蜷川幸雄一周忌追悼公演
「NINAGAWA・マクベス」埼玉公演 彩の国さいたま芸術劇場 2017.07.13 18:00~
蜷川さんのマクベス。2015年の公演は見に行くことができなかったので、
一周忌公演に行ってまいりました。
初日です。この日しか行けそうもなかったからだけど、初日だったので、
関係者とか取材の方が多数いらしてました。
蜷川さんの写真もありました。
2015年の公演と、マクベスの市村さん、マクベス夫人の田中裕子さんは再演。
他のキャストは変わってる方もいらっしゃいました。
前回は橋本さとしさん出てたんだよな~今、魔都で活躍中だからなあ・・・
さとしさんも見てみたかったです。
マクベスなんで、内容はマクベスなんですが・・・
セリフとか人物設定は変えずに、時代を日本の戦国時代に移したもので、素晴らしかった。
セットがね。ほんとに素晴らしい。美しい。
舞台全体がお仏壇なんだよね。豪華絢爛だけど、何か厳かな感じが心にささる。
最初に老婆が二人入ってきて、仏壇の両側に座る。
この二人が魔女の役かと思ったら、仏壇の扉を開けて、、、両端に座って、
ずーっと、一緒に芝居を見るという。それも、途中お弁当を食べたり、お茶を飲んだり、
芝居の場によっては涙を流したり・・・ホントに一緒に見ている状態でした。
ちなみに、一人の老婆役の方は、「カフカ」で図書館にやってきた女性役の羽子田洋子さんでした。
三人の魔女は歌舞伎調。そうきたか!という感じでした。
マクベスの話は、ホントにどっぷりマクベスなんですが、
キャストは、腰に刀をさして、戦国武将なんですよね。女性も着物姿。
その格好でありながら、役名は「マクベス」「ダンカン」「マグダフ」と横文字。
アンバランスなわりに、意外と違和感を感じないのは。。。きっと日本の戦国時代も同じような
ことが起きてたからだろうと思うからなのかな。
そして圧巻だったのはラストの「バーナムの森」
森の緑ではなく、桜の木々で森が表現されていて、桜吹雪がこれでもかと舞い続ける。
森が迫ってくるより、ある意味迫力があるかも。照明にあたった花びらがとてもきれいで、
特に、周りが仏壇セットだから、黒とピンクのコントラストがすごくきれいだった。
圧巻の美しさでした。
これを見れただけでも幸せだったなあ~
キャストですが、
市村さんのマクベスは、すごく力が入ってて。。。
けっこう席が前だったので、目力のすごさに圧倒されました。
身体全体から、パワーがあふれてて。。。ほんとにすばらしい。
田中裕子さんのマクベス夫人
美しくて賢い、そしてちょっとずるい・・・
そして、圧倒される。勝手に田中裕子さんて、はかなげな繊細な感じをイメージしてたから、
市村マクベスにも負けない迫力に圧倒されちゃいました。すばらしすぎる。
大石継太さんのマクダフがまたよかった。
存在感があったんですよね。妻子を殺されてからの演技はすばらしかった。
哀しい役だけど、尺尺で見たときとまた違う感じで、さすがだなと思いました。
バンクォー役は辻萬長さん
マクベスの友人でありながら、殺されてしまって亡霊としてでてくるんだけど、
さすがの演技力でした。
こう考えると、NINAGAWAマクベス。どのキャストもみんな素晴らしい。
そして、上にも書いたけど、ホントに美術が素晴らしかった。
カテコの2回目では、「尺には尺を」と同じ、蜷川さんのお写真が・・・
キャストスタッフ皆さんの、蜷川さんへのリスペクトが感じられました。
蜷川さんにとっても、関係する人すべてにとっても、これは大事な舞台なんだなって。
改めて、偉大な人を失ってしまった残念さを痛感しました。
ところで・・・・
さいたま芸術劇場に向かう途中の中学校の前にある手形。
「尺には尺を」のキャストも追加されていました。
藤木直人・多部未華子・辻萬長の3人も
直人もこの仲間にいれてもらってよかったね。
蜷川さんと、この芝居の主演の市村さんのもパチリとしてきました
