Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

ブラックウォーター世界最強の傭兵企業

2014-11-04 21:48:14 | 

ブラックウォーター世界最強の傭兵企業

ジェレミー・スケイヒル著

「内容紹介:“殺しのライセンス”を持つ米の“影の軍隊”は、世界で何をやっているのか?イラク戦争での民間人の虐殺、アルカイダ幹部など反米分子の暗殺、シリア反体制派への軍事指導などの驚くべき実態、そして米の政財界の暗部との癒着を初めて暴き、世界に衝撃を与えた書!」

10月はいろいろバタバタしてて本をあまり読めませんでした。

で 久しぶりの読書レビュー。

 

アメリカって、インディペンデントなお国柄のせいか、小さな政府が望ましいって思ってる人が多いみたいで対テロ等の軍事関係も民間委託が絶賛進行中のようです。

ブラックウォーターをはじめとする業界の活況と成長はもう異次元のレベル。

軍事の民営化ってコスト的には公営よりも逆にUPするようですが、なんといっても正規の軍人さんと違って死んでもメディアに騒がれない...ってのが、すごく魅力的のようです。

コソボやルワンダの惨事への対応がほとんどできなかったのも正規の軍人さんに何かあった場合、派遣した政府が国民からたたかれるからです。

「ルワンダの人間20万人よりもアメリカの軍人1人の方が大事だ。」といって派遣を断られたと国連の人が別の本で書いてました。

でも傭兵ならどうなろうが国的にはぜんぜん問題なし。

らしいです。

 

しかし

最近、アメリカの対テロ関係の盛り上がりはハード、ソフトとも凄まじいですが...

この本によると、その手の業界関係者って...コテコテのキリスト教徒が多いらしく...

もう対テロというよりは、ノリ的には十字軍?な感じらしいです。

世界は中世な宗教戦争にルネッサンスの模様で、そんな盛り上がりはちょっとアブナイかも...

な本でした。

 

他にも先週はこんな本を読みました。

 

報道されない中東の真実

国枝昌樹著

「シリア問題を契機として、アラブ諸国は合従連衡と離反を繰り返してうごめいている。
欧米・日本メディアが報道しない、中東の"真実"とは何か。展望は開けるのか。
激変している中東各国の現状を元シリア大使が取材・解説。」

学生の頃、シリアとヨルダンを旅したことあります。

当時も近隣の国で戦争してましたが、意外に落ち着いてました。

シリアは当時、今の大統領のお父さんが大統領でした。

けっこう世俗的な感じで、YAYAみたいな異教徒でもダマスカス最大のモスクに普通に入れましたし、現地のキレイな女子高校生とお話して住所教えてもらえたり...

なんてところでした。

そんなところなのに、なんか中東についてのメディアや西側政府の言うことって、少しバイアスかかってないですか?

な内容の本です。

シーア派対スンニ派、政府軍対革命軍...などなどの争いの他にアメリカ対ロシア、共和党対民主党なんてのも加わるし、敵味方はコロコロ変わるし、二股外交なんてあたりまえ...

各国間の思惑はとても複雑。

ですが

リアルな世界は意外にまともなのではないか?

かもしれません。

あのときのキレイなJKに今 再会したらニッコリ微笑んでくれるようなしだ状況だったら

とても うれしいです。

 

人口の世界史

マッシモ・リヴィーバッチ著

「旧石器時代100万人、新石器時代1000万人、青銅器時代1億人、産業革命期10億人、そして2100年には世界人口は100億人に達し、その3分の1はアフリカ人が占める…知られざる人類繁栄と停滞・衰退。未来を読み解くためのもう1つの世界史。」

しかし

なんで人口増加に対してだれも何にもいわないのでしょうか?

どうも少し前の優生学に関するドタバタで人口抑制について、変なタブー化になってしまったように思います。

世界人口が今の2/3になったら温暖化の問題も解決するそうですが...

 

綻びゆくアメリカ

ジョージ・パッカー著

「雇用システムの崩壊、政権の弱体化、貧富の格差……。いま人々は進むべき道を模索している。『ニューヨーカー』の寄稿家が、バイオ燃料の伝道師、コミュニティ活動家など、市井の人々の苦闘する姿から描いた社会の内側。徹底した取材で活写した群像劇は、現代アメリカを肌で感じさせてくれる。全米図書賞受賞・NYタイムズベストセラーの話題作。」

いろんな階層のいろんなアメリカ人の生き様を描いた本です。

前 YAYAはアメリカで4年ほど暮らしましたが...

そんなに日がたってないのに...

あのころに比べると、なんか違う世界になってるような気がします。

あの頃 好きだったシンディちゃんは今どーしてるのかな。

 

民族浄化のヨーロッパ史

ノーマン・M.ナイマーク 著

「内容紹介:第二次大戦以来最悪の戦争=ユーゴ内戦に突き動かされ、「民族浄化」5つの事例を20世紀ヨーロッパ史に辿った問題作。時代を超えて共通する特徴とともに、近代的な民族浄化の変貌する形態を知ることができる。」

いや

なんかヨーロッパ大丈夫?

な 本でした。

ユーゴもそうですが あちこち凄まじく血なまぐさい...

 



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