懲りん、負けん意地。 『光と闇の伝説 コリン・マッケンジー』

【死ぬまでに観れるか？】第３５回は、『光と闇の伝説　コリン・マッケンジー』(1996) 原題は、『FORGOTTEN SILVER』 初公開時は、『コリン・マッケンジー　もうひとりのグリフィス』というタイトルでした。 スタッフ。 監督：ピーター・ジャクソン／コスタ・ボーテス 製作：スー・ロジャース 製作総指揮：ピーター・ジャクソン／ジェイミー・セルカーク 撮影：アラン・ボリンジ . . . 本文を読む

ブラックモンキー 龍蛇拳 『ベスト・キッド』(2010)

で、ロードショーでは、どうでしょう？　第１６５回。 「なんか最近面白い映画観た？」 「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」 『ベスト・キッド』(2010) 『ベスト・キッド』のリメイク作品。 珍妙でありながら、良作という不思議な出来栄えのオリジナル『ベスト・キッド』は、今思えば、初期ジャッキー映画のフォーマットをうまく取り入れていた。 . . . 本文を読む

それは遠くにあり、目前にある。

昨日得た、わずかな光のような答えについて。 人は、遠くにあるべきものが、目前にあることが怖いのだ。 一番わかりやすい例は、死だ。 いつか死ぬのはわかっているが、それが戸津ｚ年、目の前に現れたら、怖いのだ。 それは、逆でも同様だろう。 今のことがいづれ未来につながることが怖いのだ。 過去のことが、思い出されて、今、目の前に現れることが怖いのだ。 頭にあったものが、 . . . 本文を読む

昨日の映画祭のこと

昨日は、映画祭ご来場いただきありがとうございました。 なかなか盛況でした。 今回お楽しみいただけなかった方々も、『氣配』、『ありふれたアフレイド』ともども、１２月の別の映画祭で、完全版を上映するので、そちらでお会いしましょう。 ちょうど、抱えていた課題に月明かりのような答えが見えたので、有意義な上映でした。 １０月には、この怪奇幻想映画祭も第２回が行われるそうなので、お楽しみに . . . 本文を読む

今日の映画祭のこと

いよいよ本日となりました。短編ホラー怪奇幻想映画祭。 こういうのは、意外とはやることあるので、午後からせっせと出かけます。 目下、映画製作中の身としては、途中で、完成した映画のこういうのがあるのは、気が晴れますよ。 まさに、未来が今ですからね。 主演女優二人（酒井翠と筒井希望）と壇上にて、軽く挨拶するので、ネタを仕込まないとなぁ。 そうそう、おいらの一本目だそうです。 １９：１０開始で . . . 本文を読む

黒い穴 『ブラックホール』

【死ぬまでに観れるか？】第３４回は、『ブラックホール』(1979) 原題は『THE BLACK HOLE』。 そのまんまですな。 スタッフ。 監督：ゲイリー・ネルソン 製作：ロン・ミラー 原作：ジェブ・ローズブルック／ボブ・バーバッシュ 脚本：ジェブ・ローズブルック／ゲリー・デイ 撮影：フランク・フィリップス 特撮：ピーター・エレンショー 音楽：ジョン・バリー 出演。 マク . . . 本文を読む

予告編はパン屋の匂い。

予告編は、パン屋における、匂いである。 ウナギ屋、カレー屋などでもいい。 いい匂いがすると、それだけで、食欲がそそられる。 それに惹かれて、購入し、食べるまでは、その匂いから、想像した味を舌に早くたどり着かせたいなぁ、と、ウキウキさせる。 あれは、期待の匂いだ。 いい期待の匂いだ。 気体と、かけたわけではない。 匂いばかりが強いものもよくある話。 そして、美味しそうな匂いがすればするほど、 . . . 本文を読む

寒気と悪寒 『コールド・フィーバー』

【俺は好きなんだよ】第２４４回は、『コールド・フィーバー』(1995) 原題も『COLD FEVER』。 『風邪的熱病』な意味もあるのかしら？ スタッフ。 監督：フリドリック・トール・フリドリクソン 製作：ジム・スターク／ジョージ・グント三世 脚本：ジム・スターク／フリドリック・トール・フリドリクソン 撮影：アリ・クリスティンソン 音楽：ヒルマル・オルン・ヒルマルソン 出演。 . . . 本文を読む

