菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

騎士も鳴かずば討たれまい   『レーベンヘルツ』

2006年05月15日 00時41分33秒 | ゲーム
    
さぁ、今回は予告どおり、
『レーベンヘルツ』 (Loewenherz)ですよ。


ドイツゲームの傑作のひとつ。
1997年に発売されたゲームで、当然、デザイナーは、
『カタンの開拓者たち』と同じ、クラウス・トイバーです。
プレイ人数は、2~4人ですが、4人でないと醍醐味は味わえません。

メーカーは、ゴルトジーバーなんですが、おいらが持っているのは、
実は旧版らしく、どうやら、絶版中で、今は新版が出回ってるようです。
詳細は、ここでどうぞ。
新版は、ルールが単純化されているようです。
旧版しか知らないんですけど、名作の評判は旧版へ与えられたモノだと
思っていただいていいいようです。
初心者にはいいのでしょうけどね。


『レーベンヘルツ』は、中世のヨーロッパを舞台に陣取りを繰り広げます。
箱庭に見立てた領土をうまく囲い込み、鉱山や領土を獲得していく。
囲い込んだ土地に騎士を配置し、侵略に備えます。


以下、ほとんどコピペですが、たまにはゲームの内容なども書いてみます。

最初に各プレイヤーの紋章がついた駒やカード類、それに軍資金と
あらかじめ決められた領土を受け取ります。
ゲームが進むと、時代が移り変わっていきます。
基本的に手番ごとにアクションカードで行動を選んでいきます。
その行動権を獲得できるのは1人だけ。
でも、複数人が権利を主張することもあります。
2人の場合であれば交渉の余地がありますが、3人以上重なった場合は、
入札によってそれらを決定されます。
行動権にはお金を獲得するもの、土地を囲う柵を置く権利、領土や騎士を
獲得するもの、カードを獲得するものなど、多彩。
柵を選び、領土を獲得することや、逆に相手の領土を限っておくことや、
騎士配置や領土獲得で富国強兵策を打ち立て、相手の領土を奪いに行くことも
可能。

また策略カードもゲームの展開をがらりと変えます。
序盤は、公の土地を切り取っていきますが、ゲームが進むにつれて、
他プレイヤーの土地を切り崩すこともあり、そのために領土にいる騎士の数が
重要になってくる。

得点は囲った領土が出来た場合に適時得点され、侵略が生じた場合も
その大きさに応じた加点や失点が行われます。
また獲得した領地に鉱山や町があった場合も得点になります。
国王が崩御すると、ゲーム終了。
一番広大な領土を持っていたプレイヤーが勝ちです。



モジュラーボードという、毎回、ボードが変わるスタイルは『カタン』と
似ていて、毎回違う戦略が必要になるところがまた熱い。
交渉も良く出来ていて、同盟や防衛が非常に重要な要素になっているのが
またヨーロッパゲーム的で非常にむずむずさせて、脳みその回転速度を
上げてくれます。

いきなり、これからはじめるには、難しいタイプのゲームですが、
たくさんの柵で、実際にボード上に領土広げていく感じは、
なかなか他では味わえない快感です。
特に同盟を結びつつ、それを破棄する、もしくはされるタイミングなどの
駆け引きはドキドキもの。
領主になったつもりで、ぜひ遊んでいただきたい逸品。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賽は投げられた (ちょび)
2006-05-15 08:46:30
サイコロを使わない(?)ボードゲームもあるのですね。

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ススム (ひし)
2006-05-15 08:57:01
カードで進んだり、プレイヤーの任意だったり、進むのが決まってないものもあります。

『人生ゲーム』はルーレットですしね。



サイコロを二桁個使うゲームもあるんですよ。

今後どんどん紹介しますね。
返信する

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