真央ちゃん引退発表で、
今週はすっかりテレビっ子です。
箱ティッシュを抱えてスタンバイする習慣に。
シロクマ相方に呆れられております。
真央ちゃん、ありがとう。
お疲れさま。
あんなに才能があって、あんなに努力しても、
いちばん欲しいものが手に入らない人生もあるんだなあ。
セカンドステージは
どうぞしあわせいっぱいに歩めますよう。
さて。
久しぶりに東京へ行って、
ヘロヘロになった理由ね、
食べ合わせが悪かったからだと思うんですよ。
(ランチにいただいたサーモンのフィッシュ&チップス)
いえ、
胃袋におさめたものの話じゃなくて、
目にしたもの、感じたものね。
その日は朝いちばんの便で羽田に降り立ち、
その足で『デヴィッド・ボウイ展』へ。
(デビッドさま、会いにきましたです!)
世界が熱狂した奇跡の展覧会!!
私が書けることなんて何もないです。
(山本寛斎さんのこのヘンテコな衣装を着てさえ、
気絶するほどカッコいいのは世界で彼ひとり!)
ただね、
この回顧展、ボリュームがすごくて、
私のあふれるデビッド愛も自分で思っていた以上にすごくて。
午後からの予定もあるので、
2時間きっかりでここを出るつもりが、
デビッドホールにどっぷりハマり、
あやうく脱出不能となるところでした。
どの時代でもカッコいい奇跡みたいなデビッドさまが、
鬼籍に入られてもう1年が過ぎたんだなあ。(あれ?意図せずオヤジ)
ああ、胸がいっぱい。
さて、
なんとか無事脱出してともかさんと合流して、
向かった先は…
(アプローチからすでに水玉ワールド)
国立新美術館です。
…ですよね?(←いなかのねずみなもんで)
ここではまず、『ミュシャ展』を。
チェコ国外では世界初!
『スラヴ叙事詩』全20作品公開!!
目玉はミュシャが18年の歳月をかけた超大作、『スラヴ叙事詩』。
文字どおり、どれもこれも大きいのですよ。
そのサイズがネックとなって、
チェコ本国でも数年前から公開されるようになったばかり。
(写真撮影OKの展示室があり、以下はここで撮ったもの)
かつて私の友人が、
「あれが国外に出ることはない!
所蔵してる本国でさえ全部見られる機会がなかなかないくらいなんだよ!」
と、チェコまで見に行ったくらいの大作なのです。
それが日本で見られる日が来るなんて!
ただね、
この作品群、タイトルから察せられるよう、
スラヴ民族の神話や歴史から構成される連作なわけですが、
大きすぎるうえ、どれもこれもサイズがまちまちだから、
順番どおりに展示するのは物理的に無理
という悲劇。
よって来場者は手元の作品説明やら音声ガイダンスやらに従って、
オリエンテーリングのように3つの部屋を行きつ戻りつするのでした。
仕方ないとはいえ番号を追うのに気を取られ、
すんなりストーリーに入っていきにくい気が若干。
(これが20作品め。大団円な感じ。←この程度の感想って?)
ミュシャが創りあげる壮大な世界に胸がいっぱいです。
が、
正直、疲れてきました。
世紀のスーパースターの人生全部盛り大回顧展と、
アールヌーボーの巨星の超大作国外初公開、
ここまでで結構な食べ合わせです。
私の心のキャパとしてもギリギリいっぱい。
ここでやめておけばいいものを、
せっかくここまで来たんだから、もうこれも観ちゃおう!
と、
さらに入場したのが、
『草間彌生 わが永遠の魂』
これがいけなかった。
いえ、彌生先生は素晴らしかったのですが、
いかんせん先のふたつですでに胸が破裂しそう。
そこへこの水玉ワールドですよ。
私は自分が意外に繊細だ、と知りました。
ここはまだ「きゃーすごーい」(←ボー読)で済まされるお部屋なんですが、
(そしてここのみ写真撮影可)
いや、ここだけで、ともかさんも私も相当な毒にあてられてたのですが、
このあとの彌生先生が完全に病んでいた時代の作品群とかですね、
何かを象徴するモチーフで埋め尽くされたお部屋が続いたりしてですね、
展示室にいるだけで怖くて、
ともかさんも私も、
テキパキ、テキパキ、やたら速足で通過。
ひきこまれたらもう元の世界に帰れない!
ってくらいの狂気の世界でした。
「避けよ!」「逃げよ!」と追いたてる本能に従いました。
怖かった。
「お子さん連れとか多いですけど、
大丈夫なんですかねえ。良くないと思いますけどねえ」
ともかさんのつぶやきに激しく合意。
もう胸がいっぱいを越えて、
食中毒で全身がけいれんを起こしそう。
会場を後に、
彌生先生の『わが永遠の魂』に永遠にわが魂を抜かれそうになったふたりは、
廃人寸前の足取りで、
ヨロヨロと晩ごはんのお店へ向かうのでした。
この日の教訓、
『デヴィッド・ボウイ展とミュシャ展と水玉展はいっぺんに見るな』
デヴィッド・ボウイ展が幕を閉じたいま、
この愚行は起こしようもなく、コレ幸いです。
いまも後遺症に悩む私です。
ご覧いただきありがとうございました。
今週はすっかりテレビっ子です。
箱ティッシュを抱えてスタンバイする習慣に。
シロクマ相方に呆れられております。
真央ちゃん、ありがとう。
お疲れさま。
あんなに才能があって、あんなに努力しても、
いちばん欲しいものが手に入らない人生もあるんだなあ。
セカンドステージは
どうぞしあわせいっぱいに歩めますよう。
さて。
久しぶりに東京へ行って、
ヘロヘロになった理由ね、
食べ合わせが悪かったからだと思うんですよ。
(ランチにいただいたサーモンのフィッシュ&チップス)
いえ、
胃袋におさめたものの話じゃなくて、
目にしたもの、感じたものね。
その日は朝いちばんの便で羽田に降り立ち、
その足で『デヴィッド・ボウイ展』へ。
(デビッドさま、会いにきましたです!)