「NINAGAWA・マクベス」埼玉公演 彩の国さいたま芸術劇場 2017.07.13 18:00~
蜷川さんのマクベス。2015年の公演は見に行くことができなかったので、
一周忌公演に行ってまいりました。
初日です。この日しか行けそうもなかったからだけど、初日だったので、
関係者とか取材の方が多数いらしてました。
蜷川さんの写真もありました。
2015年の公演と、マクベスの市村さん、マクベス夫人の田中裕子さんは再演。
他のキャストは変わってる方もいらっしゃいました。
前回は橋本さとしさん出てたんだよな~今、魔都で活躍中だからなあ・・・
さとしさんも見てみたかったです。
マクベスなんで、内容はマクベスなんですが・・・
セリフとか人物設定は変えずに、時代を日本の戦国時代に移したもので、素晴らしかった。
セットがね。ほんとに素晴らしい。美しい。
舞台全体がお仏壇なんだよね。豪華絢爛だけど、何か厳かな感じが心にささる。
最初に老婆が二人入ってきて、仏壇の両側に座る。
この二人が魔女の役かと思ったら、仏壇の扉を開けて、、、両端に座って、
ずーっと、一緒に芝居を見るという。それも、途中お弁当を食べたり、お茶を飲んだり、
芝居の場によっては涙を流したり・・・ホントに一緒に見ている状態でした。
ちなみに、一人の老婆役の方は、「カフカ」で図書館にやってきた女性役の羽子田洋子さんでした。
三人の魔女は歌舞伎調。そうきたか!という感じでした。
マクベスの話は、ホントにどっぷりマクベスなんですが、
キャストは、腰に刀をさして、戦国武将なんですよね。女性も着物姿。
その格好でありながら、役名は「マクベス」「ダンカン」「マグダフ」と横文字。
アンバランスなわりに、意外と違和感を感じないのは。。。きっと日本の戦国時代も同じような
ことが起きてたからだろうと思うからなのかな。
そして圧巻だったのはラストの「バーナムの森」
森の緑ではなく、桜の木々で森が表現されていて、桜吹雪がこれでもかと舞い続ける。
森が迫ってくるより、ある意味迫力があるかも。照明にあたった花びらがとてもきれいで、
特に、周りが仏壇セットだから、黒とピンクのコントラストがすごくきれいだった。
圧巻の美しさでした。
これを見れただけでも幸せだったなあ~
キャストですが、
市村さんのマクベスは、すごく力が入ってて。。。
けっこう席が前だったので、目力のすごさに圧倒されました。
身体全体から、パワーがあふれてて。。。ほんとにすばらしい。
田中裕子さんのマクベス夫人
美しくて賢い、そしてちょっとずるい・・・
そして、圧倒される。勝手に田中裕子さんて、はかなげな繊細な感じをイメージしてたから、
市村マクベスにも負けない迫力に圧倒されちゃいました。すばらしすぎる。
大石継太さんのマクダフがまたよかった。
存在感があったんですよね。妻子を殺されてからの演技はすばらしかった。
哀しい役だけど、尺尺で見たときとまた違う感じで、さすがだなと思いました。
バンクォー役は辻萬長さん
マクベスの友人でありながら、殺されてしまって亡霊としてでてくるんだけど、
さすがの演技力でした。
こう考えると、NINAGAWAマクベス。どのキャストもみんな素晴らしい。
そして、上にも書いたけど、ホントに美術が素晴らしかった。
カテコの2回目では、「尺には尺を」と同じ、蜷川さんのお写真が・・・
キャストスタッフ皆さんの、蜷川さんへのリスペクトが感じられました。
蜷川さんにとっても、関係する人すべてにとっても、これは大事な舞台なんだなって。
改めて、偉大な人を失ってしまった残念さを痛感しました。
ところで・・・・
さいたま芸術劇場に向かう途中の中学校の前にある手形。
「尺には尺を」のキャストも追加されていました。
藤木直人・多部未華子・辻萬長の3人も
直人もこの仲間にいれてもらってよかったね。
蜷川さんと、この芝居の主演の市村さんのもパチリとしてきました
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