菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

今、心にあるのは・・・。

2008年09月18日 02時09分50秒 | 言葉の根
“念”ですね。今に心と書いて。

“念をこめる”とか言いますが、いったい何でしょうね、念て。
記念とか、言うね。

なんかこもってるのか?

意味を引くと、
①おもい、気持ち。
②気をつけること。注意すること。
③かねての望み。深く思うこと。
④となえること。
⑤廿(にじゅう)俗音が同じであることから、日数を表すときに、廿の字の代わりに用いる。
⑥仏教用語。梵語で経験を明瞭に記憶して、忘れない心の作用。
憶。憶念。

どうやら、⑥が基本ぽいね。

憶えていてね、ってことなのだろう。
人は忘れる生き物だから。




念を使った言葉でおいらが好きなのは、“正念場”。

正念場も調べてみました。
正念場は、性根場とも書き、本来は“正念”は、仏教語で悟りに至るまでの実践目得【八正道】のひとつ。

残り七つは
正見
正思惟
正語
正業
正命
正精進
正定
だそう。

雑念を払い、仏道を思い念ずることで、正しい真理へ思い巡らすことを意味し、修行の邪魔となる雑念に乱れない強い信心をも意味するそう。

転じて、正しい心、正気が必要な場面を正念場と意味するとのこと。

歌舞伎などで、重要な場面を正念場と言いますが、仏教用語が物語中に使われていて、そういわれるようになったのが始まりなのだとか。


念は、気をつけて、よく覚えていようとする思い、望み、ってこと。
よし、コレで、念を、念には念を入れて、覚えておけるわ。




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