昨日観た『デンジャラスな妻たち』の中で気に入ったセリフ。
「狭いアパートに5人で暮らしてるのよ、ユーモアのセンスがなきゃやってられないわ」
“沈黙は金”ならぬ、“ユーモアは金”だ。
そして、先日、友人と話していて、気に入った言葉。
「怒って育てるとかいうけど、どうせなら、笑って育てたい」
人と触れ合えば、怒ったり、泣いたり、笑ったりせざるえない。
どうせなら、笑って触れ合いたいと思う。 . . . 本文を読む
惚れる力、すなわち、惚れ力。
前から考えていたことなのだが、“力”ブームにあやかって、名づけた。
好き力、憧れ力でもいい。
何かに惚れて、それを全うする力。
その対象の良いところを徹底的に見つける力。
いい物を掘り出す力。
自分を騙す力。
だって、惚れるは、“惚れる”と“惚ける”は同じ字だもの。
今の世の中、惚れこむ力、何かを一生好きでいる力が弱まっている気がする。
幕末 . . . 本文を読む
工事多し
解説:
元は“好事魔多し”というコトワザ。
うまく行ってる時ほど、落とし穴があるから、気をつけな、という意味。
こちらは、年末と言えば、道路工事ってことです。
今年は政権はまだ変わったばかりですからね。
来年少なくなったと感じたら、民主党政権の効果なのでしょう。
そのために、今年の状況を覚えておくとしましょうか。
実際、調査すると3月頃にずらしてい . . . 本文を読む
スーパーへ、ワサビがなくなったので買いに出かける。
調味料のコーナーに行くと、ちょうど色な種類のタレや汁、ツユ、粉、薬味が売っていた。
すさまじい数だ。
塩だけでも数種類ある。
この調味料の数は、日本人がみなで、同じモノを好むとは言う傾向の裏で、実は、個人の嗜好をけっこう主張しているということの証明ではないか。
大きなものには流されるが細かいところにはかなりこだわる。
他の文 . . . 本文を読む
風邪をひけば、メロンが食べれる
解説:
“風が吹けば、桶屋が儲かる”シリーズ。
で、こちらは、もっと直接的に。
人は弱っている時に、何かが与えられるというコトワザ。
風邪をひくと、食欲がなくなるから、とにかく食べられるものをいうことで食べやすく、しかも、栄養がある甘めの果物ってことになる。
昔は、バナナや桃缶だったそうですね。
今もないとは言わないけど。
そ . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第93回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『インフォーマント!』
実際にあったアメリカ最大とも言われる企業不正の告発事件を、コメディとして見せている意欲作。
その実、ある人間の病気的行動に焦点を当てている。
双極性症候群。
躁鬱病も含まれる精神疾患。
万能感 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第191回
『サーカス』(1928) 原題は『THE CIRCUS』。『チャップリンの~』がついてないのが、知名度の低さに繋がってるのかしら?スタッフ。監督:チャールズ・チャップリン 製作:チャールズ・チャップリン 脚本:チャールズ・チャップリン 撮影:ローランド・H・トザロー 出演。チャールズ・チャップリン マーナ・ケネディ ハリー・クロッカー アラン・ . . . 本文を読む
『ている。』
詰まっている。
心には、懐かしい思い出が詰まっている。
頭には、素敵な考えが詰まっている。
集まっている。
部屋には、好きなものが集まっている。
街には、詰まった人が集まっている。
している。
あの人は、どうしている?
今、あなたはなにしている?
見ている。
ちゃんと見ている。
あなたが見ている。
待っている。
もう少し先に . . . 本文を読む
最近グッと来た言葉、いくつか。
ウェイン・ワン(『スモーク』ほか)のインタビューより。
(※キネマ旬報の香川照之『日本魅録』より抜粋)
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・演出法について。
「自分は俳優の心の作用については決して口出ししません」
「「すごくエモーショナルに」とか「ここの感情はこういう感じに」とかは、俳優に言っても仕方のない指示です . . . 本文を読む
観客は、あのドラマの、あの俳優の××弁がダメと言うのをよく聞く。
よく聞くのに、日本ではソレがまかり通り続ける。
海外では、当然コーチがついて、徹底的に言葉を直す。
もちろん、実施兄はダメな場合もあるだろう。
訛りはそう簡単に身につくものではない。
何しろ、毎日聞くものだったりするわけだから。
だが、物語を見ていて、その地方の人にとっては、下手な訛りほど、物語に入り込むのにジャマなものはな . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第190回
『洗濯機は俺にまかせろ』(1999) 英語題は、『THE WASHING MACHINE』。洗濯機だけになってしまったけど、韻を踏んでるのね。スタッフ。監督:篠原哲雄 原作:宮崎和雄 脚本:松岡周作 撮影:上野彰吾 音楽:村山達哉 出演。筒井道隆 富田靖子 小林薫 鶴見辰吾 百瀬綾乃 染谷俊 菅井きん 橋本功 入江若葉 物語。漫画家を目指して . . . 本文を読む
今年は、お年寄りを主人公にした映画の当たり年だった。
ざっと挙げても、
『グラントリノ』
『扉をたたく人』
『脳内ニューヨーク』
『カールじいさんの空飛ぶ家』
『フロスト×ニクソン』
『60歳のラブレター』
『ベンジャミン・バトン 数奇なる人生』
『クリスマス・キャロル』などなど。
60を越えた主人公が大活躍だ。
これが、50代くらいまで、下げると
『レスラー』
『96時間』
『母なる . . . 本文を読む
キネマ旬報の映画の批評についての特集を読んで考えたこと。
批評する側は、マイナスな批評であっても、プラスの批評であっても、多くは、いつもある程度、同じ体温で批判する。
しかし、批評を聞く側が、その作品が好きだったり、嫌いだったり、自分の作品だったりで、体温はかなり高い場合がある。
たいがいは、まぁ、聞く側は平熱だけども。
そして、そのお互いの体温の差は、痛みになる。
マイ . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第189回
『パトリス・ルコントのボレロ』(1992) 原題は、『LE BATTEUR DU BOLERO』。訳すと『ボレロの泡立て器』となります。 スタッフ。監督:パトリス・ルコント 出演。ジャック・ヴィルレ ロラン・プティジラール 名曲ラベルの『ボレロ』の1楽章をやりきるオーケストラ楽団員(シンバルとパーカッションが主役)のリアルタイムの物語。 パト . . . 本文を読む
飛べ、または、のっとべ。
では、“のっとべ”とは何か?
これが問題だ
解説:
元は“生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ”という名セリフの原語版「To be, or not to be: that is the question」
『ハムレット』ですね。
wikiによると。
「To be, or not to be: that is the question . . . 本文を読む