コトワザざわざわ。シリーズ その６７

　　　　　　　　 　　　　　　 　　　　　　　　 　　　垢は肌から出でて、肌より黒し　 説明： “青は藍より出でて、藍より青し”は、弟子が先生よりすぐれている、人が成長する上で、教育や本人の努力がどんなに大切か、という意味。 でもどうやら、コレ、本来の意味と少し違うみたい。 ---------------- 君子曰く「学は以て已む可からず。青は、之を藍より取りて、 . . . 本文を読む

魂の映画、技の映画

先日観た番組で、島田伸助が、自論に過ぎないと枕に言いつつ、漫才には二種類あると、言っていた。 それは、技の漫才と魂の漫才。 Ｂ＆Ｂは技の漫才で、伸助竜介は、魂の漫才だったと。 どちらが優れているというより、そのバランスの取り方で区別するならと。 映画にも職人監督と映画作家と呼び方があるのは、技と魂の区別に近いのではないかしら？ 技は熟練するから、魂の使い方も熟練してしまうのだろうなぁ。 . . . 本文を読む

時を味わう

味わうということの中に、時間を味わうというものが有る。 例えば、神社などの建物の中に立つ時。 悠久の自然と面と向かう時。 ウイスキーの熟成年数を楽しんだりさ。 その経られた時間を味わう。 もちろん、その味に舌鼓を打つのだが、それに加えて、時間そのものをそこから見出すというか。 映像における、時間を引き延ばした超高速度撮影もまた時間を味わうことなんじゃないかな？ 歴史や時間を経たものだ . . . 本文を読む

結んで開いて

困った時に思わず口ずさむことが増えている曲。 ♪～結んで開いて、手を打って、結んで、また開いて、手を打って、その手を上に・・・ これの、掴んで放すことって、ある種、表現者の極意なのかも。 他にも、山あり谷ありのことを表しているとか、イロイロ考えては得心した気になって。 . . . 本文を読む

人の影の部分

芸術に人の影の部分が出せないんだったら、人はドコでその影に光を当てればいいのか？ 『Film Memoire～フィルム メモワール～』ＤＶＤ発売中！ ご購入希望の方は、このブロぐ。のコメント欄（管理者の許諾がないと閲覧出来ないようになってます）に、購入希望と書いて、メールアドレスとお名前、住所を入れてください。 のちほど、詳細をメールにて、返信いたします。 . . . 本文を読む

こんちわ、えいが 『転校生 さよならあなた』

『転校生　さよならあなた』を観た。 大林宣彦は、エッセンスとしては好みの作家だ。 その独特の演出は、時に入りきれない時もあるけど。 映画への向かい方、姿勢には、尊敬を覚えるのだ。 『転校生　さよならあなた』は大映でデカイ看板を観た時から気になっていたのだ。 オリジナルは名作とはいえ、セルフ・リメイクだからこその見所も多かろう。 なにより、カットごとにコマ数を変えたというインタビュ . . . 本文を読む

影に響く。

影響受けやすい人は、それはもう、ゲームや、マンガ、映画のせいというより、影響そのものを受け易いのではないだろうか？ いろんなモノ、例えば、ニュースにだって、影響されるだろう。 それは、人間の影の部分を刺激するからかな？ いい影響が及ぼされればいいのに。 ただ目の敵にするだけでなく、よりよい影響があるモノをきちんと評価する努力も必要なんじゃないかな？ 『Film Me . . . 本文を読む

虚と実

実話は物語の元祖だろうか？ それとも、虚構が物語の元祖だろうか？ 有るから語るのか？無いから語るのか？ 『Film Memoire～フィルム メモワール～』ＤＶＤ発売中！ ご購入希望の方は、このブロぐ。のコメント欄（管理者の許諾がないと閲覧出来ないようになってます）に、購入希望と書いて、メールアドレスとお名前、住所を入れてください。 のちほど、詳細をメー . . . 本文を読む

メメ名言。シリーズ その２０

　　命長き恋せよ乙女　 説明： 元は、“命短し、恋せよ乙女”。 人生は短い、だから恋をしよう、と言われた時代から時は過ぎて、平均寿命も、長くなった現代。 平均寿命の長い恋が必要なんじゃないかな。 離れたりくっついたりのエレベーターのドアみたいな恋じゃなくてね。 いいモノを長く愛するって、いいもんよ。 え？いいモノがないから、長く愛せない、って？ それって、もしかした . . . 本文を読む

引越ししなきゃダメかしら？

まいった。 ついに、マンガの蔵書が１万冊を超え、総蔵書数は１２０００冊以上に・・・。 いよいよ整理がつかなくなってきた。 これは、引越ししなければならぬかもなぁ。 とはいえ、引越し準備だけで、半年はかかりそうな予感・・・。 なんていうか「区切りだぁー！」ってな感じで、引越しできたらいいんだけどな・・・。 そんな遅い夏気分。 再見。 『Film Memoire～フィルム メモ . . . 本文を読む

言葉に命が宿る 『リサイクル - 死界-』

『リサイクル　- 死界-』を観た。 一言で言うと、話は大したことない。 だけど、美術がすんごい。 アジアのギリアムの呼び名を上げたくなるほど、といっても過言でない。 も、ホントに、美術だけで、魅せる映画といえるほど。 一応、ストーリーはあるんだけどね、あえて詳細省いて、美術を際立たせるためと納得できるぐらい。 そういうのって、近年なかなかないもの。 あらすじは、こんな感じ。 女性作家が、 . . . 本文を読む

コトワザざわざわ。シリーズ その６６

　　 　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　金持ち、献花のみ　 説明： “金持ち、喧嘩せず”は、金持ちは目先の損失にはとらわれず、大きな目で見て得になるほうを選ぶ、金持ちは計算高い、金持ちは余裕が有るから細かいことを気にしない”という意味。 まぁ、逆にして、喧嘩しないから、金持ちになるワケではないけどね。 計算高いヤツが金持ちになるともいえないし。 . . . 本文を読む

インスタント・ラーメンのように

映画は観ることで完成する、といわれる。 でも、もう一度思い返すことや、何かしかのとき、フイに蘇ってくるそのときの記憶として、感情の反芻のようなことをすることで、真の完成を迎えるのではないだろうか？ もしかしたら、再完成ともいうべきなのかもしれない。 例えば、缶詰を開けるときのように。 インスタント・ラーメンをお湯で、戻すように。 そう、それはインスタントラーメンとして完成したものが、誰かの手によ . . . 本文を読む

新創作捜索日記 その２７

昨日は、三村渉氏が主催のＰラボ映画祭に。出席。 『烏は鳴いているか？』の上映があり、舞台挨拶などをしに行ったのでした。 仕事の合間に、抜けていったので、あまりのんびりも出来ず、自分の上映しか参加出来なかったですが・・・。 何度も観た自分の作品でも、改めて、観客と観るのは感慨が違いますな。 最近は、企画先やら会社で見ることが多いのでね。 新たな発見に、反省点多しと言えども、前進のエネルギーをも . . . 本文を読む

コトワザざわざわ。シリーズ その６５

　　 　 　　　風邪をひけば、儲からない　 説明： “風がふけば、桶屋が儲かる”は、出来事は思わぬことに関係していくというコトワザ。 こちらは、そのまま体が資本、健康でないと働くのも大変＝儲からない。というかなり直接的なコトワザ。 『Film Memoire～フィルム メモワール～』ＤＶＤ発売中！ ご購入希望の方は、このブロぐ。のコメ . . . 本文を読む