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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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ちょっかいに、ちょっかい出して調べてみる。

2023年11月08日 09時55分07秒 | 言葉の根

ちょっかいとは、どういう意味か、ちょっかいを出して調べてみる。

 

どうやら、「ちょっかい」は漢字はないのだが、一応、「ちょっ掻い」となるよう。
「ちょっ」は「ちょっと」で「ちょっと掻く」で「ちょっかい」。
そこの「ちょっと掻く」とは、猫がじゃれるときや獲物へ手を出すときの引っかく動作から由来しているそうで、実際、今も、この猫の動作が、「ちょっかい」の第一義。
「ちょっ掻き」から「ちょっかい」へと変形していったといわれています。
一応、「手」を「ちょ」とも読むので、「手掻き」から「ちょ掻き」で「ちょっかい」になったという説もあるようです。

この第一義から発生して、第二義が生まれた。
それが、横合いから、余計な手出しや干渉をすること。また、女性にたわむれに言い寄ること。

そして、もう一つ。
腕・手・手先などを卑しめていう語。加えて、曲がってしまった腕、曲がって障害をおってしまった指、などといった意味も生まれた。

 

掻いは、もともともは貝だったようで、物を掬ったり、こそげ取るのを貝で行っていたからだそう。

 

掻くは、どうやら、匙(かい)とも通じるよう。
食べ物を掻く道具で匙(さじ)となるようで、これは、どうやら、お節介にも通じていく。
この節介は、もともとは、切匙・狭匙という字であったという説が有力。
切匙(狭匙)とは、すり鉢やすりこぎの内側についたものを落とす道具。
切匙(狭匙)がすり鉢の溝に入り込むことから、細かいところまで行き届く、他人の内に入り込もうとする行為を「おせっかい」と言うようになり、間に挟まることや助けるを意味する「介」の字を含んだ「節介」という漢字が当てられるようになったとのこと。

 

匙を「さじ」の語源はよくわからなかった。
もともとは「かい」だったようだが、大きいものを「かい」と呼び、小さいものを「さじ」と呼ぶようになったようです。
「かい」は、お玉に取って代わられていき、「さじ」は大さじ小さじのように細分化されていく。
特に、薬を図るのに、使われるようになり、その薬匙から、薬師や医者のことを「おさじ」と呼ぶようになった。
医者が諦めるという意味の慣用句「匙を投げる」は、この薬匙のことでもあり、この「おさじが匙を投げた」という言葉が縮まったという説がある。

 

猫の手の動きから考えると、「猫の手も借りたい」とも通じてくる気がするがどうだろう?

 

 

 

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