今日のお話は食事前後の方はお読みにならない方がいいと思います。
帰国してから、シロクマ相方は日課のようになじみの立ち飲み屋さんにいってます。
ほぼ毎日。
港町に育った相方は大の魚好き。
その立飲み屋さんでは安くて新鮮でおいしいお刺身を出してくれるので、彼は大変気に入っています。
最近、その帰り道にたこ焼き屋さんができたようで、
罪悪感が彼にそうさせるのか、
しょっちゅうたこ焼きを買ってきてくれます。
私たちはよくどちらが何個食べたかでもめるので、
最近のたこ焼きは20個くらい入ったいちばん大きなサイズのもの。
昨日もそうでした。
酔っ払って上機嫌な相方と、たこ焼きをつつきました。
私は晩ご飯を食べた後でしたが、たこ焼きって食べられるんですよね。
うー。
さすがに食べ過ぎたー。
そして12時過ぎに就寝。
それが夜中に…
げぼーっ!!
ぐげーっ!!
ごばーっ!!
トイレに駆け込んだ相方が、激しく嘔吐したのです。
おろおろするツマ。
でもそれ以外には何もしないツマ。
トイレの中では相方がマーライオンと化していると容易に想像がついたので、
安易に近寄らないことにしました。
ツマには何の異変もないことから、
立ち飲み屋さんのお魚が悪かったのでしょうか?
あ、戻ってきました。
よかったー。
でも、なんだかやつれた感じ。
黙って横になりました。
もうスッキリして、後は寝ていれば楽になるはず。
が、
またしばらくすると、がばっと立ち上がり、トイレへ!
がほほーっ!!
ぐわわーっ!!
げぶぶーっ!!
さっきあれだけ吐いたのに、再び激しい嘔吐。
イエローストーン国立公園の間歇泉のような勢いと推測されます。
ずっと吐き続けていて、トイレから戻ってきません。
相当ひどいみたいです。
おいしい魚介がウリのその立ち飲み屋さんでは、魚のほかに貝類も出します。
そういうのにあたると怖いって言いますよね。
私も過去に牡蠣にあたって入院したことがあるんです。
…もしや食中毒では?
これは、救急車を呼んだ方がよいのでは?
でも、そんなことしたことないし、どうしたら…
とか、悩みつつも、睡魔に襲われて、やっぱり何もしないツマ。
あ、トイレが静かになりました。
相方、よろよろと戻ってきました。
「大丈夫?」と一応声をかけるも、返事ナシ。
相当弱っているようです。
おなかをいたわるようにしながら、静かに横になりました。
さすがに胃袋はもうカラッポでしょう。
今度こそ、ゆっくり休めるんじゃないでしょうか。
が!
またしばらくすると、突然、起き上がり、トイレへ駆け込む相方。
ごばばばーっ!!
ぐげげげーっ!!
ぐぬぬぬーっ!!
もう胃袋はカラッポに違いないのに、いったいナニを吐いているのでしょうか?
もう胃液だけなんじゃあ?
でも音から察すると、内臓まで出てるのではないかというような激しい嘔吐。
これはもうただ事ではない!
救急車を呼ぼう!!
身を起こしたツマ。
と、その時、ツマのおなかが、
きゅるん…
と、か細く鳴り、胃の中がくるくるまわっているのがわかりました。
いつもと違う消化音、そしてなんとなく違和感。
これは、さっきのたこ焼きのせいでは?
でも、それ以上、何か起きそうな気配はありません。
ちょっとおなかが重いけれど、胃袋、いつもよりがんばってるな、って感じ。
あれ?
ということは
シロクマ相方があたったのは、魚や貝じゃなくて
…たこ焼き?
シロクマ相方、よわっ!
あのたこ焼きでこの騒ぎ?
クマ、よわすぎっ!
ツマは気にせず眠ることにしました。
きっと時間が解決してくれることでしょう。
たこ焼き屋さんったら、
最近、急に暑くなったから、たこが傷んでることに気づかず、使っちゃったのね。
前々から胃腸はかなり弱い方ではないかと推測されるクマですが、
それを指摘すると、烈火のごとくお怒りになります。
男たるもの、たとえそれが胃腸であっても、
弱いなんていう言葉を浴びせられるのは許されないようです。
めんどくさいですね。