【俺は好きなんだよ】第１５９３回
『グレイマン』（2022）
原題は、『The Gray Man』。
『灰色の男』。
製作国：アメリカ
上映時間：129分
映倫：G
スタッフ。
監督：アンソニー・ルッソ ジョー・ルッソ
製作：ジョー・ルッソ、アンソニー・ルッソ、ジョー・ロス、ジェフ・キルシェンバウム、マイク・ラロッカ、クリス・カスタルディ
製作総指揮：パトリック・ニュウォール、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー、ジェイク・オースト、アンジェラ・ルッソ＝オトストット 、ジェフリー・ヘイリー、ザック・ロス、パラク・パテル
原作：マーク・グリーニー
脚本：ジョー・ルッソ、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
撮影：スティーブン・F・ウィンドン
視覚効果監修：スウェン・ギルバーグ
美術：デニス・ガスナー
衣装：ジュディアナ・マコフスキー
編集：ジェフ・グロス ピエトロ・スカリア
音楽：ヘンリー・ジャックマン
音楽監修：マニッシュ・ラバル トム・ウルフ
出演。
ライアン・ゴズリング （シックス／コート・ジェントリー）
クリス・エバンス （ロイド・ハンセン）
アナ・デ・アルマス （ダニ・ミランダ）
ジェシカ・ヘンウィック （スーザン・ブルーア）
レジ＝ジーン・ペイジ （デニー・カーマイケル）
ワグネル・モウラ
ジュリア・バターズ （クレア・フィッツロイ）
ダヌーシュ
アルフレ・ウッダード （マーガレット・ケイヒル）
ビリー・ボブ・ソーントン （ドナルド・フィッツロイ）
シェー・ウィガム
デオビア・オパレイ
ロバート・カジンスキー
ダズ・クロウフォード
カラン・マルベイ
エミ・イクワーカー
物語。
通称＜グレイマン（見えない男）＞と呼ばれる優秀なCIAの工作員コート・ジェントリーは、以前は服役していた囚人で自由と引き換えに、すべての身分を捨てて、グレイマン計画でエージェントとなった男。
ある日、組織の超重要機密を知ってしまったことから、命を狙われるはめになる。非情な工作員のロイド・ハンセンがコート殺害命令受ける。
命をかけた工作員同士の攻防を描くアクションスリラー。
主演は、『ブレードランナー 2049』、『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリング。
共演は、『キャプテン・アメリカ』、『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エバンス、『ブレードランナー 2049』、『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』のアナ・デ・アルマス。
監督は、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ エンドゲーム』のアンソニー＆ジョー・ルッソ兄弟。
脚本は、『アベンジャーズ』、『キャプテン・アメリカ』シリーズなど、マーベル・シネマティック・ユニバース作品の脚本を数多く手がけてきたクリストファー・マルクスとスティーブン・マクフィーリー。
制作費は250億円という堂々たるハリウッド大作。
まさに、大画面に耐えうる、スターと巨大アクションと世界中でのロケ。
だが、NETFLIXのための配信用オリジナル。
ルッソ兄弟は、映画館でしか見えれない特権をあえて壊すための配信映画へ取り組んでいると述べている。
言ってしまえば、変奏『００７』であり、新しい『ボーン・アイデンティティ』。（ただし、原作の『ボーン・アイデンティティ』はけっこう凝った話なのだが）
ストーリーはそこまで凝ったものではないが、そこもアクションを楽しませるために対立図の方をとったのだろう。それでも2つの展開と陰謀、組織的な縛りはあるので、キャラの顛末でハラハラさせるところもある。
肉体アクションを飾る周囲の仕掛けの大きさ、中盤のトラムでの大チェイスは、流石のアメリカ映画で目を見張ります。
肉弾戦は、現代的には標準以上くらいの出来ですが、シチュエーションなどで巧く演出されています。
そう考えるとマット・デイモンがどれだけエポックメイキングなことをしたのか、さらにリスペクトが強まったり。
Netflixで2022年7月22日から配信。
それに先立つ7月15日から一部劇場で公開。
