バファリンが半分は優しさで出来ているように、物語の半分は毒で出来ている。
もう、それはさまざまな毒で。
ご存知の通り、薬は過ぎれば、毒でもあるわけで。
逆にいえば、多くの毒は薄めれば、薬になるのね。
そして、もう半分が何で出来ているか。
これが問題なのだ。
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【死ぬまでに観れるか?】第8回は『トイレの鍵は内側から閉まっていた』(1975) パトリス・ルコントの長編デビュー作のミステリー・コメディ。批評的にも興行的に失敗。 この失敗によって、ルコントは作家生命を断たれそうになったそうです。
物語。 密室殺人が起きた。 それは密室は、トイレ個室。鍵のかけられた個室で殺人が起きたのだ! いまや、世界の名匠でもあるパトリス・ルコントは、1947 . . . 本文を読む
封筒は、紙束などを入れる袋のことだよね。 あれって筒?だって、平べったくて、折ってあるんだもの。
確かに筒状といえば筒状かもしれないけど。
ポスターを入れるヤツとかは確かに筒だけど。あれ、両方を塞ぐよね。
筒を封をした状態で、封筒?それをさらに封をするもの?
昔のは、筒状だったのかしら?巻物とか入れてたのかな?
でも、時代劇でも封筒は紙を折っていた。 ご祝儀の袋とかは、確かに上と下を . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第41回
『遊びの時間は終らない』(1991)日本的シチュエーション・コメディは、生真面目さというのが色濃く出てくる。スタッフ。監督:萩庭貞明 製作:結城良煕 プロデューサー:吉田雅彦 坂本至徳 垂水保貴 企画:植木実 原作:都井邦彦 脚本:斉藤ひろし 撮影:高瀬比呂志 美術:斉藤岩男 編集:奥原茂 音楽:高木完 助監督:井原真 . . . 本文を読む
【entertainment】なので、カタカナ表記なら、エンターテインメントってとこかしら。
でも、よく見るのは、エンターテイメントやエンタテインメントね。
会社名とかね。
これってワザとなのかしら。
英語のカタカナ表記って、難しいね。
音なのか、綴りなのかってとこもあるしね。
というか、日本語になっている場合もあるし。
わざと耳や目に残るように“ン”とか抜いたりするのかしら?
それとも、法律的 . . . 本文を読む
オルゴールって、不思議な響きよね。
あの独特の音色は、ホント不思議な気分にならせてくれますね。
オルゴールが鳴らす音もそうだけど、言葉の響きもね。
これって、オランダ語だそうです。
“ORGEL”と書く。
自動楽器の一つで、ぜんまい仕掛けなどで、金属の櫛をはじくことで音楽を鳴らす。
漢字では、【自鳴琴】、もしくは【風しょう】とのこと。
他にも、幼児玩具で、筒に握り柄がついていて、振ると音の鳴る物 . . . 本文を読む
【死ぬまでに観れるか?】第7回は、『どうしたの、タイガー・リリー』(1966)
原題は『What's Up, Tiger Lily?』。 ウディ・アレンの初監督作品といっていいのかどうか。 実際には、谷口千吉の『国際秘密警察 鍵の鍵』(邦画です)を勝手に編集して、全く違うセリフを吹き替えして、違うストーリーにしてしまった作品です。 アメリカでは出てるんですけど。 日本では東宝がOKしないと . . . 本文を読む
映画には二度楽しみがある。
まず、観る事。
その後、鑑みること。
そう、映画をスクリーンとかで初見で観る事と、観た後、思い出してみることの二つが。
将棋も実際の戦いと感想戦があるように。
俳句にも、作ることと、他の人の句を味わうという二つの味わいがあるように。
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『花よりもなほ』を観た。
日本映画の時代を超えた傑作が生まれた。
2006年に発表された『花よりもなほ』のラストシークエンスは見事と言いたい。
公開で、受け入れられなかったことが残念だが、時代に抗う作品の宿命かもしれない。
2006年だからこそ、見事と書いたのは、復讐がこれだけテーマになる時代において、復讐を物語で胸に収めるのと、物語になった実際の復讐を対比させて見せる鮮やかさがるからだ。 . . . 本文を読む
“ちょんぼ”は間違ったり、しくじったことを指す言葉。
“ちょんぼ”って、なんか愉快な響きよね。
ゆえに、失敗といっても軽い失敗な感じ。
これ、麻雀用語だそうです。
中国語の「錯和」(cuohuo=ちょうほう)、「冲和」(chonghuo=ちょんほう)から来ています。
麻雀は、簡単に言うと、文字や柄の描かれた牌で特定の組み合わせ。いわゆる<役>を役を作って、点数を得るゲーム。
で、<役>が完 . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第41回
『親愛なる日記』(1993)
原題『CARO DIARIO』、英語題『DEAR DIARY』も日本題と同じ意味。
1994年のカンヌ国際映画祭にて、監督賞を受賞したナンニ・モレッティのごく私的なエッセイ映画。映画の新しいスタイルを示した映画にもなった。
スタッフ。監督:ナンニ・モレッティ製作:アンジェロ・バルバガッロ ナンニ・モレッテ . . . 本文を読む