つぶやきのまとめ 7/18

作品を見るとき、実績を見ていないか、実りを見ているか、現実と比べ過ぎていないか、をいつも己に問うている。     映画で描かれる人物が、様になっているか、無様かで見方が変わるのではないか。美学か、なりふりかまわないか、に見出すものの違いなのかも。     体と世界は現実だが、心は虚構かもしれないという不安を拭うため、現実にある外の虚構を見ることで . . . 本文を読む

演技が即効で強化できるワークショップを7月27日に開催します。

演技が即効で強化できるワークショップ   20年以上のキャリアを持つ国内外受賞歴多数かつ著名俳優に演技トレーニングを行う映画監督・演技術講師の菱沼康介による演技強化（オーディション強化）のワークショップを開催します。   開催日：2024年７月2７日(土) コース：3コース   １：＜オーディション対応強化＞ ＜※実際のオーディションを模擬で体験しつつ . . . 本文を読む

潜水艦もののそばにあるものは。

映画で、潜水艦ものにハズレなしという言葉がある。これは、ちゃんとセットを準備して、カット割りを考え、それぞれが役割をきちんと果たして撮影しなければならない、海や戦闘を想像させなければならないという条件が生まれるからでもある。邦画には潜水艦ものが少ないのは、映画をきちんと作れる国でないとなかなか潜水艦ものは難しいというのもある。なにより、限定された空間、閉鎖空間、移動し続けること、すぐそばに死と水が . . . 本文を読む

膝枕は、膝に頭を載せるのか？

膝枕なのに、肘枕じゃない。しかも、位置的には腿枕。なら、腕枕は、二の腕枕の略か。寄っかかるのは肩枕か、それとも寄っかかってるだけなら頬杖の法則にならえば肩杖か、いや……頬杖の頬は乗せる方の部位だから、顔杖か。いや、頬杖は寝るためじゃないから、寝るための肩なら、やはり肩枕か。なら、膝枕は昔は膝に載せていたのか。痛そう。待てよ、足の形が違うのではないか。体育座りのように、膝 . . . 本文を読む

つぶやきのまとめ 7/15

送り手は、作品で食べる。受け手は、作品を食べる。食べた者が、それの味や栄養や排泄について、どの部分を語るかまでは伺い知れぬ。送り手も、多くは美味しく食べてもらいたいと思っているが、買ってもらえれば、その先までは気にしない者もいる。     歴史は、外のこと。物語は、内のこと。     ✋✋　 　☝　　 　 👉👈見ざる　言わざる　聞かざる &nb . . . 本文を読む

段取り、きちんと、タンドリーチキンと。

映画作品をこれだけ見てきて、ずっと不思議なのは、状況から判断したら、この行動はしておくだろう、ということを登場人物は、まあまあの確率でやってくれない。いい物語はこの段取りの描き方が上手い。ジャンルモノでは特にこの段取りを流しがち。（お仕事ものや料理ものはこの段取りが命とも言える）もちろん、段取りはただの説明になりがちなので、すっ飛ばしたいのもわかる。飛ばした理由が、最後まで見たら、納得できる理由が . . . 本文を読む

つぶやきのまとめ 7/12

人間は、得をしたいもの。特に求めるのは納得である。     長く同じところで生きていると妖怪になる。その空気に爛れて変化するか、特化した鬼となるか。     甘い。甘辛い。甘酸っぱい。甘苦い。甘じょっぱい。甘々。甘いって、なんにでも合わせられる。人付き合いいいよね。あと、甘って漢字は牛っぽい。廿も。     手に入れるべ . . . 本文を読む

物語、人物語、物事語。

物語は「物を語る」と書く。 主に人物を語る＜人物語（じんぶつがたり）＞や＜者語（ものがたり）＞、主に出来事や現象を語る＜見物語（みものがたり）＞、主に物の経緯を語る＜物質語（ぶっしつがたり）＞がある。（後半二つをまとめて＜物事語（ものごとがたり）＞とも）初期の頃にあったのは、すごい人物（神や英雄）である＜超人物語＞、すごい物事を語る＜超見物語＞、すごい物を語る＜超物質語＞だった。 そこから、怪 . . . 本文を読む

スペインからの報告。

報告。『かく恋慕』がスペインのパルマ映画祭にて、オフィシャルセレクションに選出されました。HPにも掲載されておりました。https://palmafilmfestival.com/official-selections/おかげさまです。ありがとうございます。これにて、79祭・28国・44冠となりました。映画祭は、今月末7月31日に開催されます。 『かく恋慕』は配信中。 そうそう、7月27日に演 . . . 本文を読む

温室育ちは安定供給。

温室育ちという言葉がある。大事にされて育ったために、世間の苦労を知らず、きたえられていないこと。 また、そういう人という意味。でも、植物は温室育ちの方が美味しかったりします。天然ものと養殖ものも、最近はもはや違う特性があるようになった。（天然のサーモンの刺身は食べられないが、養殖のサーモンは刺身で食べられる、など）大切に育てられた人の方がマナーや人当たりが良いことも少なくない。野生育ちの方が強いこ . . . 本文を読む

短歌を啖呵を切るように 7/7

片足を　つっこんだのは　棺桶と　境界の先　はかない勇気 目の前に　背はあって　後ろにもあって　真ん中にて　挟まれて行く 城壁の　小指大石　とる勇気　もなく人さし　指でつつきし 本心で　本物よりも　好きミニカー　矯めつ眇めつ　走らせたりして 思い合う　二人なら愛は　二つある　片思いだって　一つはある   七夕は　棚ぼたに似て　非なるほど　遠くはないが　近くもない 愛ですか？　 . . . 本文を読む

ヒッチ俳句 七月七日

昨年の　願い短冊　棚に束 七夕と　母馳走出し　天の川 降る雨に　目を閉じれば　世界は完璧 流れ星　地に降る前は　ただの石 膝裏の　痒みで夏の　本気知る               . . . 本文を読む

共感の種類

物語における＜共感＞には、７つの種類がある。 １，感情を共有する。２，共通認識を持っていると感じる。３，共同体験を感受する。４，共存している感覚になる、５，共闘している感覚になる。６，多人数の共同体の仲間であると感じる。７，共同体の代表（リーダー、シンボル）だと感心する。 . . . 本文を読む

つぶやきのまとめ 7/5

リメイクや実写化は、二世タレントに近い感覚で捉えるとよいのではないか。親のように期待してはいけない。子供は子供なのだ。     今日も昨日も「う」終わりで進行形っぽくて、明日は「た」終わりで過去形っぽい。     〇成功に必要な「あいうえお」案（アイディアと計画）員（人材）運（幸運とタイミング）円（予算）温（熱意）     . . . 本文を読む

撮影についてのオンライン講座

ＣＧＷＯＲＬＤ誌さんの定期オンライン講座の３回目は、撮影と撮影演出についてで行います。こちらは８月です。 映画監督に学ぶ撮影の基礎と物語の魅力を引き出す撮影技法https://tutorials.cgworld.jp/con/1972 . . . 本文を読む