ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

いずみコミセンワンコイン寄席

2019-01-12 15:15:15 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝
いずみコミセンワンコイン寄席

今日は、呂好さんが、家の近所のワンコイン寄席へ。
いつもの和泉中央ではなく、和泉府中の市役所横のコミュニティセンターで・・・。

コミュニティセンター・1階大集会場会場はすべて椅子席で40人強で、ワンコイン、すなわち500円。
充実の落語会でお安いのに、もったいない限りです。

傾斜のついた高座
画像で解りますか・・・・客席に向かって傾斜している高座。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「動物園」

楽しいマクラを二つほどふりながら、「動物園」へ。
安定感ありますな、でも欲を言えば、虎の皮をかぶる仕草なんか
もっと遊んで欲しいですな。

今、得意にされてる「箒屋娘」の落語、早く、どこかで聴いてみたいですな。


二、笑福亭伯枝・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

伯枝さん、20回ほど聞かせて頂いているんですが、案外重複している演目は少なく、
この「はてなの茶碗」も初めて・・・・。

徳のある人のところには、人も金も集まるんですな・・・。
千両の半分、五百両、一部は祝いに使うが後はすべて困っている方に施しをしたいと。

「茶道具屋の金兵衛」、人呼んで「茶金」さん、善行者。
昔は世の為、人の為、という良いハナシがあったんですが、この頃、頓と聞かないですな。


三、桂小春団治・・・・・・・・・「断捨離ウォーズ」

もの溢れの昨今、八年前に流行った言葉「断捨離」をテーマに。
夫婦でお互いの不必要だが捨てられないものを指摘しあう。

ありますな、他人にはごみみたいなものでも、
ご本人にとってはどうしても捨てられない、置いておきたいものってありますな。

毎年、年末には、お互いの服を捨てるようにしています。
私は嫁さんの服を、嫁さんは私の服を、出して、そこからあれこれ言って
避けられた中から三分の一位は戻すんですが・・・・。

去年は、二年前に手術をして体重が20㎏減ってスーツでいうと、
BB体が、AB体を越えて、Å体に。戻った時にと二年期待していたんですが、
さすがにあきらめて、年末に自らスーツ8着捨てました・・・。

カジュアルの服、あれこれ含めて、衣装ケースで4杯分処分、クローゼットの中がスッキリ。
捨ててみて解かったのは、まあ、日頃着ている服って、限られていますな。

靴下も、次の休みに、半分処分しようと思っています。

あと、整理せんといかんのが、本でおますが・・・あと本棚二つ買って。
それ以上増やさないという、目標の中で整理をぼちぼち始めようと・・・・。

それと、いらないのは、「ゴルフクラブ」に「釣りの道具」。

断捨離」
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
 離:物への執着から離れる。

「断捨離」の「離」、まずはモノへの執着心をなくすこと、薄めることですな。




いずみコミセンワンコイン寄席
2019年1月12日(土)午後2:30開演
和泉市コミュニティセ

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「動物園」
二、笑福亭伯枝・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
三、桂小春団治・・・・・・・・・「断捨離ウォーズ」
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上方落語の舞台裏~小佐田定雄

2019-01-10 05:05:05 | 本の少し
上方らくごの舞台裏 (ちくま新書)
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆☆

小佐田定雄さんの“舞台裏”シリーズの枝雀、米朝、に続いての第三弾。

今回は演目の精選38も、ど定番の演目ではなくちょいと捻ったもの。

実際、演者として紹介されるのも、三代目春團治、六代目松喬、五代目文枝、
四代目文紅、六代目松鶴、先代福郎、三代目文我、先代春蝶、先代歌之助、
露の五郎、吉朝、二代目染丸、仁鶴、雀三郎、松之助、ざこば、鶴瓶、
と生の高座を聴いた馴染み方ばかりで、親しみがわく。

ほんと裏ばなしに相応しい内容で、
例えば、吉朝さんがいかに落語が好きだったのかをと、「連鎖落語」を紹介。

「東の旅の発端」からスタートして、「ふたなり」「野崎詣り」「蔵丁稚」「饅頭怖い」
「不動坊」「口入屋」「親子茶屋」「持参金」「崇徳院」「つる」「小倉船」「皿屋敷」
「蛇含草」「狸の賽」「高津の富」を繋ぎながらの落語に。
そのときのネタ帖には「全十六席ヲ八分デ演了ス」と、聴きたかったですな。

