菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

ポーカーフェイス、ポッカリ破顔す。 『テキサスの五人の仲間』

2012年06月17日 00時00分23秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第383回は、『テキサスの五人の仲間』(1965)


英語題は、『A BIG HAND FOR THE LITTLE LADY』と『BIG DEAL AT DODGE CITY』。
英語題からは少しストーリーが見えてきますね。
『デカい役を持った小さな淑女』という感じです。
邦題はありきたりのようで、それ自体が仕掛けになっています。


スタッフ。
監督:フィルダー・クック
製作:フィルダー・クック
脚本:シドニー・キャロル
撮影:リー・ガームス
音楽:デヴィッド・ラクシン


出演。
ヘンリー・フォンダ
ジョアン・ウッドワード
ジェイソン・ロバーズ
バージェス・メレディス
チャールズ・ビックフォード
ケヴィン・マッカーシー
ジョン・クォーレン
ロバート・ミドルトン
ポール・フォード
ジェラルド・ミチェノード
チェスター・コンクリン


物語。
テキサスの金持ち五人が集まって、一年に一度、ポーカーの大勝負が行われている。
それが行われている宿に、旅の家族が訪れた。
夫は、無類のポーカー好きで、ぜひ、その勝負を見せて欲しいと頼み込む。
だが、見ているうちに、夫は、妻の見るだけという忠告を聞き入れず、大金お係る勝負へと入れて欲しいと言い出す。
美人の妻を見初めたメンバーの一人が夫の願いを聞き入れる。
夫は、農場を購入する資金に手をつけ、人生をかけた大勝負に挑む・・・。




ポーカー勝負を軸に、軽妙に展開する異色ウェスタン。

小気味いい短編を、大胆な省略で、観客をもゲームに引き込む演出は、ポーカーをほとんど知らなくても楽しめるように描いていく。


クライマックスの心地よさは、比類なきほどの名シーン。
でも、ラストまで油断はしないように。


あと、地主が、娘婿に、説教をするシーンが、なんとも胸に響くのよね。





西武の時代に思いを馳せて、大らかな騙しにのってもらえたら。

まさに、痛快作。







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クリエーター情報なし
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