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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

たらしをたらすように調べる。

2023年04月23日 00時00分58秒 | 言葉の根

相手を惚れさせるのを「男たらし」、「女たらし」、「人たらし」、略して「たらし」なんていう。

これやっぱり、人の何かを垂らすんだろうか。

「たらし」は漢字では「誑し」と書きます。

「たらし」→「たらす」の意味は、たぶらかす、あざむく。
なのですが、「誑し」は元々は、女性を女性に対して節度のない男性に対して用いられており、それは女性の場合も衆道もあるので、「女たらし」「男たらし」となり、「誑し遊び」のような使い方もされたりするように。
ここから、「人たらし」へと発展しました。

「人たらし」は人をだます人・もの・行為のことでも使いますが、どちらかというと、人に可愛がられる、好かれる、という意味の方が強くなって、いい能力的、いい性質的な意味合いが強くなります。

元々は、「誑」はゴンベン(言)なので、言葉を使って騙すという意味合いが強かったようです。
言に狂ですから、言葉で人を狂わせる、という感じだったのかも。
なので、「誑し込む」だと、うまいことや甘いことを言って騙す、とういう意味になります。

やっぱり、人の心の何かを垂れるようにしちゃうんですかね。

 

 

 

 

 

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