いよいよ、ついに、明日が本番初日。
稽古も、ある意味、今日がラスト。
明日のことしか考えられないようで、もう彼ら、彼女らとはあと4日なのだなと寿命を迎える時のような一抹の寂しさもあり。
とはいえ、観客に面白いものを、どれだけ笑いを、感慨を、お見せできるか・・・。
重く双肩にのしかかる。
いや、チーム12名の双肩二十四肩に。
重いが、この重さはバネを縮ませる。
溜めだ。
高く飛ぶための。
圧 . . . 本文を読む
昨日、全体の通し稽古。
いやぁ、他の班とは、同じ舞台を作り上げる仲間でもあるんだが、やっぱ、競争心というかライバル心がムクムクと。
しかたないよね。
そういう気概は、向上心につながるものね。
ウチの班は特に笑いが基調だから、笑いを取れたことの自信とそれ以外の不足分への気合を煽られて、いい感じに火がついた感じ。
あと、二日。
攻めます。
まだネタ増やしてるしね。
ちうか、千秋楽まで増やすけ . . . 本文を読む
いよいよ、残り4日で、本番の東京俳優市場。
連日の稽古が続いております。
その熱気は、梅雨が明けるに一役かっているようですよ。
初舞台の子も多いので、声がなかなか出なかったり、客席にケツを向け続けたりとかもあるのですが、それもゆっくりと修整されつつあったり、なかったり。
まぁ、その初々しさの殻の奥に光るキラリを見てもらおうってのも、この舞台の面白さですからね。
もちろん、そういう未熟さは . . . 本文を読む
人を呪わば、アナウンス
解説:
“人を呪わば、穴二つ”シリーズ。
で、こちらは、隠れて呪うより、社会的に曝すことこそが呪うことになる、という意味。
"ペンは剣よりも強し”になんだな。
だが、いまや、悪いことした方より、被害にあった方が復讐を望んだりする時のモラルを要求されることもあるけどね。
それはもしかしたら、被害者の方は見る側の人間の側にいる . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第150回
『ブレーキ・ダウン』(1997) 原題は『BREAKDOWN』。邦題だと、ブレーキを踏み込めになる?それともブレーキが壊れたになるのかしら? スタッフ。監督:ジョナサン・モストウ 製作:ディノ・デ・ラウレンティス/マーサ・デ・ラウレンティス 原案:ジョナサン・モストウ 脚本:ジョナサン・モストウ/サム・モンゴメリー 撮影:ダグ・ミルサム 音楽:ベ . . . 本文を読む
ニックネームは、どうやら単なるあだ名という意味だけではないらしい。
【nickname】の意味は、
①あだ名、愛称。
②クリスチャン・ネームの略称。
なんですと。
で、【nick】は、名詞では、
①刻み目、切り目。
②(皿などの)割れ目、欠け目
③(サイコロ遊びなどで)投げ手の言った目と出た目が同じ(または関係のある目)こと。
④牢
動詞では、
①刻み目をつける。
②彫り付ける、傷つける。 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第149回
『ロスト・チルドレン』(1995) 原題は『LA CITE DES ENFANTS PERDUS』。直訳ソフトの訳では、『迷子について言及せよ』てな感じになりますね。スタッフ。監督:ジャン=ピエール・ジュネ/マルク・キャロ 製作:クローディー・オサール 脚本:ジャン=ピエール・ジュネ/マルク・キャロ/ジル・アドリアン 撮影:ダリウス・コンジ 音楽: . . . 本文を読む
君といると前任になりたくなる
解説:
元は、“君といると善人になりたくなる”。
アメリカ映画『恋愛小説家』のセリフから。
愛の告白のセリフです。
で、こちらは、愛の終わりの言葉。
愛を、職務的に捕らえているわけです。
まぁ、愛は、案外に法的に公的でもあるということです。
逆に、そういう公的なものの裏にも、愛があると思いたがたることも。
けれども、 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第148回
『デリカテッセン』(1991) 原題は同じく『DELICATESSEN』で、フランス語の肉屋のことですね。『カルネ』とか、フランス映画には、肉屋けっこう出てくる気がする。勝手なイメージかも・・・。スタッフ。監督:ジャン=ピエール・ジュネ/マルク・キャロ 製作:クローディー・オサール 脚本:ジャン=ピエール・ジュネ/マルク・キャロ/ジル・アドリアン . . . 本文を読む
さて、お知らせ。
なんとまぁ、3年目、3回目の登板となります、東京俳優市場。
今回、市場が開くのは、7月1日・2日・3日と平日興行でございます。
そう、残り10日ジャスト。
稽古も詰めに入りかけ。
まだ、探ってます。
そうそう、場所はいつもの【南青山マンダラ】でおます。
ライブハウスならではの密着でお送りいたします。
18時開演で、19時より。
1話30分の3本立ててお送りいたします。 . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第55回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『レスラー』
『レスラー』は、痛い。とにかく、痛い。
肉体的にも、精神的にも。
『π』のときから、突出していたダーレン・アロノフスキーの、ほとんどホラーの領域に入っている痛み表現が、物語の進行と共に、苦痛なだけでなく生 . . . 本文を読む
正直者は、罰を見る
解説:
“正直者は馬鹿を見る”は、正直であると、人に騙されたり、苦労を買って出なければならず、大変である、という意味。
で、こちらは、正直者はその苦労よりも、自分に訪れる罰を、自分が自分に課す罰を考えてしまう、という言葉。
罰というか、バチというか、宗教的ではあるね。
道徳というよりは。
そういう意味では、正直者というよりは . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第54回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ターミネーター4』
夏には、こういうのが一本欲しいわよね、って一本。
『ターミネーター4』は、期待値は高いだろうけど、ある意味では、『T1』『T2』の凄さを超えられないだろうし、『T3』ほどでなければという先入観こ . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第147回
『ナッシング・トゥ・ルーズ』(1997) 原題は『NOTHING TO LOSE』。「もう、失うものは何もない」ってとこでしょうか。 スタッフ。監督:スティーヴ・オーデカーク 製作:マーティン・ブレグマン/ダン・ジンクス/マイケル・ブレグマン 脚本:スティーヴ・オーデカーク 撮影:ドナルド・E・ソーリン 音楽:ロバート・フォーク 出演。ティム . . . 本文を読む
物語を、建物として考えてみる。
平屋建てで、母屋に離れがある。
ビルでも、高層ビルもあ師、4・5階建ての低めのビル。
それを下から上ったり、上から下ったり、途中エレベーターに乗ったり。
玄関だけが立派で、中はそうでもなかったり。
踊り場がある階段に、喫煙スペース。
エスカレーターやらエレベーター。
地下が深いのやら。
うなぎの寝床、長屋作り、別荘。
団地や建売、デザイナーの作ったユニ . . . 本文を読む