里の家ファーム

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イチゴ狩りは無農薬圃場で

2017年02月24日 | 健康・病気

<イチゴ狩り>の前に必ず知っておきたい、

                     農薬の使用実態と残留農薬の検査結果

                                                                     ヘルスプレス - 2017年2月23日

露地ものも始まり、イチゴ狩りが真っ盛り。

   どこの農園も週末は家族連れで賑わい、子どもたちがもぎたてのイチゴを何個もほおばり、大はしゃぎだ。子どもたちが無邪気に喜んでいる様子を見ると、イチゴ狩りに来て良かったと、親御さんの誰もが心から思うだろう。

     しかし、前もってイチゴ農園の農薬使用実態などの安全性をチェックしていればのことだ。

 安全性のチェックなしでは、子どもたちがイチゴをほおばるたびに、「農薬は大丈夫だろうか?」と、不安を抱くことになる。

   イチゴ狩りは、季節によって多少変動するものの、どこの観光農園も料金は30分食べ放題、入園料は中学生以上1500円、小学生1300円、小学生未満から3歳まで800円くらいというところだ。決して安いという値段設定ではない。

    だからこそ「元を取らなければ」と、やみくもにイチゴを食べるのは絶対にやめるべきだ。イチゴに用いる農薬には約200の成分農薬の使用実態やイチゴの残留農薬検査結果が不明な観光農園はあぶない!

   イチゴは農薬使用が多い果実のひとつだ。約200の成分の農薬の使用が許可されているのだ。もちろんそれらの農薬が全て使われているわけではないが、1種類や2種類ではない、相当数使用されていると考えたほうがいい。しかもイチゴの表皮がぶつぶつになっているため、そこに農薬が残留しやすいのだ。

   イチゴでよく残留が確認されているのが成分がプロシミドンだ。この成分は住友化学が開発した殺菌剤で、動物の生殖機能に悪影響を与える環境ホルモン作用が確認されている。米国でのラットを用いた実験では、胎児に生殖障害を引き起こすことが分かっている。

   妊娠中の母ラットにプロシミドンを与えると、生まれてくる子ラットに尿道下裂(尿道の開口部が正常な位置にない先天異常)などの先天性奇形が生じたのだ。

   では、このプロシミドンがイチゴにどのくらいの量が残留していたことがあるのだろうか大阪府の検査では2008年に0.87ppm=0.87mg/kg、2012年に0.69ppm=0.69mg/kgの残留が確認されている。

   30分のイチゴ狩り食べ放題で、イチゴが大好きな子どもなら150g(1パックの半分くらい)は簡単に食べてしまうだろう。もし、イチゴに0.69ppmのプロシミドンが残留していれば、0.1035mgのプロシミドンを摂取することになる。

   プロシミドンのADI(1日摂取許容量)は、体重50kgの成人で、0.035mg/kg/体重/日だ。体重25kgの子どもなら0.01750.017mg/kg/体重/日となる。つまりADIの約6倍もの量を一気に食べてしまうことになるのだ。生物農薬を使っていても決して安全ではない!

   プロシミドンのような化学農薬を避け、生物農薬を使っているイチゴ農園も増えているが、生物農薬だから環境にも人体にもやさしいと思い込むのも危険といえる。

   茎葉が溶けるように腐り、さらに病気が進行すると灰色のカビに覆われたようになるイチゴの「灰カビ病」対策にバチルス属細菌が生物農薬として利用されているが、その補完剤としてクリーンアップという農薬が使われることが多い。

   このクリーンアップには銅剤が加えられているのだ。イチゴに残留していれば、銅による薬害が心配される。銅(酸化銅)の毒性については、「経口摂取後に腎臓、肝臓に影響を与えることがある。これらの影響は遅れて現れることがある」(国際化学物質安全カード)と、指摘されている。

   イチゴ狩りに行くときは、少なくとも、これら農薬の使用有無を確認することが大切だ。ホームページなどで害虫の防除記録、イチゴの残留検査結果などを公開している農園も多くなっているので、慎重に選ぶことで農薬の危険性を回避できる。

 そして、イチゴ狩りの際は、大きなペットボトルを必ず持参してほしい。水洗いをしてからイチゴを食べるようにすればさらに安全性は増す。

 イチゴ狩りでも家族の安全には留意しておきたいものだ。


もう、そんな季節なのか。
こちらはまだ一面の雪世界だ。
皆さんのブログを見ていると、やれ何々の花が咲いたときれいな写真付きで紹介されていてうらやましい。
こちらの今日は、未明からの猛吹雪。
雪自体の量はそんなに多くはないが風に飛ばされて吹き溜まりができる。
きょう1日で除雪車が4回も来た。
そのつど雪かきをしなければならない。

いちご狩りだが、おやめになったほうがよろしいかと思います。
食べたければパックで購入して、農薬を落としてくれる貝殻粉末などが売られているので、それでしっかりと農薬を落としてから食べた方がいいでしょう。