お望みなのはコーヒーですか?
スターバックスからアメリカを知る
ブライアン・サイモン/〔著〕
人びとはスターバックスに何を求めたのか? アメリカ社会の主流(メインストリーム)の欲望を、消費社会論、歴史学、マーケティング等、多様な切り口から浮かび上がらせる。気鋭の歴史学・文化研究者による労作。
YAYA的にはスターバックスでコーヒーを飲むなんて...
すごく珍しいことです。
だって...
高いんだもん。
それでも、この本を読むならば やっぱりスターバックスだよね...
的に 久しぶりのスタバ・ラテ
Sサイズなのに 360円...
今の日本のスタバは若い人が多かったですが
全盛期の頃のアメリカでのお客さんは自称アッパーミドルな白人メイン
スタバでコーヒー飲むのは COOLでハイソで「あなたとは違うんです」的な優越感にひたれること...
たとえ
スタバのラテが本場ヨーロッパのラテの2倍のミルク量で、イタリアのカフェのおやじさんいうところの「こんなのラテじゃない...」 であっても そんなことはどうでもよい。
そもそも
スタバ以前のアメリカでのコーヒーって ダサイ、まずい、安い 的なブルーカラーおやじの飲み物...
日本で例えると「ホッピー」...?
そんなコーヒーを流行の最先端まで押し上げたスタバの圧倒的な商業センスは、もう見事としかいいようがありません。
そんなサクセス・ストーリーだけでなく、ネガティブなルワンダ復興計画やフェアトレード推進やエコ活動の内実を細かく取材してたりして、スタバファンの神経を逆撫でする箇所も少なくないですが
この本はスタバを 陰謀論により貶めたり、告発したりする本ではありません。
この本の一番のポイントは
スタバを愛した アメリカ人とは どんな人たちなのか...
なところです。
アメリカって世界の盟主的な最強の勝ち組ってイメージありますが
一部の大都市を除くと、すさまじく田舎...
だから
そんなところからNYなどにでてきたおのぼりさんな方々
特にプライドの高い白人の方々からしてみたら
自分が他の○○な人とは違うことを他の人にわかるようにする手段が切実に必要であり
それをくれたのがスタバであった...
な
感じの内容で ちょっとおしゃれな感じの都会のスタバ・ユーザーのイメージが変わったりします。
そんな本書を読みながら 久しぶりのスタバでキョロキョロしたら
日本のスタバは 若者メインなせいか 単価の安い飲み物の人が多かったように思います。
アメリカみたく 無意味に高いもの買って自己満足に浸ってるわけではないようです。
YAYA的にも快適な空間で本を読めたのが、いい感じでしたが...
やっぱり ディスカウント・ストアの50円缶コーヒーで十分だ...
とおもったりもしました。
正直言って差別化なんって全く考えてなかった。
だからいつもテイクアウトでした。
同じ本を読むならななパパさんがいつも行ってる喫茶店の方が良い感じですが、なかなか見つける事ができませんし、見つけても家の近所でなければ通うことはできません。
難しいですよね。
この本にもありましたが日本の場合は喫茶店とか昔からちゃんとしたコーヒー文化がありましたのでアメリカとは違います。
本等にコーヒー好きなひとがおおいです。
私もスタバのコーヒー大好きです。
お値段もうちょっと安ければ毎日でも行きたいくらいです。