菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

顔で騙せ!    『ブラフ』

2007年01月15日 04時40分39秒 | ゲーム
久々のゲーム紹介。

今回は、『ブラフ』。
これまた、名品です。
原題も『Bluff』。
ブラフの意味は、弱い手札を強いフリをして、ゲーム相手を騙す心理作戦。いわば、ハッタリです。


1974年発売で、発売元は、ドイツの老舗、Ravensburger社。デザイナーは、Richard Borg氏。
1993年にドイツ年間ゲーム大賞で大賞を受賞してます。

サイコロとカップとボードで、優れたゲーム性を発揮しています。
プレー人数も多めで、2~6人でプレイ可能。
子供でも、ルールさえ覚えれば、遊べる簡易さ。ゲーム性が高い割りに、女性でもとっつきやすいと言うのは、なかなかです。
プレー時間も30分程度なので、みなが集まった時に最適なゲームと言えます。
女性込みの宴でも、プレイさせてもらえたので、けっこう重宝しました。


内容。
まず、各プレーヤーが手持ちのサイコロをカップに入れ、振り、その出た目の内容から全体の出目を予想します。
予想は、各プレーヤーが順に行っていきます。
ですが、予想に失敗すると、その失敗に応じて、ペナルティとして手持ちのサイコロが没収されてしまいます。
手持ちのサイコロがなくなったプレーヤーはゲームから脱落。
最後まで残ったプレーヤーが勝者となります。

『ブラフ』では、黄色いサイコロが30個、カップが6個、サイコロの予想値を表すボードと、赤いサイコロを一つずつ使います。

各プレーヤーは、ゲーム開始前、5個の黄色いサイコロと、サイコロを入れて、出目を隠すためのダイスカップを受け取ります。(このサイコロは、1から5と6の代わりに☆のマークが描かれている)

ゲーム開始。最初のラウンド。
各プレーヤーはサイコロをダイスカップに入れて、お椀を伏せるようにしてサイコロを振ります。
振り終わったら、各プレーヤーは他のプレーヤーに見られないように自分のダイスカップを静かに開けて、こっそりと中のサイコロの目を確認する。(見えない場合は、振り直す)

適当な方法で、最初のプレーヤーを決めたら、そのプレーヤーは赤いサイコロを受け取り、自分を含むすべてのプレーヤーが振ったサイコロの中に、ある目がいくつあるかを予想する。
(例えば「3の目が9個以上ある」というように。このとき注意して欲しいのは、☆の目。☆の目はオールマイティなので、この場合、☆の目も数に入れていい)
そのプレーヤーは、赤いサイコロを3の目に合わせて、それをボード上の9の数字のマスに置く。
それが終わるとターンは時計回りに次のプレーヤーに移ります。

次のプレーヤーは、その予想値をつり上げるか、「ブラフ」と宣言して前のプレーヤーの予想が正しいかどうか、チェックするかを選択する。
予想値をつり上げる場合は、個数を上げる、もしくは目の数を上げるか、その両方を上げます。
(ボードは時計回りに予想値が上がるようになっているので、例えば、「☆が5個」と予想すれば、値を上げたことになる)

こうして、誰かが「ブラフ」を宣言するまで、予想値は上がり続けることになる。

ついに、誰かが「ブラフ」を宣言しました。
すると、すべてのプレーヤーはダイスカップを開けて、予想が正しいかどうかのチェックをします。
予想値よりも実際の数が少なく、予想が間違っていたら、実際の数と予想値の差の分だけ予想したプレーヤーのサイコロが没収されます。(没収されたサイコロはボード上のサイコロ置き場に置きます) 予想値よりも実際のサイコロの数が多かったら、反対に「ブラフ」を宣言したプレーヤーがその差分だけサイコロを没収されます。もしも実際の数が予想値とぴったり同じだった場合は、予想したプレーヤーをのぞく全員が、サイコロをひとつ没収されます。

 次のラウンドは予想が成功していればそのプレーヤーから、失敗なら「ブラフ」を宣言したプレーヤーから始めます。こうして、ペナルティを受けてサイコロがなくなったプレーヤーはそのゲームから脱落します。最期まで残った一人が勝者。
くわえて、“振り直し”というのもあり、相手の読みをひっくり返すことも可能なのです。

一見、サイコロの確率を計算するゲームのように思えるが、実は予想が嘘か真実かを推理するゲーム。
実際にゲームをしてみると、簡単なルールで、シビアな駆け引きが楽しめると言う、非常に優れたゲームです。

 
詳しくは、
http://www.thegamegallery.net/games/gameinfo.cgi?id=45

http://www.mobius-games.co.jp/




お手軽に、初心者も出来るのが、嬉しいゲーム。
ゲーム慣れしてない方にこそオススメしたい逸品。















『フィルム・メモワール』DVD発売!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=entanohosi

下の方にある
『Film Memoire~フィルム メモワール~』
をクリックしてください。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 恋愛24時間     『ジ... | トップ | フィルムのコマとコマの間に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ゲーム」カテゴリの最新記事