『氣配』のこと。 『ありふれたアフレイド』のこと。

５日後の８月２７日に映画祭でかかる『氣配』は、ある意味、自身で、初めてホラーと正面から向き合った作品といえます。大学時代の初めての実習で撮った作品が、ホラーだったくらいこのジャンルｗぽ愛しているのですが、好きゆえになんだか、真摯に取り組みたくて、触れてこなかったんですね。とはいえ、仕事では、プロデューサーで数本、共同監督（原作有り）でも１本、心霊実録物という名の虚構を一本、と手掛けてはいるのですが . . . 本文を読む

メメ名言。シリーズ その９３

　 　 苦労は勝ったからこそ 　 　 解説： “苦労は買ってでもしろ”シリーズ。 こちらは、苦労は結局、身になるというより、実にならないと意味をなさない気がするとうう結果主義を。 欠けているのは、自分の成長ということではないでしょうか。 ただ、まぁ、苦労という字は、「くるしいのをねぎらう」とも読めますので、苦労そのものが報われる前提という気にもなります。 まぁ、苦労し . . . 本文を読む

ハイテクは古くなっていく。 『サイバーネット』

【俺は好きなんだよ】第２４３回は、『サイバーネット』(1995) 原題は、『HACKERS』。 ハッキングはまだ浸透してなかったのね。 スタッフ。 監督：イアン・ソフトリー 製作総指揮：イアン・ソフトリー 脚本：ラファエル・モロー 撮影：アンジェイ・セクラ 出演。 ジョニー・リー・ミラー アンジェリーナ・ジョリー フィッシャー・スティーヴンス フェリシティ・ハフマン ジェ . . . 本文を読む

映画における、よい失敗、わるい失敗、ふつうの失敗。

映画には失敗がつきものです。 というわけで、映画における失敗を、よい、わるい、ふつうでお送ります。 よい失敗は、観客を心配させ、物語に入りこませたり、教訓となるもの。 わるい失敗は、過去の例を学べば、回避できるもの。その手間を惜しんで繰り返したり。 普通の失敗は、イマイチな映画を見てしまうこと。だいぶ州カウは鍛えられましたが、あえて好んで見に行くことも。 え、そりゃ失敗じゃない？ . . . 本文を読む

敵刺す、ぽっと出、８１人。 『テキサス、ポップ８１』

【死ぬまでに観れるか？】第３３回は、『テキサス、ポップ８１』(1998) 原題は、『DANCER, TEXAS POP. 81』。 スタッフ。 監督：ティム・マッキャンリーズ 製作：チェイス・フォスター／ダナ・シェイファー／ピーター・ホワイト 製作総指揮：マイケル・バーンズ／リアンナ・クリール 脚本：ティム・マッキャンリーズ 撮影：アンドリュー・ディンテンファス 音楽：スティーヴ . . . 本文を読む

８月のホラー映画祭のこと、三度。

いよいよ来週に迫りました、８月の短編ホラー怪奇幻想映画祭の宣伝です。 そうそう、『短編ホラー怪奇幻想映画祭』のニュースが出てました。 http://npn.co.jp/article/detail/38882539/ エンテンタとか、ジャパニーズ・ホラーとか、微妙に突っ込みどこがある記事ですね。 　 さて、上映はいよいよ来週、8／27（金）です。 当日は、主演女優二人（酒 . . . 本文を読む

突貫野郎Ｂチーム 『特攻野郎Aチーム the movie』

　 で、ロードショーでは、どうでしょう？　第１６４回。 「なんか最近面白い映画観た？」 「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」 『特攻野郎Aチーム　the movie』 ２０世紀ＦＯＸの試写室にて。 あの名作ＴＶシリーズの映画化。 大いなる悪ふざけとしては十分に楽しめる。 だが、オリジナルドラマのファンとしては、ちょっとノレないと . . . 本文を読む