もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「ホテルマジェスティック」見てきました(ネタばれあり)

2013-03-09 01:46:23 | お芝居
『ホテルマジェスティック ~戦場カメラマン澤田教一 その人生と愛~』 新国立劇場中劇場 2013.3.7 19:00~


玉木くんの初舞台だそうで・・・
何となくチケットを取ったら、当たっちゃって・・・それも初日。
夜だからどうしようかな~と思ったんですが、せっかく取れたのでと、行ってきました。


実在した戦場カメラマン澤田さんのことを描いた芝居とのこと。
戦場カメラマンと聞くと。。。あの方しか思い出さないんですけどね(汗)

場所は新国立劇場です。
会場に着いたのが、開演10分くらい前だったんですが、ロビーがすごい人で、初日だし、係りの人に思わず
「まだ中に入れないんですか?」って聞いてしまった。。。
そしたら、パンフレットなどを求める列がすごいことになってました。

そしてロビーは初日だから。。。お花がたくさんで、香りというより、もうにおいって感じですが、すごかった。
花粉症の私の鼻にはつらかった。

会場は圧倒的に玉木くんのファンって感じの方が。。。年齢層は直人ファンと同じ感じで、なんか癒される(笑い)
真ん中中段の関係者っぽい人が男性だけど、それ以外はほぼ女性です。すごいな~
直人の初舞台「冬の絵空」のときを思い出しました。

んで、玉木くんは初舞台だから、初めて舞台に来る方も多いようで(直人のときと同じだ)
なんかね、始まっても袋ガサガサとかね、ちょっと慣れてない感が。あと、玉木くんが登場すると、なんか空気が変わる感ありありで面白かった。息をのむっていうの?

私は直人ファンだったから「冬の絵空」のときは思わなかったけど。。。あ~あのとき、じゅんさんとか、生瀬さんとかの
ファンの方にいろいろ言われてたのがわかる気がしましたよ。私たち直人ファンって、一般の演劇ファンの方にこういう風に
思われていたのね~って・・・・


さて、芝居ですが・・・
とてもよかったです。実在した人の話だし、ストーリーがわかりやすいしね。
それと、初舞台初座長の玉木くん、熱演でがんばってました。よかったですよ~
たぶん初日だから、すごく緊張してたと思うけど、慣れない津軽弁でがんばってました。

あ!!上演時間は休憩含めて2時間半。(1幕55分、休憩15分、2幕80分)
初日は夜の部で19:00~でしたが、カテコも終わって外に出たのは、21:40くらいでした。


物語の内容は

1956年、青森。写真店に勤める澤田教一(玉木宏)は11歳年上の女性、田澤サタ(酒井美紀)と結婚。「カメラでサタさんを幸せにする」と心に誓った教一はその後、アメリカの通信社であるUPI通信に入社するも、編集の仕事ばかりでカメラマンの仕事には恵まれなかった。そんな中、1965年にベトナム戦争の現場を取材すべく、1ヵ月の休暇を取って自費で単身現地入り。世界中のジャーナリストが取材拠点とする「ホテルマジェスティック」のロビーに彼はいた。そこには、UPIサイゴン支局員の大河内竜司(別所哲也)、女性戦場カメラマン・平良かおる(紫吹淳)、アメリカへの永住権取得を夢見て米軍の傭兵として働く湯川春生(徳山秀典)。そして教一の中学高校時代の同級生で商社マンの中嶋謙三(秋山真太郎)もいた。彼らの制止を振り切りベトナム戦争の最前線で撮影を続けた中の一枚「安全への逃避」が、アメリカジャーナリズム界の最高峰“ピュリツァー賞”を受賞し、教一はトップカメラマンの仲間入りを果たす。危険な戦場に身を置く教一を案じ「一緒に日本へ帰ろう」と言うサタ。「まだ帰れない」という教一。そこにはそれぞれの思いがあった…。
(公式HPより)


で、昨日、始まったばかりなので、ネタばれ(といっても実話だし、あんまりネタばれ感はありませんが)になるといけないので、少しスペース空けます。
これからご覧になる方は、ご注意ください。















物語は青森津軽の風景から。舞台真中に桜の木があり。。。
そこで玉木くん演じる教一が、酒井美紀さん演じるサタにプロポーズするところから始まります。

そして次の場は、ベトナムのホテルマジェスティックのロビーに。
教一は、休暇を取って、この戦場に勝手にくるわけです。ここで、UPIの別所さん演じる大河内や、カメラマン、また現地で働く日本人たちと会います。最初はドギマギして、前線に飛び出ていくカメラマンたちに乗り遅れてしまう教一。しかも接写用のレンズしか持ってきていない教一に大河内は「帰れ」といいます。
しかし、教一は戦場に出ていき、ついには、ピュリツァー賞という大きな賞を取ることができました。

