菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

物語、人物語、物事語。

2024年07月11日 21時26分33秒 | ブロぐ。

物語は「物を語る」と書く。

主に人物を語る<人物語(じんぶつがたり)>や<者語(ものがたり)>、主に出来事や現象を語る<見物語(みものがたり)>、主に物の経緯を語る<物質語(ぶっしつがたり)>がある。(後半二つをまとめて<物事語(ものごとがたり)>とも)
初期の頃にあったのは、すごい人物(神や英雄)である<超人物語>、すごい物事を語る<超見物語>、すごい物を語る<超物質語>だった。

そこから、怪物を語る<怪物語>や<化物語>、初めて見た生き物を語る<生物語>や<植物語>。、食べた物などを語る<飲食物語>、夢やほらを語る<夢物語>や<偽物語>、幸福を語る<引き出物語>、恐怖や教訓を語る<物騒語>、理想や計画を語る<一物語>、始まりを語る<初物語>、土地のいいものを語る<名物語>、すごい建築を語る<建物語>、旅を描く<見物語(けんぶつがたり)>、神に捧げる<供物語>、性的なことを語る<慰み物語>や<解き物語>や<呼物語>が生まれてくる。


近代には、じょじょに対象は個人的な物語へと移っていく。
一般的な個人や出来事について語る<小物語>、目の前のことをただ語る<現物語>、個人の死を語る<死に物語>、謎や自分とは何かを探って語る<何物語>、心について語る<物心語>、科学を語る<物理語>が生まれてくる。

 

なんてことを考えた。

ちなみに、ちゃんと語源を言うと、<語り>だけで、ストーリーという意味になる。
<物(もの)>は対象を漠然的にいう際に用いられ、中でも「霊」「鬼」など不思議な力をもつものを表す言葉でもあった。そこから、現実から、かけ離れた世界を語るフィクションという意味で、<語り>に接頭して、<物語>となったとのこと。

 

 

 

 

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