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もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

舞台「祈りの幕が下りる時」 見てきました

2025-06-08 01:33:09 | お芝居
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東野圭吾シアター 舞台「祈りの幕が下りる時」 サンシャイン劇場 2025.05.24 13:00~

5月のrecriのチケットは、これでした~
東野圭吾シアターって、もうずっとやってるの?と思ったら、これが第一弾だったんですね。

加賀恭一郎シリーズ。加賀さんというと、ドラマや映画で演じてる阿部寛さんのイメージがめっちゃありますよね~

キャラメルボックスの成井さんが脚本演出。
キャストは、うーんよくわからないけど、多田直人さんはキャラメルボックスの人ですよね。前に見たことがあるような。
他の方もキャラメルボックスの劇団員の方も多かったようです。

さて、話の内容は
「東京都葛飾区小菅のアパートで腐乱遺体が発見される。
被害者は滋賀県在住の30代女性・押谷道子。
殺害現場となったアパートの住人・越川睦夫は消息を絶っていた。

捜査一課の松宮は、殺害時期や現場が近い新小岩での河川敷で発生した「ホームレス焼死事件」との関連性を調査していた。
やがて松宮は、道子が中学の同級生で演出家の角倉博美を訪ねて、上京したことを突き止める。
しかし角倉博美には確かなアリバイがあり、捜査は進展しない。

捜査を進めるうちに、現場の遺留品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀恭一郎は激しく動揺する。
それは失踪した加賀の母に繋がっていた。」(公式より)

この話は映画化された話でもあり、加賀さんが家族の話や、なぜ日本橋暑の所轄刑事なのかということがわかる、シリーズ10作目でありながら
加賀さんの初期の話ともいえるもの。

基本的に、小説の内容をなぞってストーリーが構成されてるので、展開や謎解きなどは、小説を読んだり映画をみたりすればわかります。

ただ、こういう推理小説って舞台にするときに、難しいよな~と思ってました。
映像ならば、事件の現場、捜査状況(聞き込みとか、現場検証とか)、警察の会議、刑事の推理などなど、順を追って展開させていけるけど、
舞台の場合、いろんな場を作れるわけでもないし。。。

今回は、キャストが場が変わるときに、ナレーションを入れてくれて、わかりやすくなってました。
舞台上では演じられないストーリーを整理して説明してくれるので、スムーズに見ることができました。
2時間という上演時間の中では、全部は見せられないし、テンポよく進めるためには、必要ですよね。

仙台のスナックにある女性(加賀の母親の百合子)がやってくることから始まり、そこから年月がたつ。
その年月の経ち方も、上に書いたようにキャストのナレーション。
(え?キャストの見た目はほとんど変わってないのに、16年とか経っちゃってるのねと思ったのは内緒)
百合子は病気で亡くなってしまい、彼女の恋人だった綿部が彼女の子供(加賀)の連絡先をスナックの経営者に教えたが
その後失踪してしまった。加賀が仙台に遺骨を取りに行く。

スナックのセット、加賀の部屋、捜査本部などは、ものを少し入れ替えるだけで、うまく表してました。

そして滋賀から上京した押谷道子という女性がアパートで殺されていた事件と、都内河川敷でホームレスの焼死体の事件。
関係ないようなこの二つの事件に関係があるのではと思ったのが警視庁の松宮(加賀のいとこ)
松宮は加賀に相談に行く。ここで、加賀が捜査に非公式に加わっていくわけです。

押谷は、同級生の角倉(浅井)博美に会うために状況していて、角倉は加賀と面識があった。
角倉は明治座で舞台をしていて、彼女は演出をしていた。楽屋に聞き込みにいった加賀たちは、カレンダーの特定の日時に印があることをみつける。
そのカレンダーの印を見て、加賀は押谷が殺されていたアパートに残された遺品のカレンダーと同じ日で、さらにそのカレンダーに書かれた日本橋の橋の名は、
加賀の母の手帳にあったものだとわかり。。。。加賀は積極的に事件にかかわっていく。

事件は、浅井博美の過去に関わるものだった。
押谷は滋賀の施設で浅井博美の母を見かけた。博美の母はどうしようもない人間で、浮気も借金もして勝手に家を出ていったのだった。
父親の忠雄と博美は借金とりから逃げていたが、結局忠雄は自殺。そんな悲しい過去があったのだった。
博美は担任の苗村先生から守られて、卒業。東京に出て劇団に入り、活躍を始めていた。

加賀は母の恋人だった綿部を調べると、原発作業員だったのではと思われる。
ところで、綿部はどうして加賀のことを知っていたのか。綿部は百合子が子供を置いて出てきたことを後悔していることを知って
加賀のことを調べ、剣道大会で優勝したことを調べ、その時の雑誌を手に入れていたのだった。
しかもその雑誌を調べたのは浅井博美らしかった・・・

博美の父親が綿部でないかと仮説をたて、調べていくと。。。DNA鑑定から二人が親子だとわかる。
父親は生きていた。ならば。。。
博美は父と夜逃げして能登半島に来た時(二人は心中しようとしていた)、旅館で原発作業員だった横山と出会い、
横山が博美のことを襲おうとしたため、横山を殺してしまった。父親は横山を崖から落とし、横山に成りすまして生きることとし、
博美はそのまま滋賀に戻って苗村先生の庇護を受けながら生きていた。
博美と苗村先生は恋人同士だったが、東京に出てきてからも離婚をしてついてきて、つきまとわれるようになった。

父親と博美は連絡を取っていたが、苗村先生にばれてしまい、父親は苗村を殺してしまった。
その後、会うのはやめようとなり、カレンダーにあった月に一度、日本橋の橋洗いの日に、お互い遠くから元気でいることを確認することとしたのだった。

押谷も偶然、明治座の舞台を見に来た時に父親と会い、真実を知られると博美の今後によくないと、父親が殺害したのだった。

博美は加賀から、事件の真相を聞かされ、自殺しようとする父親のところに向かう。
そして父親の首に手をかけ。。。。


原作をよく舞台化したな~というのが、一番の感想。
できあがってる話で、それもミステリーを舞台にするって、難しいと思うんですけど、
バラバラに起こる事件が、だんだんとつながっていき、真実が明らかになっていく様子を
とてもわかりやすく見せてくれました。


この話は、親子の愛情がキモとなってて、博美と父親のお互いを思いあう気持ちに泣けました。
それと、加賀と母の親子愛も。母親が家を出ていった理由も明らかになって、加賀にとってもよかったですね。

キャストに関してですが、
加賀を演じていた多田さん。松宮を演じていた小西さんとも、とてもよかったです。
ただ、私の場合、阿部寛、溝端淳平のイメージがこの二人の場合、あまりにも強くて、脳内でついつい置き換えてしまったりして。
強烈な二人がドラマだ映画だと、何作も続けてだと、どうしても。。。。

他の役者さんたちもいろんな役を演じていて、大変だったんではと思いました。

ただ、私。。。キャラメルボックスの方の声の出し方がちょっと苦手なんですよね。(久々に見に行って思い出した)
なんだろう、いかにも演劇です!という発声で。
他の芝居見に行くと、もっと自然にしゃべってるのに、すごくセリフを言ってます!感を強く感じてしまうんですよ。
私の感じ方だけかもなんですけどね。

東野圭吾シアターは、このあとも続くんですね。
機会があれば、また見に行こうかなとも思いました。


コメント
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