菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

有ります終の美。

2009年08月31日 00時03分06秒 | 言葉の根
 
“有終の美”は、こないだ、テレビ番組の演出を終えて、何度か言ったし、言われた言葉。


“有終の美”とは、[最後までやり通し、立派な成果をあげる]という意味。


おいら、この言葉に、どうも、前半とか途中でダメなことがあったけど、最後の方で何とか良い成果を残せたという感じを受けていたのよね。

でも、字面から見ると、「終わりが有るから美しい」というような印象もあったりして。

勝手な考えですが、本来は、「終わりが有ったから美しい」って感じで、多く使われているのは、「終わりに美が有った」ってとこでしょうか。




実は、“有終”だけでも、最後まで立派に仕上げること、という意味がある。

“美”は、表現を重ねたってことなのか。


終わってない終わりは、途中というか、未完てことなのでしょうな。
それは美しくない、とも言えるわけだ。
「ちゃんと終わらせましょう」ということか。
 
そうね、終わりある人生ですものね。

でも、じゃ、寿命で死ななきゃ、人生には有終の美は無いのかしら?
じゃ、ほとんどの人生は有終を飾れないってことか。
だから、生きている間に美を飾るのね。





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