【俺は好きなんだよ】第１８５２回
『SP国家情報局：Ｍｒ.ＺＯＯ』（2019）
原題は、『미스터 주：사라진 VIP』。
『ミスター・チュ：消えたＶＩＰ』。
英語題は、『MR.ZOO: THE MISSING VIP』。
『ZOO氏：VIP失踪』。
製作国：韓国
上映時間：113分
スタッフ。
ＰＤ：ナム・ヒョヌ
監督：キム・テユン
脚本：キム・テユン、キム・ジェヨン
脚色：ユ・ヨンア、ナ・ジェウォン、キム・ギュウォン、キム・ヒョンワン、チェ・ウォンソプ、クォン・スギョン ソ・ジェウォン、ユ・ジェファン
助監督：キム・ユミン
撮影：キム・ジョンウ
照明：ペ・イリョク
美術：イム・ソンミ（アートディレクター）、チャン・ジュンソプ、ピョン・ギヨン（美術）
武術：イ・テホ
編集：ムン・セギョン
音楽：チョ・ソンウ
出演と声の出演。
イ・ソンミン （チュ・テジュ／ミスター・チュー／国家情報局（ＮＩＳ） 室長 ／ 蚊（カ）１の声）
キム・ソヒョン （ミン・スヒ局長／国家情報局 ／ 蚊（カ）２の声）
ペ・ジョンナム （マンシク 国家情報局）
シン・ハギュン （軍用犬アリ軍曹（シェパード）の声 軍番1478）
カル・ソウォン （ソヨン テジュの娘 ／ 赤ん坊針鼠（ハリネズミ）の声）
David McInnis （ドミトリー）
ユ・インナ （パンダの声 ミンミン 中国四川省のスター）
キム・スミ （鸚鵡（オウム）の声／ココ）
イ・ソンギュン （黒山羊（クロヤギ）の声 ロトナンバー）
イ・ジョンウン （ゴリラの声）
イ・スンジェ （ハムスターの声）
キム・ボソン （パグ（pug：愛玩用のチン（狆））の声 エレベーター 気にくわない男の犬）
パク・チュニョン （トクスリ（黒禿鷲（クロハゲワシ））の声）
イ・ビョンジュン （針鼠（ハリネズミ） ／ ラッキーの声）
キム・ヨンジェ （ファン・ボソン室長 国家情報局）
パク・ヒョックォン （ペク・フン博士 ゲノミックス（GENOMICS）社 代表）
ソン・フン （行事場所 司会者）
チョ・ハンジュン （ヘッドセット男 ／ ミンミン モーション俳優 代役）
ソン・ドヒョン （チェ・ジュンホ中佐 平和維持軍）
パク・チョルミン （バスの運転手）
イ・スギョン （シン・ソジン 平和維持軍）
物語。
現代韓国、国家情報局（ＮＩＳ）のエースで班長のテジュは、仕事柄、娘を一人きりにすることが多く、娘はパパではなく、ミスター・チューと呼ぶ。
それでも、彼女に誕生日プレゼントに犬を求められるが、動物嫌いで受け入れられない。
ある日、中国の特使として派遣されたＶＩＰの警護任務につく。
特使とはパンダ。
動物嫌いでもVIPであると、ミスターチューは出世もかけて、真摯に仕事に取り組む。
イベントの最中、テロを受け、ＶＩＰが奪われかける。
チューは一人敵を追う。
元軍用犬の警護犬アリもパンダを追う。
敵の爆発をよけたミスターチューとアリがすれ違う。
その時、ミスターチューの耳に、悪口が聴こえた。
それは、アリの声だった。
動物嫌いの国家情報局の警護局長が特使のパンダを追う中、突然、動物の話が聞こえ始め、元軍用犬とタッグを組むアクション・ファンタジー・サスペンス・コメディ。
主演は、『工作 黒金星（ブラック・ヴィーナス）と呼ばれた男』のイ・ソンミン。
監督は、『善惡の刃』『最悪の出勤』のキム・テユン。
劇中でも言われるが、ドクタードリトル×刑事もの、しかも警察犬もの。
そこに、パンダ捜索と親子ものというアジア要素を入れての欲張り具合が、邪魔にならないのは、芸達者のイ・ソルミンのコメディアンぶり。
監督は、秀作『善惡の刃』で法廷サスペンスを手掛けたキム・テユンで、デビューがコメディの『最悪の出勤』だったので、まさにそれの掛け算になっている。
動物のＣＧもよい出来。
あえて、器具r身と並べるなんてネタもあります。
ネタものをきっちり映画に仕上げる予算と腕の有る作家がいるのが韓国映画の強いところ。
これもまさにそういう一本。
お気楽に、笑い泣き、ベタなのがいいのです。
韓国でヒットも頷ける、ちょうどいい娯楽作。
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ネタバレ。
好みのセリフ。
「いつもいってましたよ。中から割れた卵はひよこになるが、外から割れれば目玉焼きだって」「そんな意味が分からんことを？」
「先輩はいつも言ってましたよね。識者は敵を騙すが、賢者は味方を騙す、と」「そんなことは言ってない」