世界が熱狂した奇跡の展覧会!!
私が書けることなんて何もないです。
(山本寛斎さんのこのヘンテコな衣装を着てさえ、
気絶するほどカッコいいのは世界で彼ひとり!)
ただね、
この回顧展、ボリュームがすごくて、
私のあふれるデビッド愛も自分で思っていた以上にすごくて。
午後からの予定もあるので、
2時間きっかりでここを出るつもりが、
デビッドホールにどっぷりハマり、
あやうく脱出不能となるところでした。
どの時代でもカッコいい奇跡みたいなデビッドさまが、
鬼籍に入られてもう1年が過ぎたんだなあ。(あれ?意図せずオヤジ)
ああ、胸がいっぱい。
さて、
なんとか無事脱出してともかさんと合流して、
向かった先は…
(アプローチからすでに水玉ワールド)
国立新美術館です。
…ですよね?(←いなかのねずみなもんで)
ここではまず、『ミュシャ展』を。
チェコ国外では世界初!
『スラヴ叙事詩』全20作品公開!!
目玉はミュシャが18年の歳月をかけた超大作、『スラヴ叙事詩』。
文字どおり、どれもこれも大きいのですよ。
そのサイズがネックとなって、
チェコ本国でも数年前から公開されるようになったばかり。
(写真撮影OKの展示室があり、以下はここで撮ったもの)
かつて私の友人が、
「あれが国外に出ることはない!
所蔵してる本国でさえ全部見られる機会がなかなかないくらいなんだよ!」
と、チェコまで見に行ったくらいの大作なのです。
それが日本で見られる日が来るなんて!
ただね、
この作品群、タイトルから察せられるよう、
スラヴ民族の神話や歴史から構成される連作なわけですが、
大きすぎるうえ、どれもこれもサイズがまちまちだから、
順番どおりに展示するのは物理的に無理
という悲劇。
よって来場者は手元の作品説明やら音声ガイダンスやらに従って、
オリエンテーリングのように3つの部屋を行きつ戻りつするのでした。
仕方ないとはいえ番号を追うのに気を取られ、
すんなりストーリーに入っていきにくい気が若干。
(これが20作品め。大団円な感じ。←この程度の感想って?)
ミュシャが創りあげる壮大な世界に胸がいっぱいです。
が、
正直、疲れてきました。
世紀のスーパースターの人生全部盛り大回顧展と、
アールヌーボーの巨星の超大作国外初公開、
ここまでで結構な食べ合わせです。
私の心のキャパとしてもギリギリいっぱい。
ここでやめておけばいいものを、
せっかくここまで来たんだから、もうこれも観ちゃおう!
と、
さらに入場したのが、
『草間彌生 わが永遠の魂』
これがいけなかった。
いえ、彌生先生は素晴らしかったのですが、
いかんせん先のふたつですでに胸が破裂しそう。
そこへこの水玉ワールドですよ。
私は自分が意外に繊細だ、と知りました。
ここはまだ「きゃーすごーい」(←ボー読)で済まされるお部屋なんですが、
(そしてここのみ写真撮影可)
いや、ここだけで、ともかさんも私も相当な毒にあてられてたのですが、
このあとの彌生先生が完全に病んでいた時代の作品群とかですね、
何かを象徴するモチーフで埋め尽くされたお部屋が続いたりしてですね、
展示室にいるだけで怖くて、
ともかさんも私も、
テキパキ、テキパキ、やたら速足で通過。
ひきこまれたらもう元の世界に帰れない!
ってくらいの狂気の世界でした。
「避けよ!」「逃げよ!」と追いたてる本能に従いました。
怖かった。
「お子さん連れとか多いですけど、
大丈夫なんですかねえ。良くないと思いますけどねえ」
ともかさんのつぶやきに激しく合意。
もう胸がいっぱいを越えて、
食中毒で全身がけいれんを起こしそう。
会場を後に、
彌生先生の『わが永遠の魂』に永遠にわが魂を抜かれそうになったふたりは、
廃人寸前の足取りで、
ヨロヨロと晩ごはんのお店へ向かうのでした。
この日の教訓、
『デヴィッド・ボウイ展とミュシャ展と水玉展はいっぺんに見るな』
デヴィッド・ボウイ展が幕を閉じたいま、
この愚行は起こしようもなく、コレ幸いです。
いまも後遺症に悩む私です。
ご覧いただきありがとうございました。