千切りの道も一切りから
説明:
“千里の道も一歩から”シリーズ。
千切りは料理の食材の切り方。
一切りは、食材の切り方ではなく、切り傷。
こちらは、どんなに上手い人も一度はそういう失敗から、はじめているって意味。
ある意味、失敗こそ、最初の一歩でもある、ってこと。
成功して、そこで初めて味わう大失敗ってのもあるんだけど・・・。
そこから、這い上がる . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第17回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『アイアンマン』
現在のアメコミ映画には、見た目よりも映画魂(映画魂は、映画館で観たことの価値を誰かに伝えたくさせる作り手の映画への熱意1の表現) が潜んでいる作品が多い。
代表作は『スパイダーマン2』『バットマン・ビギンズ』『 . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第16回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『コッポラの胡蝶の夢』
一見、難解。
でも、考えてみたら、『ファウスト』の変奏。
実際は、タイトルまんま『荘子』の『胡蝶の夢』が、元らしい。
王が死ぬ間際に蝶になる夢を見る話だ。
原作小説がそうらしい。
原題 . . . 本文を読む
米は8方へ
光は7方へ
水は6方へ
大は5方へ
十は4方へ
人は3方へ
説明:
永字八方とか、八方美人とかいうってことは8方向は世界全体へってことなのでしょう。
それ以下も、それぞれにどこかへ向かって、伸びていく。
. . . 本文を読む
最近の映画批評の脆弱さと迷いを案じて。
批評家ポーリン・ケイル(『I lost it at the movies』1966からの引用)の文章を。
(少し意訳してあります)
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批評の役割は、
人々が、作品の中に、
何が、存在しているのか、
何が、存在すべきでないのか、
何が、存在すべきなのに存在していないのではないか、
という . . . 本文を読む
始めてよいは、すべてよし
説明:
“はじめよければ、すべてよし”シリーズ。
こちらは、「始めていいです」、と言ってしまったら、もう後戻りは、出来ないという意味。
自分が出来るかできないかという判断が出来るかというのは、実に大事。
自分を客観視出来るかってことですね。
はじめるときは終わり方を考えておきたいもんです。
ま、考えないで、はじめてしまう . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第15回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ウォンテッド』
『WANTED』の方が、指名手配だったり、欲求だったり、と意味がいくつも感じられてよさげね。
カザフスタンからの刺客ティムール・ベクマンベトフのハリウッド・デビュー作は、彼のロシアでのヒット作『ナイト・ウォッチ』と . . . 本文を読む
【俺は好きなんだよ】第110回
『イカとクジラ』(2005)原題は『THE SQUID AND THE WHALE』。“ザ”がついてるところに意味があるの。いわば、『あのイカとあのクジラ』。スタッフ。監督:ノア・バームバック製作:ウェス・アンダーソン/チャーリー・コーウィン/クララ・マルコヴィッチ/ピーター・ニューマン脚本:ノア・バームバック撮影:ロバート . . . 本文を読む
ついに長編商業映画初監督作品『はじめての家出』が完成しました。
いやぁ、企画からほぼ1年。
ついにのついにです。
長かった。
終わったぁ、という感じより、ああ、終わってしまった。
見れば見るほど、直したいところが出て来るのです。
今日も完成版を見ているうちに、いくつも直したいところ(直せるところもあれば、無理なところもあるのだが)が浮かぶ。
「芸術に完成はない。どれほど、大きく未 . . . 本文を読む
毎日来る 夜に 助けられる
説明:
夜がなかったら、毎日はどれだけ重圧だろうかと考えてしまい、読んだ句。
世界が暗いということは、本当に癒されるよ。
もちろん、白夜があるのだから、それを題材にした映画『インソムニア』もあるのだが。
そうか、白夜の国は、自分で夜を作るんだろうなぁ。
カーテンが厚いのだろうか?
雨戸みたいなのがあるのかな?
これが、年をとる . . . 本文を読む
自作『はじめての家出』の初めての公式上映が決まっちめぇました。
【栃木・蔵の街かど映画祭】(2008,10/4・5)での特別上映。
http://kuranomachikado.com/movie/index.html
(上映作品についての項目にスケジュールあり)
映画祭に参加するのは、5年ぶり。
いやまぁ、作品自体は高知や、さっぽろの映画祭でかかってはいたんだけど。
なんてい . . . 本文を読む
【死ぬまでに観れるか?】第9回は、『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』(1971) AFIが選ぶアメリカ映画史上喜劇映画百本の45位。 先日、舞台でやってましたね。 でも、DVDとか無くて、ビデオも少なくて、見れてないのよね。 なんかの事情とかあるのかしらね? キャッチコピー。 「何が欲しいの? それでも19才で19回-- ポップなテクニックで自殺にトライする彼ハロルド君のハートを聞い . . . 本文を読む
“念”ですね。今に心と書いて。
“念をこめる”とか言いますが、いったい何でしょうね、念て。
記念とか、言うね。
なんかこもってるのか?
意味を引くと、
①おもい、気持ち。
②気をつけること。注意すること。
③かねての望み。深く思うこと。
④となえること。
⑤廿(にじゅう)俗音が同じであることから、日数を表すときに、廿の字の代わりに用いる。
⑥仏教用語。梵語で経験を明瞭に記憶して、忘れない心の . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第15回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『パコと魔法の絵本』
気になっていた、新宿ピカデリーへと赴く。
新しい映画館向きの作品かな、と思ってね。
キレイさは感じよいのだが、導線が上手くいってない。
一箇所のエスカレーターだけでは、すストレスもたまるし、危険なんじゃない . . . 本文を読む
で、ロードショーでは、どうでしょう? 第14回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『落下の王国』
いやぁ、ついに観れました。
以前【死ぬまでに観れるか?】で書いた作品ですから。
4年間、撮影してたんですねぇ。
観れるかと思っていた頃には、まだ出来ていなかった、と言うわけで。
さて、映画の方は、まさにス . . . 本文を読む