の50%、60代で13ポイント減の27%に落ち込んだ。支持率は内閣発足後、2016年4月などの40%に次ぐ低水準だった。
政党支持率は自民党24・1%、民進党15・3%、共産党5・6%、公明党3・7%、新党大地1・8%、日本維新の会1・0%、社民党0・5%、「支持政党なし」46・3%だった。前回調査と比べ自民党4・5ポイント減、民進党0・4ポイント減、無党派層は2・7ポイント増だった。
「共謀罪」反対59%
改正案が衆院審議入りした直後の4月に実施した前回調査から、反対は14ポイント増え、賛成は14ポイント減った。年代別では、特に40代と30代以下で反対の割合が増え、40代で反対57%(前回比19ポイント増)、30代以下で反対44%(同21ポイント増)だった。40代では賛否の割合が逆転した。
組織犯罪処罰法改正案の内容について「知っている」と答えた人は64%と前回から13ポイント増えた。特に30代以下は60%に上り、前回から倍増した。
朝日新聞が2月18、19日に行った世論調査では「共謀罪」、賛成が44%で反対25%を大きく上回っていた。全国と道内との違いはあるけれど、希望がわいてきた。
安倍内閣打倒!