【俺は好きなんだよ】第159回
『ハドソン・ホーク』(1990)原題も『HUDSON HAWK』。主人公の怪盗の名前です。ブルース・ウィルス考案のキャラクターなのです。スタッフ。監督:マイケル・レーマン 製作:ジョエル・シルヴァー 製作総指揮:ロバート・クラフト 原案:ブルース・ウィリス/ロバート・クラフト 脚本:スティーヴン・E・デ・スーザ/ダニエル・ウォーターズ 撮影:ダンテ . . . 本文を読む
トンネルを抜けたら、そこはウキウキだった
解説:
元は、「トンネルを抜けると、そこは雪国だった」。
川端康成の小説『雪国』の一節です。
こちらの場合、南国な感じですね。
でも、北国だって、それがお目当てでの旅行の場合、雪を見るだけで心は躍るものンです。
そもそも、おいら、トンネルってだけで、特に車のは、あの黄色とか赤い光で、だけで、けっこうウキウキしちゃ . . . 本文を読む
びっくり箱は、びっくりするから、名前に“びっくり”とついている。
だが、びっくりさせたい相手には、「コレ、びっくり箱」と言ったりはしない。
伝えてしまうと、その効き目が表れないわけだ。
薬は、その薬効を伝えなくても、効き目が出る。
で、あえて効き目を言うことで、本来は無い効き目を表すものがある。
それがプラシボ。
プラシボとは、偽薬のこと。
あえて、害のない薬を、薬効がある . . . 本文を読む
匙は投げられた
解説:
合成名言。
“賽は投げられた”と“匙を投げる”のですね。
“賽は投げられた”は、もうやるしかない。
“匙を投げる”は、もうあきらめた。
で、こちらは、いわば、“もう食べない”といった感じ。
食わないと死ぬけど、こんなものは食わないぞ、という強き意思表示の言葉。
あきらめではなく、断固とした拒否。
据え膳食うと思うな . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第158回
『ハードロック・ハイジャック』(1994)原題は『AIRHEADS』。まんま空気頭ということでしょうね。空気のような頭は、たぶんよく反響することでしょうよ。スタッフ。監督:マイケル・レーマン 製作:ロバート・シモンズ/マーク・バーグ 脚本:リッチ・ウィルクス 撮影:ジョン・シュワルツマン 音楽:カーター・バーウェル 出演。ブレンダン・フレイザー . . . 本文を読む
涙は心の涎
解説:
元は“涙は心の汗”。
出所は不明なんだけど。
なんか青春ドラマっぽい響きだ。
で、こちらは、最近、物語などを鑑賞した際に流れる涙は汗というよりも涎(ヨダレ)っぽいなぁ、という感想から。
涎は、忘我やだらしなく口元からこぼれる唾、モノ欲しそうな時に思わず垂れる唾。
余分な垂れで“よだれ”でいいのかね。
どうもね、最近のその手の涙は、擬 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第157回
『TIME CRIMES タイム クライムス』(2007) 原題は『LOS CRONOCRIMENES』でスペイン語。英語題は『TIMECRIMES』。タイムマシーンものには、新たな鉱脈があることを示した快作!スタッフ。監督:ナチョ・ビガロンド 脚本:ナチョ・ビガロンド 撮影:フラビオ・ラビアーノ 音楽:チュッキー・ナマネラ 出演。カラ・エレハ . . . 本文を読む
柳の下の鰻を狙う
解説:
元は、“柳の下の二匹目の泥鰌(ドジョウ)を狙う”。
一度、偶然によいことが起こったからといって、再度同じ方法で幸運が得られるものではない、というコトワザ。
一度、たまたま柳の下でドジョウを捕まえたからといって、いつもそこにドジョウがいるとは限らない、ということ。
「柳の下の二匹目の泥鰌はいない」とも。
近頃では、成功者の後追いしたものや、 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第156回
『ベースケットボール/裸の球を持つ男』(1998)原題も『BASEKETBALL』。バスケット・ボール+ベース・ボールで、ベースケット・ボールです。スタッフ。監督:デヴィッド・ザッカー 製作:デヴィッド・ザッカー/ロバート・ロキャッシュ/ジル・ネッター 脚本:デヴィッド・ザッカー/ロバート・ロキャッシュ 撮影:スティーヴ・メイソン 音楽:アイラ・ニ . . . 本文を読む
腐ってもタイトル
解説:
元は、“腐っても鯛”シリーズ。
腐った鯛でも、それなりに輝きを持っている、という意味。
貧しい侍などは、めでたい席で儀式的に必要な鯛を、あえて、腐っていても出すようなことがあったらしい。
鯛のめでたさは美味しさもあるのだろうが、食べられる食べられないではなく、その姿にもあるということではないかろうか。
あの魚としての美しさみたいな部分に . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第155回
『ハッピー フィート』(2006)原題も『HAPPY FEET』。『幸せな両足』、『満足な足』ということ。監督:ジョージ・ミラー 共同監督:ジュディ・モリス/ウォーレン・コールマン 製作:ジョージ・ミラー/ダグ・ミッチェル/ビル・ミラー 製作総指揮:ザレー・ナルバンディアン/グレアム・バーク/デイナ・ゴールドバーグ/ブルース・バーマン 脚本:ジョー . . . 本文を読む
おいら、誤字脱字がひどい。
推測するに、これは誤読がひどいからではないか。
いわゆるプライマリー誤読というわれる、先入観とか思い込みで間違いを勝手に修正してしまうこと。
逆に言えば、人間は間違った文章を正しく修正して読む能力があるともいえる。
最近、有名になった例では、言葉の最初と最後の文字があっていれば中の文字列ばらばらでも読めてしまうというヤツ。
ふーるつ、べじぶたるのなかでは、 . . . 本文を読む
欲しがりません、マスまでは
解説:
元は、“欲しがりません、勝つまでは”。
戦争中の標語ですね。
欲望を抑えて、国に耐えよ、ということを促しました。
で、こちらは、作品の面白さについての言葉。
自分の狙うターゲットだけに面白さを届けることが出来れば、マス=大衆まではいりませんという意味。
大きく広く受け入れられることばかりが面白さにツ繋がるわけではないんで . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第154回
『シャレード』(1963)原題の『CHARADE』は“ジェスチャーゲーム”の一種らしい。映画用語だと、[物を使ったたとえ]などのこと。スタッフ。監督:スタンリー・ドーネン 製作:スタンリー・ドーネン 原作:ピーター・ストーン/マルク・ベーム 脚本:ピーター・ストーン 撮影:チャールズ・ラング・Jr 作詞:ジョニー・マーサー . . . 本文を読む
二度あることは、何度もある
解説:
元は、“二度あることは三度ある”は、二度あったからもう無いな、でなく、意外と三度目もあるよ、だから大丈夫だったりもするし、気もつけろ、という意味。
で、こちらは、三度で済まないから困るんだよね、って意味。
だいたい、教えたりしても、3階でうまくいくことなんてあまりない。
「もう、ないだろ」と忘れ気味のところに . . . 本文を読む