ポール・ヴァーホーヴェンとバーバラ・ボイルの物語。

これは、ポール・ヴァーホーヴェンとバーバラ・ボイルの物語。     その脚本はエドワード・ニューマイヤーが『ブレードランナー』のセットで美術助手として通りに飾りのゴミを撒いているときに思いついたアイディアから生まれた。 それは、未来のアメリカでロボット警官が活躍するＳＦ。あっちのレプリカントは人間にしか見えないが、こっちは見た目も機械になった . . . 本文を読む

岡本喜八とジョン・ミリアスとスティーブン・スピルバーグの物語

これは、岡本喜八とジョン・ミリアスとスティーブン・スピルバーグの物語。   岡本喜八と言えば、邦画黄金時代にトップクラスの監督の一人として、多くの傑作カルト作、邦画の枠に収まらない作品を残した異才だが、邦画界ではその名に反して、語られることが微妙に少ない方でもある。最近だと、『シン・ゴジラ』のゴジラを生み出した牧教授であり、岡本喜八ファンである庵野秀明とともに語られるはしているが。 . . . 本文を読む

ティム・バートンとヘンリー・セリックの物語

これは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督の物語。 そりゃ、ティム・バートンだろうって？そりゃあ、『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』は、宣伝時には「TIM BURTON'S 『THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS』」、つまり、「ティム・バートンの『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』」と銘打たれた。（３Ｄリバイバルバージョンは正式にタイトルも『TIM BURTON . . . 本文を読む

ゲイリー・マーシャルとＪ・Ｆ・ロートンの物語

これは『プリティ・ウーマン』の脚本をめぐる物語。 『プリティ・ウーマン』はあの主題歌とともに有名なロマコメ。それを書いたＪ・Ｆ・ロートンは当時売れない脚本家だった。ハリウッド・ブルーヴァードの裏、娼婦が立つような場所に住んでいた。そこで友人となった娼婦から聞いたある七日間の話を基にリアルな娼婦の恋愛についての脚本『スリー・サウザンド』（娼婦に払われた報酬から）を書き上げる。その脚本はプロデューサ . . . 本文を読む

ロバート・ゼメキスとミシェル・マニングの物語

これは『フォレスト・ガンプ　一期一会』のある製作担当の物語。 『フォレスト・ガンプ』の監督となったロバート・ゼメキスは軽いジャンルものでヒットを飛ばしていたが、歴史を扱うヒューマンドラマは初めてで、これは映画監督として転機となると物語に惚れ込んで、取り組んでいた。しかし、会社（パラマウント）が提示した予算は必要な経費に1000万ドル（約10億円）足りなかった。だが、チームは、ロケ地が会社から離れ . . . 本文を読む

ビル・マーレーとハロルド・レイミスの物語

ビル・マーレーと言えば、生ける伝説のコメディアン・俳優だが、気難しいどころか謎の人物として有名。若い頃から大スターにも関わらず、エージェントをつけていないので限られた知人しか連絡するすべがない。『ゴーストバスターズ』でも準備に一度も顔を出さず、当日の撮影開始２時間前に突然来たそう。（W主演のダン・エイクロイドは連絡できる数少ない友人で出演を保証していた） ゴーストバスターズのテーマのMVhttp . . . 本文を読む