11月3日、文化の日にふさわしく、
母とふたり、神戸市立美術館展へ、マウリッツハイス美術館展を見にいってきました。
開催からずいぶん経っているのに、人、人、人でした。
この美術展の目玉、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は別格扱いで一室があてがわれ、大変なひとだかり。
そして、近くで見たくても、展示の仕方が絵から相当の距離。
しかも、「立ち止まらないでください」とか、係員の方がずっとおっしゃっているので、
元々小さい絵であるのに、真正面で見られたのはほんの2秒ほど。
筆遣いまで見入られるレベルではありませんでした。
それでも、前回、日本にこの絵が来た10年以上前の時には、
真夏の炎天下、4時間半という待ち時間の長さに、チケットを持っていたのに観賞を断念した記憶のある私としては、
やっと会えた、という達成感はありました。
感想は、
「ほんものだー」
「ちっちゃーい」。
まあ、観賞時間2秒ですから、こんなもんですよ。
そのあと、三宮の和食屋さんでランチ。
舌鼓を打つのに忙しく、2品ほど撮り忘れましたが、これで3ぜんえん!まんぷく、まんぷく、大満足。
生田神社にお参りして、帰路に。
話題になったのが、今年大手電器メーカーを定年退職した叔父(母にとっては妹の夫)のこと。
彼はその道ん十年、テレビの大型化、薄型化の研究開発一筋に生きてきたのですが、
今、
サムスンからのラブコールがスゴイらしいです。
報酬もさることながら、住む家や車はもちろん、子女の学校まできちんと世話すると。
一介の技術者相手にそんな高待遇、日本では役員クラスでもないのでは、と。
さすが世界のサムスン。
「でもね、きっと退職時に会社に約束させられた、ヒミツはもらしません、っていうの、
あらいざらい、全部、吐かされると思うのよー」
ご名答。
世間に疎い母までもが完全予想。
さすが世界のサムスン!
叔父にその気はないようですが、相当熱心にお誘いしてくださっている模様。
今が彼の旬なのですね。
これを実際に書いているのは、2013年の5月下旬。
今頃叔父は旬も過ぎて、穏やかなセカンドライフを楽しんでいることでしょう。