菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

バスター・スクラッグスのバラードと他の開拓者の物語 『バスターのバラード』

2019年08月10日 00時01分50秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1159回は、『バスターのバラード』(2018)

 

 

原題は、『THE BALLAD OF BUSTER SCRUGGS』。
『バスター・スクラッグスのバラード』。

 


上映時間: 133分
製作国: アメリカ

 

 

スタッフ。

監督: ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作: ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン、ミーガン・エリソン、スー・ネイグル、ロバート・グラフ
製作総指揮: ジリアン・ロングネッカー
脚本: ジョエル・コーエンイーサン・コーエン
撮影: ブリュノ・デルボネル
プロダクションデザイン: ジェス・ゴンコール
衣装デザイン: メアリー・ゾフレス
編集: ジョエル・コーエン(ロデリック・ジェインズ名義)、イーサン・コーエン (ロデリック・ジェインズ名義)
音楽: カーター・バーウェル

 


出演。

ティム・ブレイク・ネルソン
ウィリー・ワトソン
クランシー・ブラウン
ダニー・マッカーシー
デヴィッド・クラムホルツ
ティム・デザーン
E・E・ベル
アレハンドロ・パティーノ
トム・プロクター
マシュー・ウィリグ
ジェームズ・フランコ
スティーヴン・ルート
ラルフ・アイネソン
ジェシー・ルケン
リーアム・ニーソン
ハリー・メリング
ポール・レイ
トム・ウェイツ
ビル・ヘック
ゾーイ・カザン
グレインジャー・ハインズ
ジェファーソン・メイズ
ドリス・ハーグレイヴ
ジョンジョ・オニール
ブレンダン・グリーソン
ソウル・ルビネック
タイン・デイリー
チェルシー・ロス

 

 

 

エピソードのリスト。

冒頭で『バスターのバラードと他の開拓者の物語』と銘打たれる。6つの短編によるオムニバスとなっている。

『バスターのバラード』(原題は『The Ballad of Buster Scruggs』→『バスター・スクラッグスのバラード』)
『アルゴドネス付近』(原題は『Near Algodones』→『アルゴドネス近く』)
『食事券』(原題は『Meal Ticket』→『食事券』)
『金の谷』(原題は『All Gold Canyon』→『すべての黄金の谷』)
『早とちりの娘』(原題は『The Gal Who Got Rattled』→『べらべらしゃべる若い女』)
『遺骸』(原題は『The Mortal Remains』→『その遺骸』)

 

それぞれの物語。

『バスターのバラード』
カウボーイのバスター・スクラッグスは白馬のダンに乗って旅をする。彼は白い服を装い、歌うことが好きな陽気なカウボーイだが、生粋の無法者としても知られている。彼は、道中のバーでウイスキーを注文する。そのバーは無法者たちが集うバーであったため、陽気ないでたちのバスターは注文を断られてしまう。バスターは店の客と口論になる。

 

『アルゴドネス付近』
若いカウボーイが、草原に孤立する銀行へ強盗に入ると、そこには老人の銀行員が一人いるだけである。銀行員に銃を突きつけ金を奪おうとするが、銀行員が機転を利かせあっさり倒されてしまう。目が覚めると、強盗は絞首刑の寸前だった。

 

『食事券』
老いた興行師と四肢が欠損した青年ハリソンはワゴンで旅興行をする。ハリソンはパーシー・ビッシュ・シェリーの『オジマンディアス』、カインとアベルの聖書の物語、ゲティスバーグ演説、シェイクスピアの詩などを復唱して見せ、観客からおひねりをもらう。

 

『金の谷』
人里離れた山の奥。一人の老山師は砂金を掘る。ある日、ついに山師は鉱床を掘り当てる。

 

『早とちりの娘』
アリス・ロングボウと兄のギルバートは新天地を求め、オレゴンへ向かってキャラバンと共に旅をする。ところが、旅の最中にギルバートがコレラで死亡してしまう。ギルバートを失い、右も左もわからなくなったアリスは、キャラバンの護衛のビリーとアーサーに面倒を見てもらうようになる。

 

『遺骸』
フォートモーガンに向かう馬車に老婦人、猟師、フランス人の男、アイルランド人の男とイギリス人の男の二人組の5人が乗っている。アイルランド人とイギリス人は馬車の上に死体を載せていると言う。猟師はかつて言葉の通じないネイティブ・アメリカンの女と暮らしていたことを話し、人間は根っこではみな同じだと言う。

 

 

 

Netflixのオリジナルコンテンツ。

 

コーエン兄弟の皮肉が効いたブラックなストーリーの短編集はさすがの質だが、全部ブラックなので、見る人を選びはします。

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

全体のテーマは、驕りと思い込み、終わりが訪れるが、次があるってところではないかと。

 

 

 

 



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