「お囃子さん列伝」と称して、歴代のお囃子さんから、当代のお囃子さんまでご紹介。
師匠、お弟子さんの関係がわかって、スッキリと。

“舞台裏”シリーズの中では、個人的には一番のお薦めですな。
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お友だちからお願いします~三浦しをん

2019-01-08 05:05:05 | 本の少し
お友だちからお願いします (だいわ文庫)
クリエーター情報なし
大和書房

☆☆☆

不思議な本。

読みはじめは、しをん節とおもしろく進んだのだけど、
読むうちにだんだんつまらなくなってきた。

一冊の本の中で、これほどの落差に出会うのは稀。

はじめの処を読むと、
第一章は読売新聞に掲載された「マナー」についてが中心。
第二章は、日本経済新聞の「プロムナード」に連載のエッセイ。
第三章はVISAの会報誌に載せた「旅」をテーマに。
第四章はいろんな雑誌からご依頼された単発、短期連載エッセイ。

生い立ちが違うからか、テーマが私に合わないのか、
しをん節が、ホイホイと調子良く語られると、そうでないのと・・・・。

依頼主を意識してこれだけ、波長が違うものなのか・・・
私の体調なのか・・・不思議な本でおます。

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第七 折々のうた~大岡信

2019-01-07 21:22:59 | 本の少し
折々のうた〈第7〉 (岩波新書)
クリエーター情報なし
岩波書店
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神様の住所~久螺ささら

2019-01-03 05:05:05 | 本の少し
神様の住所
クリエーター情報なし
朝日出版社

☆☆☆☆

去年の6月、新刊と共に購入した本。

なぜか、後回しになってしまって読み終えたのは昨年の末ですが、
感想は書きためているので、デビューは今年に・・・・。

ほぼ、一年間の間に、私の短歌に対する許容範囲が広がったのか、
12月になって年内に読み終えるのだと、決意してからは案外すんなりと・・・。

でも、“九螺ささら”さん、独特の感性と手法で、短歌にアプローチ。
一見難解にうつるが、足湯のごとくゆっくりとからだに馴染んでくる。

不思議な短歌の、オンパレード。

例のごとく、気に入った短歌は

〈体積がこの世と等しいものが神〉夢の中の本のあとがき

かんがえるかんがえませんかかんじてる水より水っぽい九月のクラゲ

「ふと思う」の「ふと」は両生類であるこの世とあの世を「ふと」は行き来す

文鎮は重力を表現している墓石は重力を肯定している

クローンとかAIとかを言う前にふえるワカメの森に行こうよ

竜宮で浦島太郎がお土産にもらった箱にはふえすぎたワカメ

はんぺんの二つの面を区別して裏でないほうを表とする

夢の中に影がなかった発見を夢の外でしか会えぬ人に言う

マフラーを編んでいる人は黙黙とこの世の端をみつづけてる

オブラートをまたオブラートで包んだらそこだけ角が取れてぼやける

この世とは神様が見てる夢だからところどころに同じ鳥がいる

石鹸の匂いをさせてあの人はこれから好きな人に会いにゆく

ト音記号の形のストローの途中に残された夏、白いカルピス

そうめんとひやむぎは似て非なるもの二月と三月のあいだ辺りの

略歴に〈生まれて今も生きていて死ぬ瞬間まで生きている〉と書く


 幸福は抵抗をやめた降伏の甘い敗北抜かれたる牙


こうしてみたら・・・やはり、難解ですな。




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2019年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ

2019-01-01 01:01:01 | 街で
2019年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ

昨年は、一昨年からかじり始めた短歌と、昼ごはん時のおうどん探索に、
なんと言っても、本を119冊読破・・・休日にレビューをまとめて作成。

平成のお正月も、今年が最後・・・・・新たな挑戦を願って。

新年にバームクーーヘンふっくらと年輪ひとつ静かにふやす

新しい、心豊かな世の中になればと、私は「吾唯足知」と、
「今」と「ここ」を大切にし、一日一日を過ごしたいと願います。


幾つ何十になっても、皆さんの“ごまめ”でいたいと、

今年も「ごまめのうた」歌詞を掲載させて頂きます。

    ごまめのうた

              島田陽子

  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちに ついてくねん
  さっさとしいや ほっとくで
  しかられたって へいきやねん
  ごまめで いれてくれるねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
     ちいさい子かて なかまやねん


  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちは おこらへん
  とっととしたかて おそいのン
  しゃあないいうて まってるねん
  ごまめやさかい かまへんねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
     ちいさい子かて なかまやねん




本年もよろしくお願い致します。

ごまめ
2019年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ
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