そして1年が過ぎ、ホテルマジェスティックにサタが訪ねてくる。危険な戦場に出ていく、夫を迎えにきたわけです。
しかし、教一はまだ帰れないといいます。結局、サタもベトナムに住むこととなり、ホテルで他の面々と一緒に暮らしながら教一を支えていきます。
次第に、戦争写真を撮るうちに、教一の精神は極限までむしばまれていき、それを見かねたサタは大河内に相談します。
そんな折、教一の写真集が計画されているさなか、教一は、ベトコンにつかまってしまいます。心配する面々、自分を責める大河内。。。
しかし、教一は帰ってきます。

日本に帰ることとする教一とサタ。青森に帰って暮らすという。
飛行機のチケットもとり、もう帰るというときに、まだ1枚撮りたい写真があるから、それを撮ったらすぐに戻るという教一。
撮りたい写真は戦場に咲く花の写真だった。しかし、その花を撮り終わったとき、銃弾に倒れてしまう。

再び青森の風景。サタがひとりで桜の木の前で、教一に話しかけている。
教一は遠い空からサタに話しかける・・・自分の分まで生きてほしい。


とてもいい話ですよね。まとまっていて、見やすかったし。セットもきれいだった。
ジャングルまでしっかり作ってありましたね。

紫吹さん演じる女性カメラマン平良とか、大河内もそうだけど、あと徳山くん演じる、グリーンカード欲しさに米軍の傭兵で働く湯川、教一の同級生で商社マンの秋山くん演じる中嶋。。。彼らの背景とか想いとかもしっかり描かれていました。

ストーリーがシンプルだから、わかりやすいし、物語に入り込みやすく、感動的な話だったと思います。
サタの気持ちになってみちゃうから、教一が一度ベトコンに捕まったときとか、いれこんじゃいますよね。
銃弾に倒れて亡くなることは最初から知ってるんで、ベトコンに捕まったけど戻ってきたときは、かなりグッときました。

しかし。。。。ですよ。私の場合、隣の席の女性が、ものすごい横で泣いてましてですね。。。1幕から泣いちゃってたりして、申し訳ない。。。それにドン引きしちゃって、泣けなかったです。
気になって気になって、、、鼻すすって泣きっぱなしなんだもん。そこまで泣くか~って!!


全体的に静かな芝居でした。
まあ、つい先週、劇団新感線のチョーにぎやかな芝居を堪能していたので、音楽も効果的にしか入ってこないような静かな落ち着いた芝居が、なんか新鮮でした。

欲を言えば、ホテルで「だるまさんころんだ」やるとかの、ちょっとふざけたシーンが長すぎかな。
たぶん癒しを出すようなつもりで入れたシーンだと思うんだけど、なんかな~って思っちゃいました。
それと、最後の教一の独白もちょっと長かった。。。せっかく感動してるところなのに、長いからさめちゃうのでもう少し短いといいんじゃないかなって思いました。

役者さんの感想ですが

玉木くんはさっきも書いたように、初舞台なのに堂々としていてがんばってたと思います。
声がいい役者さんですからね。これからどんどん舞台にも出ていけばと思います。

それからすごくよかったのは、別所さん。さすがですね~レミゼとか出てるしね。
でも、ちょっと太った?
舞台のベテランだから、カテコのときとか、リードしてましたね。
一緒に袖に入ろうとする玉木くんを、「君は最後まで挨拶しなさい」というように残して。。。
うん、「冬の絵空」のときに、直人を舞台に残す生瀬さんを思い出しました。

酒井美紀さんは、実は苦手な役者さんなんですけど、声と滑舌がいいので、舞台向きかもしれないですね。

紫吹さんは、めっちゃ宝塚でしたね。
「海盗セブン」の大地真央さん、「里見八犬伝」のときの香寿たつきさんもそうだったけど、いるだけで華があるんだよね~
私は、一番紫吹さんの演じた平良というカメラマンが好きでした。

徳山くんはけっこう好きな役者さんなんだけど、、、遠目だったから、最初徳山くんてわからなかったです。
それから劇団EXILEの秋山くんは、一番コミカルな役でしたけど、なかなかいい味だしてました。

初日のカテコは3回かな。
先ほども書きましたが、別所さんが玉木座長を立ててたって感じでした。
3回目はスタオベだったかな。
玉木ファンからさかんに声援が飛んでましたね。「玉~」って何回も叫んでた人がいたような・・・
そういう風にファンに呼ばれてるのねって新鮮でした。
玉木ファンは直人ファンより、ずっとバイタリティあふれて元気で積極的かもって、感動でしたよ~

きっと、千秋楽は玉木くん泣いちゃうのかな?
芝居のカテコはしゃべるわけじゃないけど、千秋楽はマイク持つことありますもんね~
あ!NACSとかゴージャスは普通にカテコがアフタートーク状態になるけど(笑い)
ファンの方は、ぜひ千秋楽を見に行くといいと思います~(チケット完売してそうだけど)

なかなか、いいお芝居を見たと思います~
感動的で、ほっこりしてて、戦争とか自分の生きる意味とか考えさせられるお芝居でした
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« BSコンシェルジュ | トップ | 「神様のボート」初回感想 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お芝居」カテゴリの最新記事